今日9月10日は「世界自殺予防デー」です
本日9月10日は『世界自殺予防デー』です。
2003年にスタートして以来、11回目となりました。毎年、多くの個人・団体そして国がこの取り組みに参加するようになっていきました。
自殺予防に取り組む世界的な団体である『国際自殺予防学会(IASP)』の代表であるエラ・アレンズマン教授からのメッセージが動画で掲載されました。
(*早口ではありますが、決して難しい英語を話している訳ではありませんので、YouTubeの字幕機能をオンにしてご覧くださいませ)
つながりを少しずつ強めていけるようになりたいですね
今年の『世界自殺予防デー』のテーマは
『自殺予防、1つにつながる世界(Suicide Prevention: One World Connected)』
です。
人のつながりが薄れて、社会的に孤立していくことは、自殺の危険を高めていきます。
その逆に、人のつながりが強まって、社会的なつながりが増すことが自殺のリスクを低めることも研究から明らかになっています。そうしたことが今年のテーマ設定の理由になっています。
つながりは、とても大切です。
でも…。
今の経済社会状況の中でふつうに暮らしていれば、どんどんつながりは薄くなるのが当たり前の状況です。
どうやってつながりを強めていけば良いのか、その答えはフジノにもなかなか見つかりません。
『IASP』でも何とかつながりを強めていく為に、世界のあらゆるまちで、あらゆる取り組みを行なっています。
例えば、今年はこのマークを掲げた自転車で(あるいはランで)長距離を走るというキャンペーンも行われます。
日本でもこの取り組みを行なう方がエントリーしておられました。このマークを付けた自転車が今日国内42kmを走破する予定です。
もしも見かけた方がおられたら、ぜひ声をかけてあげて下さいね。
あなたの気持ちを「窓辺に灯したキャンドル」で表して下さいませんか?
つながりを強める、という行為はとても難しいです。
今日から日本では1週間にわたって『自殺予防週間』のいろいろな取り組みが行われます。
でも、こうした取り組みは、自殺対策にふだんから関わっている専門家がメインで、なかなか一般の方々が参加しづらいかもしれません。
フジノは、こうした大掛かりな取り組みなどではなくて、あなたにも『こころの中』でこの日を一緒に連帯の気持ちで迎えてほしいと願っています。
その1つのカンタンな取り組みが『Light a Candle Near a Window at 8 PM on World Suicide Prevention Day』です。
夜8時に窓辺にキャンドルを灯そう
大切な方を自殺によって亡くした方々や、自殺をこの世界から無くしたいと願う方々や、世界自殺予防デーをはじめとする自殺対策の取り組みをサポートしたいと感じているみなさま…。
今夜8時、窓辺にキャンドルを灯してみてくださいませんか。
昨夜のスーパームーンをたくさんの方々が外に出て見上げたと思います。
そして今夜は、窓辺に灯るたくさんのキャンドルを見て、人々がつながりあう気持ちを持てたらいいなあとフジノは願っています。
人と人とがつながる、それはとても難しいことです。
だからこそ、『ささやかなこと』かもしれないけれど、今できることを1つだけでも試してみてほしいのです。