オスプレイが横須賀に飛来します
先ほど、米軍基地関係を担当する政策推進部渉外担当部長から、全市議会議員宛に報告がありました。
オスプレイの横須賀への飛来について、防衛省南関東防衛局から以下の情報提供があった、との報告です。
取り急ぎ、報告します。
平成26年10月20日
防衛省
横須賀海軍施設へのMV-22オスプレイの飛来情報について
本日、米側から米海兵隊のMV-22オスプレイ1機が、横須賀海軍施設の状況を把握するため、10月25日(土)に同施設に飛来する可能性があること、並びに、これに伴い、同月24日(金)及び25日(土)に厚木飛行場に立ち寄る可能性がある旨の情報がありましたのでお知らせします。
なお、本計画は天候等の影響により変更の可能性があります。
市長のコメント
これに対して、吉田市長は以下のコメントを出しました。
オスプレイについては、日本政府として安全性を十分に確認し、日本国内における飛行運用についても、平成24年9月の日米合同委員会において、地域住民に十分な配慮がなされ、最大限の安全対策が採られることを、日米両国間で合意していると承知しています。
また、日本政府においても、ティルト・ローター機の導入を計画していると聞いています。
オスプレイは、従来機に比べ、災害救援・人道支援活動においても優れた性能を有しているとのことであり、本市のように半島に位置し、飛行場が無く、
災害時に交通の分断等が懸念される自治体にとって、災害救援等においての重要性については認識しているところです。
一方で、オスプレイに限らず、航空機等の運用にあたっては、引き続き、地域住民に十分配慮し、安全の確保については万全を期すよう求めてまいります。
フジノの見解
2年前のピースフェスティバルについて記したブログ記事に、フジノはこう記しました。
オスプレイの配備は沖縄だけの問題かのように誤解されています。
確かに今は沖縄のまちの空を飛んでいます。けれども今後はさらに北海道をのぞく日本全国の空を飛び回ろうとしています。
必ず横須賀の空にもやってくるはずです。
そんな現実を、あなたはご存知でしたか?
この言葉が現実のものとなってしまうことは極めて残念であり、許すことはできません。
アメリカ軍は、2012年現在において、世界一優秀な軍隊のはずです。
そもそも軍隊とは、味方の犠牲は最小にする為に、最善の対応をとるべきです。あらかじめ、想定できるあらゆるリスクを取り除くことは、軍隊として当然の在るべき姿です。
それなのに、何故こんな欠陥だらけのオスプレイを配備することにこだわるのか…事故が起これば、たくさんの市民が犠牲になります。加えて、せっかく育成した自軍のパイロットも失なうことになります。
配備そのものがハイリスクなのに、得られるリターンはとても低い訳で、合理性は全くありません。
市民のみなさまが配備に反対するのは当然のことです。
こうしたフジノの見解は、2年が経った今も変わりません。
吉田市長のコメントは、アメリカ軍と防衛省の説明をうのみにしており、自らのまちの市民を守る為のリスク判断が甘いです。
吉田市長が信じている『安全性の高さ』が事実ならば、それをもっと市民のみなさまにご説明できるように、アメリカ軍と防衛省に対してもっと情報提供を求めるべきです。
それができない以上、横須賀への飛来も拒否・反対すべきだとフジノは市長の姿勢を批判します。