ミナケアの山本雄士さんと意見交換をさせていただきました
4ヶ月前からお会いしたいと望んでいた、『株式会社ミナケア』の社長である山本雄士さんとお会いすることができました。
『ミナケア』とは、『パブリックヘルスリサーチセンター』とともに、横須賀市とタッグを組んでデータヘルスにチャレンジしてくれているパートナーです。
山本社長はお忙しい方なので、個別にアポイントメントを取るのは難しい。
そこで今日のシンポジウムの存在を8月に知り、申し込みをしました。
今日のシンポジウムは合計5時間の長丁場だったのですが、前半は国の政策に関与する人々、後半は新進気鋭のイノベーターたち、というような形でした。
政策の視点から
- 高橋泰さん(国際医療福祉大学院・教授)
- 山下護さん(厚生労働省)
- 白石秀俊さん(国土交通省)
- 梅村聡さん(前参議院議員)
- 庄子育子さん(日経ヘルスケア編集委員)
ビジネスの視点から
- 石川雅俊さん(国際医療福祉大学院・准教授)
- 山本雄士さん(株式会社ミナケア代表取締役)
- 上田圭一郎さん(経済産業省)
- 斐英沫さん(株式会社メディファーム代表取締役)
- 浅井英里子さん(日本GE株式会社執行役員)
- 長英一郎さん(東日本税理士法人副所長)
山本さんは後半のご出演でした。
フジノはこの機会を逃さない為に、講義の前と後とそれぞれ10分間ほどお時間をとっていただいて、山本さんと意見交換をすることができました。
現在進行形のレセプト解析についてだけではありません。
フジノは市議会議員として、横須賀市が様々な部局でそれぞれに行なっているとても良い取り組みを把握しています。
例えば、教育委員会のスポーツ課の取り組み。保健所健康づくり課の取り組み。福祉部の高齢福祉課の取り組み。市民部による町内会のみなさんとの取り組み。
さらに市役所だけでなく、県立保健福祉大学の鈴木志保子教授による素晴らしい実践研究(明浜小学校・久里浜中学校をはじめ、幼稚園・保育園でも行なっておられます)なども把握しています。
また、全国では80%の方が病院で亡くなっている現状がある中で、横須賀市では在宅での看取りをすすめており、病院で亡くなる方々は全国平均を大きく下回って65%であることなどをお伝えしました。
つまり、『ミナケア』のパートナーである福祉部健康保険課だけではなくて、横須賀市の全世代に対して行われている市役所な以外のあらゆる取り組みを包括的にお伝えしました。
フジノの目的は、全世代の市民のみなさまの健康アップです。
山本雄士さんの著作を全て読みましたが、そうした想いは全く同じだと感じてきました。
そこで、今回フジノが情報提供をし、現在のレセプト分析以外の包括的な取り組みを一緒に考えていってほしいとお願いしました。
現在、日本全国を見回しても、2025年・2050年問題に立ち向かう為の健康政策(保健政策)に『全国に通用する1つの正解(ナショナルモデル)』はありません。
フジノは、今、全国各地で少しずつ芽生えてきている『あらゆる実践』=『ローカルモデル』の中から、いずれいくつかの『ナショナルモデル』が生まれると信じています。
そして、その1つは横須賀市が実現すると本気で考えています。
こうした想いを山本社長にお伝えしてきました。
シンポジウムの後に懇親会もあったのですが、フジノには別の仕事があったので参加できず。お話は短時間のみでした。
けれども今日はきっとイントロダクションです。
これからもきっと機会は何度もあるはずです。
すでに日本には、健康政策に対して同じような想いを持つ異業種の人間がどんどんアイディアを出し合って実践しあってつながっていく場ができています。
より良い実践をさらに重ねて、2025年・2050年を乗り越える日本にするだけでなく、誰もが亡くなるその瞬間まで「生きていて良かった」と感じられるようにフジノは変えたいです。