(前回の記事から続いて、国立特別支援教育総合研究所の一般公開の様子を紹介しております)
*写真ばかりの掲載でごめんなさい。文章は少しずつ書いていきます。
無音響の部屋
続いては、聴覚に障がいのあるこどもたちへの教育についてのコーナーです。
ものすごいぶあつい鋼鉄の扉の中に入ると、スポンジみたいな壁でつくられた無響室(残響がとても少ない空間)がありました。
なにぶん、フジノはパニック障がいもちなので閉じ込められた空間に居ると発作が出てしまうので、こちらは外からだけ見学しました。
参加者のみなさんは、その中で扉を閉めた中で実際の無響を体験しておられました。
スヌーズレン
続いては『スヌーズレン』です。
スヌーズレンとは、『探索とリラクゼーション』と説明パネルには記してありました。
障がいのあるこどもたちの中には、リラックスをするということがなかなか難しい、という子もいます。そんな子たちがここでリラクゼーションを体験してくれたらいいなと感じました。
「ぜひ寝転んでみてください」と言われて、フジノも体験してみました。
教材・教具の展示室
フジノがいろいろな論文を読んでいると、ICTを使った教材や機具は特別支援教育とすごく相性が良い、こどもたちに良い成果をもたらしている、という結果が出ています。そこで、市議会でも以下のような提案をしたことがあります。
2012年9月5日・教育福祉常任委員会での質疑
フジノの質問
もう1つの視点を申し上げたいと思うのですが、すでに「特別支援学校においてはタブレット型パソコンの導入は子どもたちの学力向上に大きな効果がある」と言われています。
東京大学と全国の特別支援学校でのモデル事業でも「効果が高い」と報告をされています。
本市においても、特別支援学校や特別支援学級などにおける導入は検討すべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
教育研究所長の答弁
すでに夏までの間に、指導主事がいろいろな学校に出向きましたが、その際に特別支援学校、それから特別支援学級の、全部ではありませんけれども、先生の方から「そのようなデモ環境を子どもたちに使わせて効果を試したい」という声が出ています。
もうすでに業者との連携というところでは動き始めていまして、今年度デモ環境で子どもたちがどのような活用をして、どのような効果があるかというところは結果が出るかと思っております。
この質疑でフジノが提案したことが、まさに『特総研』のこのコーナーにはありました。
iライブラリー
呼気スイッチは、口にくわえて軽く息をふきかけることで反応してくれます。こうした器具の進化は本当にありがたいです。
肢体不自由のある方々への教育コーナー
生活支援棟へのツアーも行われました