米海軍横須賀基地へのイージス艦追加配備の問題
先月発表された、米海軍横須賀基地へのイージス艦の追加配備(2017年夏と言われています)の問題。
実際に追加配備されれば合計11隻体制となり、「これほど多くのイージス艦が配備されていることは世界中で見ても極めて特異なこと」との声もあがっていました。
こうした状況を不安に感じる市民も多く、本日、横須賀市副市長が防衛省を訪れました。
副市長が防衛省を訪れて照会文を防衛大臣宛に出しました
その結果について、担当部長から全議員宛に以下の報告がありました。
イージスBMD艦の追加配備に関する国への照会について
- 日時:平成26年11月19日(水)15:00~15:15
- 場所:防衛省
- 往訪者:横須賀市副市長 沼田 芳明
- 対応者:防衛省地方協力局地方調整課長 古屋 剛
- 照会の目的:イージスBMD艦の追加配備に関し、増隻による本市への直接的な影響を確認する為。
- 照会内容:
沼田副市長が、口頭にて照会文(別紙)を読み上げ、手交した。
今回のイージスBMD艦の追加配備に関し、一定の理解はするところだが、米海軍横須賀基地における艦船の増隻は、1992 年以来であり、市の基本構想および基本計画において、「可能な限りの米軍基地の返還」を掲げている。
今回の追加配備に対し、国から丁寧でしっかりとした説明を求めるとともに市民生活への直接的な影響について照会した。
- 回答要旨:
古屋地方調整課長から、以下の回答があった。・今回のイージスBMD艦の追加配備について、横須賀市が様々な懸念や不安があることは十分認識している。
・防衛省としては、横須賀市が、これまで我が国の安全保障のために、日米同盟及び米軍の活動に理解と支援をいただいていることに深く感謝している。
・本日、伺った内容については、真摯に受け止め、誠意を持って対応する考えであり、また、いただいた質問についても、大臣に伝え、しっかりと回答させていただく。
上の文章中にある『照会文』とは、こちらです。
横須賀市長の名前で防衛大臣に対しての文書となっています。
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国政では解散総選挙が目前にありますが、そうした政局とはカンケーなく、早期の回答がなされることを望みます。
またみなさまにお伝えできる情報があれば、どんどんお伝えしてまいります。