合計14日間の「ひとり自殺対策街頭キャンペーン」を終えました
昨年12月20日からスタートして本日1月4日まで、14日間にわたっての『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』を行なってきました。
そしてついに最終日です。
今日は、追浜駅前と横須賀中央ワイデッキの2ヶ所をメインに行ないました。
いくつかの駅では下車して活動を行なったものの、あまりにも通行人の方々が少ないので15分ほどで切り上げて移動しました。
本日も移動手段は『電車』です。
いつもながら京急の車両内が混んでいても、メガフォンにパネルを持って立っているフジノのまわりからはお客さんが避けていきます。
●
生まれ故郷である追浜のみなさんは優しかったです。
中高年の男性がフジノのもとにやってきて、こう声をかけてくれました。
「フジノさん。あなたは良いことを言ってるんだから、堂々とマイクでお名前を名乗ったほうがいいよ。
パネルにもどこにもあなたのお名前が書いてないし。
市議会議員である藤野英明だと名乗ったら、聴いている人は内容の信頼度が全然違くなるからさ」
フジノはその方のお言葉に感謝しつつも
「いいえ、名前を売りたいだけの政治屋の人たちと一緒にされたくないのです。今日はあくまでも『横須賀こころの電話』の存在を知ってほしくてやっている活動なのです」
と、その後も意地でマイクで名前を名乗りませんでした。
追浜駅前での『街頭キャンペーン』は毎年とても評価が高くて、感謝の気持ちばかりです。
通り過ぎていく車からクラクションを鳴らしてフジノに合図をして下さったり、すごく温かい気持ちになります。
●
そして、最後のゴール地点に戻る為に、再び京浜急行に乗り込みました。今度は下り線です。
下りホーム、混んでるのに、フジノのまわりだけガラガラ。。。
駅のホームでも、みなさんフジノの周りから離れていきます。
そりゃあ、そうですよね(苦笑)
●
横須賀中央駅の改札を出て、右上の空を見ると、すごい綺麗な月がでていました。
ここでフジノは14日間のラスト『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』をスタートしました。
上下線の電車が横須賀中央駅に止まって、改札口からたくさんの人々が流れ出てくるたびにフジノは
「改札の右上の空をご覧下さい。今夜の月はとても美しいですよ」
と語りかけました。
すると、多くの方々が歩きながら月を見つめて下さる。
「明日から『仕事始め』の方も多いと思うのですが、疲れた時やギザギザした気持ちの時には、ぜひ空を眺めたり、月の美しさによって、うまくスイッチを切り替えて下さいね」
とお伝えしました。
●
ワイデッキは『政治家フジノ』が生まれた場所です。
いつもながら酔っぱらいの方々も何人もフジノに絡んできますが、多くの方々が今夜もみんなとても優しかったです。あらゆる立場の方々が話しかけてきて下さいました。
最後の最後にフジノが
「市役所が開く明日からも、自殺対策はずっと続けていきます。
ただ、市内各駅を14日間にわたって回って行なってきた『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』は今夜、今ここワイデッキでもって終わります」
と述べると、拍手と「おつかれさまー!」の声がかかりました。
(こちらの記事もご覧下さい。実は、こんな出来事もあったのです)
ワイデッキを通る市民の方々の温かさに、思わず涙が出そうな気持ちになりました。
●
御用納めから9日間も連休になってしまった市役所をはじめとする官公庁は、ようやく明日から『仕事初め』です。
フジノはようやく市役所のみなさんの大きな力を借りて、さらに取り組みを前に進めていくことができるようになります。
人々のいのちと暮らしを守る為の仕事に、終わりはありません。
『街頭キャンペーン』は、『越年・越冬』『官公庁の休暇期間』における、『公的支援の欠如』を埋める為のフジノなりの取り組みに過ぎません。
生きづらいこの社会において市民のみなさまが少しでも健康で暮らしやすい日々を送ることができるように、市役所全体をあげて明日からは取り組んでいきます。
●
14日間、それぞれの駅にて声をかけて下さったみなさま。また、ツイッターやメールなどで激励の声をかけて下さったみなさま。本当にありがとうございました。
フジノは、そうしたみなさまの声に背中を押されて今季も14日間連続で頑張り続けることができました(マラソンカフェトークの日を除きます)。
ご協力を頂いた全てのみなさまに感謝を申し上げます。
そして誰よりも、『横須賀こころの電話』スタッフのみなさま。365日年中無休で11年、電話と撮り続けて下さっていることにフジノはこころの底から感謝の気持ちを抱いています。ありがとうございました。
明日からもフジノは全力で働いていきます!