関内の県立歴史博物館は美しかったです
今日は、午後から横浜・関内にある『神奈川県立歴史博物館』へ向かいました。
初めて訪れたのですが、建物からしてとても重厚で美しい外見でした。
実は、ここを見学するのが目的では全くなくて、こちらの会議を傍聴しました。
『第3回・神奈川いじめ防止対策調査会』
です。
フジノにとって『いじめ対策』は重要な政策です。こどものいのちを守るのは、大人の絶対の責任です。
市議会議員として自分のまちの取り組みは理解しています。
けれども、学校は市の教育委員会と連携し、市の教育委員会は県の教育委員会と連携しています。その全ての取り組みをしっかりと把握しておかなければ、いじめ防止に有効な対策が実現できているか政治家として判断できません。
そこでフジノは、県の取り組みも全て把握しようと努めています。
この『いじめ防止対策調査会』は、県の教育委員会がいじめ防止対策の調査の為に設置したワーキングチームですね。
合計9名のメンバーです。
現在就任しておられるのは、
- 学識経験者
神奈川県立高等学校PTA連合会前会長、臨床心理士、精神科医、弁護士、文教大学教授 - 行政機関
神奈川県立ろう学校校長、神奈川県立平塚工科高等学校長、愛川町教育委員会指導室指導主事、厚木市青少年教育相談センター所長
となっています。
すでに昨年2014年4月に神奈川県は『神奈川県いじめ防止基本方針』を策定ずみです。
この『基本方針』の中で、『神奈川県全体として実施する施策』として9つを挙げています。
(1)財政上の措置等
(2)相談・通報体制の整備
(3)学校、家庭、地域社会、関係機関、民間団体等との連携
(4)人材の確保及び資質の向上
(5)インターネットを通じて行われるいじめに対する対策の推進
(6)いじめの防止等のための調査研究の推進等
(7)いじめの未然防止に向けた広報・啓発活動
(8)県の基本方針の内容の点検と見直し
(9)基本方針策定状況の確認と公表
この(6)にこう記されています。
これが今日フジノが傍聴した会議のことです。
重大事態が起こった時に、事実関係を明らかにする為の調査が必要です。
その際、警察などではなくて教育委員会が調査主体として行なう場合は、この『神奈川県いじめ防止対策調査会』が調査を実施することになっています。
します。
中間報告(第1期)案が議論されました
昨年スタートして約半年間の議論を経て、とりあえずのまとめとして『中間報告』を出すことになりました。
事務局が作成したこちらの案をもとに議論が行なわれました。
大きな変更点は無くて、いくつかの修正がなされるのみの予定です。
フジノは、正直なところ「こんな中間報告を作るのに半年間かけたのか…」と、虚しさを感じました。
こどもたちを取り巻く『現実』はどんどん前に進んでいるのに、4ページの報告書を作るのに半年間もかけていては、こどもたちは救えない。
それがフジノの今日の結論でした。
ネットいじめへの神奈川県の対策が報告されました
2つ目の議題として『ネットいじめ』について、神奈川県の対策が報告されました。
ネットを使ってのいじめについては、横須賀市も当然ながら対策に乗り出しています。
こちらについても、率直なフジノの感想は「横須賀市教育委員会やPTAの取り組みの方が進んでいるし、現実的な対応だよな」というものでした。うーん。
県の対策も横須賀の対策も重なる所もありますが、とにかく県・市ともに連携して現実的な対策を取る必要があると感じました。
黄色い京浜急行に初めて乗りました
ところで今日、初めて黄色い車両の京浜急行に乗りました。
きっと良いことがありますね。
『きらきら太陽プロジェクトfor横須賀』の大成功を祈りました。