予算議会で市長・教育長に対して行なう質問を紹介します
(前の記事から続いています)
3 貧困から子どもを救い出すための教育を受ける権利を市が保障する必要性について
(1) 2015年度は「横須賀市奨学金」の増額と対象者の増が全く実施されなかった具体的な理由について
返済の必要がない給付型の『横須賀市奨学金』の増額と対象者の増を毎年繰り返し訴えてきたが(例えば2014年予算議会ほか多数)、2015年度は、金額も人数も増えず、現状維持にとどまった。
大変に残念なことであり、同時に「子どもが主役になれるまち」を標榜する本市であるにもかかわらず、こうした対応は極めて問題だと厳しく批判せざるをえない。
【質問】
ア なぜ、このような現状維持にとどめたのか。
教育長が判断したのか、市長が判断したのか。
【質問】
イ 教育委員会では私の提案を受けて、本『奨学金』を給付された生徒たちの声を集めて分析したはずだが、それはどのような結果であったのか。
(2) 生活保護基準の引き下げに伴う「就学援助」の2015年度の対応について
生活保護基準の引き下げに伴う『就学援助』の変更を2015年4月から実施するのか。
それとも前教育長が答弁したとおり、2015年度も変更せずに現行基準どおりに対応するのか。
小中学生の『就学援助』をカットし、その財源の一部だけをもちいて高校生の『奨学金』を少しだけ増やしました。
つまり、低所得世帯の中での『所得の再分配』という最低な行為を、こどもたちを守るべき存在のはずの教育委員会が行なったのです。
本来ならば、そんなまちがった予算案は市議会側が修正すべきでした。
しかし、修正議案の提出直前までいったのですが、行政側と与党議員につぶされてしまいました。
その時、ある与党議員はフジノにこう言いました。
「フジノが修正案を出さなければ、来年は『奨学金』を増やしてやるから」
と。
その議員の言葉がやっぱり大きなウソだったことが、1年経ってよく分かりました。
そもそも市議会議員には予算をつくる権利はありません。
それなのに、市長と親しい与党側議員という立場にあることを利用して、そのような発言をする。
二元代表制も放棄した、議員としてあるまじき発言です。
フジノはこの議員の言葉を永遠に忘れませんし、一生涯、絶対に許しません。
(次の記事に続きます)