「給食一食まるごとセシウム検査」を2015年度前期も継続します!
本日、教育長から以下の報告を受けました。
教育長
学校給食の放射線量測定について
横須賀市では、学校給食の安全性を確認し、児童生徒の健康管理に資するため、平成23年度後期から学校給食の放射線量測定を行なっています。
平成26年度後期の測定結果と、平成27年度前期の実施予定などを次のとおりお知らせします。
- 平成26年度後期の測定結果
市ホームページトップ画面⇒東日本大震災関連情報⇒学校給食食材の放射性物質の測定
(*フジノ注:この記述では探しづらいので、フジノがpdfファイルにしたものをこちらにリンクしましたのでご覧下さいね)
- 平成26年度の測定結果から推計される内部被ばく線量
0〜1.308マイクロシーベルト未満
*最大値1.308マイクロシーベルトは検出下限値に相当する放射性セシウムが含まれていたと仮定して推計しています。
(参考)家庭での食事が学校給食と同程度と仮定し、上記測定結果をもとに年間被ばく線量を推計すると、最大で7.538マイクロシーベルトとなります。この値は、食品による放射性セシウムの年間許容被ばく線量1ミリシーベルトの約130分の1以下です。
- 平成27年度前期の学校給食の放射線量測定について
平成26年度後期と同じ方法で平成27年度前期分(4月9日〜10月9日)の提供食の放射線量を継続して測定します。
原則、1週間(5日分)ごとにまとめて測定し、結果をホームペー ジに掲載します。
提供食は測定ごとに異なる小学校から採取します。
事務担当:学校教育部学校保健課給食係
これまでもずっと繰り返しお伝えしてきたことですが、様々な理由から、給食食材の放射線量の測定を継続するか否かは『半年ごと』に決定しています。
無事に、2015年度前期も『継続』が決定しました。
今回も、市民のみなさまに対して、このおしらせをできて良かったです。
学校保健課長、教育長、ありがとうございます。フジノはとてもホッとしています。
フジノが政治家でいる限り、絶対に「陰膳の測定」はやめさせません
そして今回もフジノはあえて同じことを宣言します。
フジノが政治家でいる限り、絶対に「陰膳の測定」はやめさせません
学校給食の放射線量を測定する際に、『事前』と『事後』のダブルチェックを行なう全国初の取り組みでした。
実は、2011年9月議会にフジノが提案して実現した取り組みです。
フジノはこの政策の提案者であり、横須賀市長よりも教育長よりも誰よりも責任ある立場だとフジノは自覚しています。
食材の『事前の測定』こそ中止したものの、「こどもたちの健康を守る為に『事後のチェック』はずっと継続すべきだ」とフジノは確信しています。
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉は全く終わっていません。作業だけでもこれからも何十年も続いていきます。
本来であれば、こどもたちの健康を守る為のいち手段である『給食食材の放射性物質の測定』は、横須賀市ではなく、政府こそ責任をもって測定を行なうべきです。
かつて『チェルノブイリ事故』を体験したにも関わらず、食材への汚染が続いていることをほとんどの人々が数年のうちに忘れてしまいました。
東京電力福島第一原発事故が起こった後、我々は同じ過ちをおかしてはなりません。
つまり、この検査をあえて横須賀市が続けていくのは、『人々の忘却の防波堤』となってこどもたちの健康を守る為です。
そして、もう1つ。
横須賀市がこの検査を継続しているのは、「政府が責任放棄をしているからだ」とフジノは強く批判します。