予算決算常任委員会全体会が開かれました
今日は、『予算決算常任委員会全体会』の最終日でした。
2015年予算議会の会期も終わりが近づいてきました。
この後は、あさっての『本会議』のみとなります。
フジノは3議案に反対しましたが、多数派は全ての議案に賛成しました
フジノは、下の3つの市長提出議案に反対しました。
- 一般会計の当初予算案
- 特別会計・介護保険費の当初予算案
- 手数料条例の改正
しかし、議会の多数派は「全ての議案に賛成」をして終わりました。
つまり、全ての市長の提案が可決されたのです。
限られた税金は、このまちに暮らす人のいのちと暮らしを守る為に使うべきです
フジノは、今回の予算案では「こどもが主役になれるまち」が実現できるとは全く感じません。いや、それだけではありません。
あえて一言で結論を言えば、超少子・超高齢・多死社会に向けた対策が不十分だからです。
具体例を挙げていくと…
- 貧困・低所得の世帯に生まれたこどもたちの、保育・学童保育を受ける機会や高等教育を受ける機会が守られません。
- ご高齢の方々が住み慣れた地域で安心して保健・医療・福祉・介護を受けられる機会が十分に守られません。
- 全国では5年連続・神奈川県では3年連続減少している自殺の犠牲者が横須賀市だけは前年比17名も増加したにも関わらず、このままでは2015年度も犠牲者が減らせるとは考えられません。
- 性的な多様性を保障する為の取り組みの1つである同性パートナーの実質的な差別や不利益を解消する取り組みが極めて不十分な為に、マイノリティとされる立場にあるこどもも大人も人権が守られません。
- 社会保障・社会福祉政策を守る為の財源を確保する為にハコモノ改革が不可欠であるにもかかわらず、市長が実践した手段は全て小手先の改善に過ぎず、巨額の税金のムダ使いが新年度も続けられます。
- 米軍基地の存在こそが横須賀市外からの定住促進を妨げている最大要因であるにもかかわらず、米軍基地を観光政策の中心に据えている吉田市長は、人口減少への対策の認識が根本的に間違っている為に、今後も人口減少を止めることができません。
その他にも挙げていけばキリがありません。
もっと良い税金の使い道をしっかり取れば、赤ちゃんからご高齢の方々まで、この住み慣れたまちで安心して暮らし続けていかれるのに…。
本当に残念でなりません。いや、無念としか言いようがありません。