2015年度前期も福祉政策の動向を追い続けます
今日は、都内・青山一丁目の国際医療福祉大学院へ向かいました。
2014年度後期に続いて、2015年度前期も学びます。
講義は毎回本当に難しいです。
でも、半年間必死に食らいついて学ぶことで、フジノの考え方や政策がどんどん深まってきている自覚がハッキリあります。
さらに、これまでも『政策提言』にも大きく反映できましたし、実現した政策がいくつもあります。
政務活動費を使わせていただいており、全力で学びます!
講義「支援機器活用の最前線」
今期は2コマ受講します。
どちらもまさに最先端の議論ばかりなので置いていかれないように、毎回必死に学びたいです。
支援機器の活用は、神奈川県知事がロボット開発を熱心にすすめていることもありますが、福祉人材の確保が全くできていない現実を前にもっと真剣に注目しなければならないテーマです。
また、地域でのリハビリテーションは精神保健医療福祉の世界では昔から当たり前の考え方だったのですが、高齢者福祉の世界でもかなり進化してきたことを痛感しています。
そこで最新の動向を学ぶ為に受講しました。
回 | 講義名 | 講師 |
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1 | 総論:支援機器概論 | 国立障害者リハビリテーションセンター研究所 顧問 諏訪 基 |
2 | 総論:介護ロボットの産業化と発展に向けて | 株式会社日本政策投資銀行業務企画部 副調査役 植村 佳代 |
3 | 総論:2015年介護報酬改定と福祉用具・介護ロボット | 厚生労働省振興課福祉用具・住宅改修指導官 東 祐二 |
4 | 支援機器開発・活用の最前線 | 大和ハウス工業株式会社 ユニ・チャームヒューマンケア株式会社 |
5 | 現場からの発信:施設でのコミュニケーションロボット導入事例 | (開発)富士ソフト株式会社 (導入施設)株式会社ツクイ |
6 | 現場からの発信:ターミナルケアにおける支援機器 | 一般財団法人とちぎメディカルセンター 在宅ホスピスとちの木 ホスピスマネージャー・看護師 片見 明美 |
7 | 現場からの発信:重度障害の人への機器利用 | NPO法人 とちぎノーマライゼーション研究会理事 伊藤 勝規 |
8 | 体験演習:福祉用具安全確認トレーニングと認知症安心支援トレーニング | 有限会社サテライト代表取締役 堤 道成 |
9 | 現場からの発信:ケアマネジャーから見た支援機器 | 前橋市地域包括支援センター西部主任ケアマネジャー 山田 圭子 |
10 | 最新事情:特区で行う最新機器の貸与 | 岡山市 医療政策推進課長 福井 貴弘 |
11 | 研究の最前線:認知症への機器 | 国立障害者リハビリテーションセンター研究所部長 井上 剛伸 |
12 | 海外事情:中国の支援機器 | 社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団 横浜市総合リハビリテーションセンター顧問 田中 理 |
13 | 総括:支援機器の今後に向けて | 社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団 横浜市総合リハビリテーションセンター部長 渡邊 慎一 |
講義「地域包括ケアシステムの構築のために」
もう1コマは、定員100名の会場が満員で、開いている座席が見つからないほどでした。
15回の講義を統括している中村秀一先生もすごい方ですが、今回も充実しすぎるほどに充実している講師陣が揃っています。
回 | タイトル | 講師 |
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1 | 医療・介護改革の流れと地域包括ケアシステムについて(国の政策) | 厚生労働省 医療介護連携担当審議官 吉田 学 |
2 | 地域医療ビジョン、医療計画と介護保険事業計画 | 厚生労働省 医政局地域医療計画課課長 北波 孝 |
3 | データの活用法 | 産業医科大学教授 松田 晋哉 |
4 | 地域包括ケア病棟 | 医療法人社団和楽仁芳珠記念病院 理事長 地域包括ケア病棟協会会長 仲井 培雄 |
5 | 都市部の取り組み | 東京都世田谷区 副区長 秋山 由美子 |
6 | 住民参加のまちづくり | 滋賀県東近江市総務部まちづくり協働課主幹 山口 美知子 |
7 | 在宅医療 | 医療法人アスムス理事長 太田 秀樹 |
8 | 訪問看護 | 一般社団法人 全国訪問看護事業協会理事長 伊藤 雅治 |
9 | 認知症対策 | 旭脳神経内科リハビリテーション病院院長 旭 俊臣 |
10 | 急性期・救急医療と地域包括ケア | 東京医科大学教授 医療法人社団親樹会恵泉クリニック 院長 太田 祥一 |
11 | 地域包括ケアの理論 | 兵庫県立大学大学院経営研究科教授 筒井 孝子 |
12 | 生活支援サービス | 社会福祉法人全国社会福祉協議会事務局長 渋谷 篤男 |
13 | 住まいと介護 | 日本社会事業大学教授 井上 由紀子 |
14 | オランダの在宅ケア | 国際医療福祉大学大学院教授 堀田 聰子 |
15 | 地方における取組み | 南砺市(前南砺市市民病院院長)政策参与 南 眞司 |
この講義がどれくらいすさまじいのかは、医療・福祉業界の人々ならば分かりますよね?
そもそも、あの大熊由紀子先生(日本に「ねたきり老人」という言葉を発明したと言える方です)がこの講義をわざわざ最前列で聴講しておられるのですから…。
今日の講師は、厚生労働省の吉田学審議官でした。
吉田審議官は、地域包括ケアを実現する為に肝いりで新たに作られた『医療介護連携担当』の審議官です。
教室には、医療・介護の現場で働く方々をはじめ、経営者の立場の方、地方自治体で地域包括ケアを担当している課長クラスなど、気合いの入った生徒ばかり。
フジノも気合いが入ります。
今日は、知らない方から「あなたはいつも熱心に授業を聴いておられますね」と褒められました(嬉しい!)。
そりゃあ、もう泣きたくなるほど難しいので、必死に聴いています。
(1)授業で1回目の講義を受ける
(2)授業を録音しておいて帰りの電車で聴きながら帰る
(3)ウェブで1週間だけ録画中継を観られるので、改めて3回目を観る
(4)分からない事柄はあらゆる文献を取り寄せて調べまくる
ここまでやらなければ、国の最新の動向から地方で頑張っている最前線の取り組みまで、本当の意味では理解できないとフジノ自身は感じているのです。
ここまでやらなければ、2025年、そして2050年の日本社会を乗り越える政策を打ち出せないとフジノは感じているのです。
がんばります!