「オープン前の体験利用期間」に「ペガサス横須賀センター」を見学してきました
ついに『ペガサス横須賀センター』の本格オープンまであと4日!
フジノが長年お世話になっている内藤義晴さん。
精神保健医療福祉とリカバリーの世界における、同志のひとりです。
内藤さんがこの数年間全てをかけて立ち上げたのが、精神障がい・発達障がいのある方々に特化した就労移行支援事業所がここ『ペガサス横須賀センター』です。
精神障がい・発達障がいのある方々は本当ならばもっと自分の夢を実現できるのに、必要な支援がこのまちには足りませんでした
フジノが政治家に転職してから出会った多くの障がい福祉サービス事業所は、フジノが政治家になる12年前から存在していました。
けれども「このままではいけない!」という雑談の段階からお話をずっと聴かせていただいて、さらに立ち上げの『構想』を聴かせて頂き、ついに実現までその全ての段階で想いを聴かせて頂いたのは、初めてです。
内藤さんが初心を貫いて、ついにこうして実現に至ったことをまずこころから祝福したいです。おめでとうございます!
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そしてフジノにとって、この就労移行支援事業所の立ち上げは、もう1つ『大きな意味』を持っています。
何故なら、横須賀の精神障がい・発達障がいのある方々の未来を明るく照らす存在だからです。
残念ながらこれまで横須賀には、精神障がい・発達障がいのある方々でひとりひとりにあった支援を受ければ就職できる方々がたくさんいるのに、そうしたひとりひとりへのオーダーメイドの支援がありませんでした。
(「いや、うちも頑張っていたぞ」という事業所のみなさまには申し訳ありませんが、あくまでもフジノの主観です)
このブラック企業だらけの社会で、過重労働の末にうつ病で退職に追い込まれた方々はたくさんいます。
中には精神保健福祉手帳(精神障がいのある方々の障がい者手帳です)を取っていない方もたくさんいます。
そうした方々の大半が、再就職する時に病気を企業側に隠して採用されて働いても半年でまた退職に追い込まれる、派遣やパートで数ヶ月働いて続けられずに辞めてしまう、その繰り返しの末に自信をどんどん奪われてしまっていきます。自宅を出られなくなる方もたくさんいます。
でも、市外に目を向けてみれば、横浜のウイングルをはじめ、精神障がいのある方々のひとりひとりの個性や力をしっかりサポートして、また社会に送り出している事業所はたくさんあります。
このまちで病院・クリニックやデイケアでずっと過ごしてばかりいる方々が、もしもこのまちでは無いまちで社会資源につながっていればきっと自尊心を失うことも無かったはずなのに…とフジノはずっと感じてきました。
市外での成功例を聴くたびに、横須賀にもこうした事業所を早く誘致したいとずっと願ってきました。
それが、このまちでずっと一緒にがんばってきた(なおかつこのまちのしがらみにとらわれなかった)内藤さんの頑張りによって、菊名で成功してきた『一般社団法人ペガサス』の横須賀ブランチ(横須賀センター)の実現につながったのです。
フジノは嬉しくてたまりません。
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どうかみなさま、ご利用下さい。
そして、どんどん希望に向かって羽ばたいていってください。
ペガサスは天を駆ける馬です。精神障がい・発達障がいのある方々にもどんどん羽ばたいていってほしいです!
もちろん「魔法の杖」ではありません。でも「新たな可能性」を引き出してくれます
もちろん『就労移行支援事業所』は魔法ではありません。
『ペガサス横須賀センター』の母体である『ペガサス港北』でも、参加された方の4割くらいは途中で通うのをやめてしまうそうです。
けれども、逆に言えばなんと6割もの方々が就職をしておひとりも辞めていないという実績があります。
2013年から2015年5月現在まで約25名の方々が就職をして、お辞めになった方々はおられません。
フジノもそうですが、精神疾患によってクスリをのみつづけていることは、のんだことが無い人々には全く理解できないつらさや困難があります。
まず、毎日この横須賀市日の出町にある『ペガサス横須賀センター』に通い続けることさえ、大きなハードルだという方もたくさんおられるでしょう。
でも、ぜひ挑戦してみてください。
失敗したら、また少し休んでエネルギーを貯めればいいんです。
そしてまた元気が出てきたら、再び挑戦してみたらいいんです。
ダメでもともと、でも何もしなかったら一生デイケアでずっと変わらないメンバーと年をとっていくだけです。
たくさん失敗したっていいじゃないですか。
僕もたくさんの失敗を繰り返してきました。自尊心もボロボロになりました。
でも、休んで休んで、また少し元気が出たら、立ち上がってみたらいいんです。
『ペガサス横須賀センター』は毎日見学をどんどん受け付けておりますので、ペガサス横須賀センターにぜひご連絡くださいね!