犯罪の被害に遭った方々の全人的なリハビリテーションを支えていきたい
犯罪被害に遭われた方々の支援をすること。
それはフジノにとって、大切なテーマです。
犯罪の被害に遭った方々は、罪責感を抱いて苦しみ続けたり、時には死へと追い込まれることがあります(加害者側ではなく被害者側が、です)。
ある日突然それまでの日常生活と完全に切り離されて、不安と苦痛に襲われます。
マスメディアの取材に追い掛け回されたり、あらゆるプライバシーが損なわれていきます。
こうした日々は長く長く続き、孤独や孤立へと追いやられてしまいます。
フジノは、こうした現実を変えたいと感じています。
横須賀市は犯罪被害者支援を条例の中に明記し、さらに相談窓口を立ち上げるなど、フジノの提案を実現し、その想いに応えてきてくれました。
昨年から新たにフジノは、担当部局だけでなく、広く市職員のみなさまに犯罪被害に遭われた方の生の声を聴いてほしいと提案してきました。
それが今日、実現しました。
市役所の全部署の係長(約120名)を対象にした研修が開催されました。
第1部は、神奈川県の取り組みについて県の担当部署から報告がありました。
そして第2部で、20代の女性がその体験をお話して下さいました。
プライバシーの観点から、そのお名前はもちろん写真もその体験もここには記すことができません。
本当にふつうに暮らしていたふつうの人間の尊厳があっという間に奪われて、生きていくことさえ困難になってしまう犯罪被害の現実をお話して頂きました。
そして、市職員に向けて
「あなたたちがいないことで困る人がたくさんいます」
と語りかけて下さいました。
感謝とこれからの決意
今日の研修が実現するにあたって、感謝の言葉をお伝えしたい方が何人もいらっしゃいます。
参加して下さった約120名の市係長のみなさま、そして企画・運営をして下さった市民安全部地域安全課のみなさま、ありがとうございます。
実現にあたって、この3月末をもって定年退職された前任の地域安全課長、4月で異動となった前・市民安全部長に深く感謝しています。
神奈川県の担当課長Sさんも異動されてしまったのですが、県と市との役割分担と連携などについてご相談にのっていただき、大変お世話になりました。
そして誰よりも、とても残虐な犯罪に遭われた過去を包み隠さずにお話して下さったAさんに、心から感謝を申し上げます。
あなたのお話とあなたの笑顔は、参加した全ての職員の心に突き刺さったと感じています。
フジノはお話を聴いていただけなのに、まるで追体験をしたかのような気持ちになり、こころが揺さぶられています。
政治家として、ひとりの人間として、こうした機会を持つことができたことに深く感謝しています。
本当にありがとうございました。
今日のこの研修をきっかけに、さらに横須賀市による犯罪被害者支援の取り組みを強く進めていきたいと改めて感じました。
そして、夢想論に聴こえるのは承知の上で、何よりもまず犯罪が起こらない社会をいつか必ず実現したいとフジノは改めて感じました。
配布された資料をシェアします
第1部で配布された資料をアップします。