2015年度最後の大学院聴講は「わが国の地域包括ケア実践のリーダー」のひとり、南眞司先生でした
今夜は、2015年度前期では最後の大学院へ向かいました。
中村秀一先生の『地域包括ケアシステムの構築のために』もついに最終回となりました。
今日の講師は、南眞司先生(前・南砺市民病院院長、社会福祉法人福寿会副理事長)です。
南先生の実践は素晴らしく、南砺市長からの信頼も大変に厚く、『南砺市政策参与』『南砺市地域包括・医療ケア局地域包括課・顧問』を引き受けておられる方です。
厳しかった南砺市の医療を立て直しただけでなく、地域包括ケアの実現に向けて全国のお手本にまで高めた方です。
こんなフジノの文章よりも、南先生がどんなすごい人なのかを報じているメディアはたくさんありますので、ぜひネットで検索なさって下さいね(例えば、こちらのブログ記事だけでもとてもわかり易いのでオススメです)。
「日本型ビュートゾルフ」を実現するのは南砺市だとフジノは考えています
けれども、フジノが南眞司先生に関心を持っている最大の理由は
「『Buurtzorg(ビュートゾルフ)』の日本モデルを実現するのが南先生をリーダーとする南砺市なのではないか」
と考えているからです。
先週の講師を務めて下さった堀田聡子先生とともに南先生はオランダを訪ね、現場を深く学び、今では南砺市でモデル事業をスタートさせておられます。
(こちらのサイトでは、南・堀田両先生らがオランダを訪れた際の報告書もPDFファイルでご覧いただけます)
今夜の講義では、実際スタートしている南砺市でのパイロット事業についてのお話はあまりありませんでした。
けれども大変に充実した講義で、横須賀もどんどん良い所を吸収していきたい、改めて強く思いました。
横須賀の在宅療養の取り組みは日本において高く評価されています。
けれども、地域包括ケアシステムが実現しているかというと、まだまだ発展途上にあります。もっともっと細かく細かく取り組まねばなりません。
南砺市は地理的に広く、山や谷があり、冬は雪が深く積もるという地理的に厳しい地域であるにもかかわらず、素晴らしい実践がなされているのです。
横須賀にも50の谷戸がありますが、必ず南砺市の取り組みから学ぶことがたくさんあるはずです。
中村秀一先生から「修了証」を頂きました
こうして約半年に及ぶ最前線の取り組みを学ぶ充実した(かつ凄まじく難しかった…まだ消化しきれていません)講義『地域包括ケアシステムの構築のために』が終わりました。
フジノは無事に『修了証』を頂くことができました。
とてもうれしかったです。
けれども、フジノの本当の仕事はここからです。
こんなに超一流の講師のみなさまの講義を受け続けることができたのは、市民のみなさまの税金である『政務活動費』による研修費からの支出です。
講義は終わりましたが、フジノには新たな始まりに過ぎません。
つまり、横須賀の2025年〜2050年問題を乗り越える為に、ここで学んだ全てを吸収してさらに徹底的にフジノが取り組むことこそスタートです。
ゴールは、短期(今この瞬間)・中期(2025年頃)・長期(2050年)とその全ての段階において、市民のみなさまの暮らしを守ることです。
これからも全力で学び、その成果をもとに横須賀の社会保障・社会福祉を守り続けていきます!