今年も3日間にわたる「AIDS文化フォーラムin横浜」がスタート
今日は、横浜のかながわ県民センターへ向かいました。
『AIDS文化フォーラムin横浜〜今こそ、ともに生きる〜』
に参加する為です。
全国からたくさんの人々が集まる大切なイベントで、今年で22年目となりました。
毎回とても学びの多い大切な機会です。
何故なら、確かにHIVとAIDSがメインテーマではあるのですが、実際には全ての年齢(赤ちゃんから高齢者まで)に関わりのあるあらゆるテーマが語り合われるイベントだからなのです。
生きていくこと、そして死んでいくこと、全ての事柄がテーマとして語り合われてきたフォーラムなのです。
オープニングは毎年大きく盛り上がります。
今年は、われらが星野慎二さん(NPO法人SHIP代表)も出演者のおひとりとして『学校と連携したセクシャリティ教育を実践している立場から』をテーマに講演されました。
午後は2つの分科会に参加しました
午後は分科会です。
第1日の午後は、11もの分科会が開催されました。
フジノは下の2つの分科会に参加しました。
「予防」と「リスク軽減」の違いを理解していますか?
講師:岩室紳也さん(ヘルスプロモーション推進センター)
表出した課題やトラブル(性・こころ・薬物・ネット)は知識伝達だけで予防できない。全ての課題に共通するリスク軽減という視点の予防啓発を身につけましょう。
岩室先生は(こんな言い方は失礼かもしれませんが)いつもながらおもしろかったです。やや辛口な、でも優しい語り口。
今日のお話にフジノは強く共感したのですが、性もこころも薬物もネットも(そして自傷・自殺未遂・自殺も)全ては同じ地平で考えていかねばなりません。
リスクを軽減していくこと、予防啓発を進めていくこと、フジノも政策として取り組んでいく上でしっかりと考えながら進めていこうと改めて感じました。
インターネット世代のコミュニケーションと性
講師:ネットスター株式会社
性犯罪に巻き込まれていくこどもたちは特殊な事例では無い。アナログ世代とデジタル・インターネット世代のコミュニケーションの変化を解説します。
講師の方はこのテーマをプロとして扱っておられるので、ふんだんに実際の事例を紹介しながらの講演はとても分かりやすかったです。
インターネット(特にここ数年はSNS)の関わる事件が多発しています。
スマホやケータイを単に禁止しても何も変わらない、というのは明白です。横須賀でもPTAも教育委員会もかなり熱心にこの課題には取り組んできました。
フジノにとっては、こどもたちの支援に対する考え方の再確認をする機会となりました。また、ネットは常に進化して多様な手段が常に生まれています。最新の情報を改めて入手する機会となりました。
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『AIDS文化フォーラムin横浜』は明日とあさっても開催されます。
ぜひご関心のある方は、横浜にいらしてくださいね!