戦争法案廃止を求める請願が再び9月議会に提出される見込みです
「そもそも戦争法案は憲法違反だ」というのがフジノの考えです。
したがってフジノは決して『安全保障関連法案』とは呼びません。
『戦争法案』と呼び続けてきました。
昨年6月、横須賀市議会に市民の方々から同趣旨の請願(憲法解釈変更による集団的自衛権行使反対の意見書提出についての請願)が出されました。
フジノは賛成しました。
当時の賛成者は10名で、結論は『不採択』でした。
しかし、今年4月に市議会議員選挙が行なわれてメンバー構成は大きく変わりました。
まさに戦争法案の審議が行なわれている今、再び市民団体(なんと21もの団体とさらに個人の方々)が請願を出すべく一生懸命署名活動をしておられます。
さらに、各会派をまわって「請願の紹介議員になってほしい」「請願に賛成してほしい」との依頼をして回っておられます。
もちろんフジノは紹介議員になります。
そして必ず賛成票を投じます。
日頃、中学生や高校生たちと話をしていても戦争法案の話題がふつうに出てきます。
戦争へつきすすむような法案は廃止すべきだという市民の方々の想いも日々強まっていることを実感しています。
戦争法案の廃止を求める市民の方々の活動が大きく報じられました
そうした市民の方々の想いが、
「横須賀市議会はぜひ国へ法案廃止の意見書を出してほしい」
という請願として出されることをフジノはとても有難く感じています。
この活動について、先日8月7日の神奈川新聞に、以下の記事が大きく掲載されました。
全文を引用してご紹介いたします。
「安保法案廃止を」横須賀の21市民団体
国への意見書、市議会に再要請へ「戦争に出向く街」NO
安全保障関連法案の廃止を求め、横須賀市民九条の会など市内21の市民団体が連携し、市議会が国会と政府に意見書を出すよう要請する請願書を提出する。
同会などは昨年6月に同様の請願書を出したが、不採択になっていた。
「法案が通れば横須賀は軍事拠点になり、紛争に巻き込まれる懸念がある」
と再び議会に働き掛ける。
参議院で審議が続く安保関連法案をめぐり、300を超える地方議会から「廃案」や「慎重審議」を求める意見書が出ている。
昨年6月、九条の会を中心とした27団体は、集団的自衛権の行使容認反対と特定秘密保護法の廃止を求め、市議会が政府と国会に意見書を出すよう要請する請願書を提出した。
併せて4000筆超の署名も出したが、賛成少数で不採択となった。
7月に衆議院で採決が強行、可決されて以降、全国的に学者や学生団体、母親グループなどさまざまな人たちが抗議の声を上げている。
同会共同代表の岸牧子さんは
「与党の決め方が国民の怒りに火を付けた。法が成立したら、横須賀は自衛隊員が殺し、殺される海外の戦争に出向く街になってしまう」
と呼び掛け、20団体の賛同を得た。
個人では弁護士や大学教授のほか、僧侶や牧師、芸術家など各界から名を連ねる。
賛同者22人はこの日、横須賀市役所で会見。
横浜市立大の中西新太郎名誉教授(67)は
「基地のある横須賀では自衛隊だけでなく、住民も攻撃対象になってもおかしくない状況に置かれてしまう」
と懸念を表明。
「行政が市民の暮らしに何が大切かを考えるのは当たり前のこと。市議会議員も本当に真剣に考えてほしい」
と強調した。
弁護士の松田恵理子さん(37)は
「大多数の学者が憲法違反と言っているのに推し進めており、目的ありき。立憲主義に反する」と指摘。
出産間近の原紗希子さん(30)は
「当たり前の日常は平和あってこそ。基地の街だからこそできる働き掛けをしたい」
と訴えた。
署名活動も展開しており、28日から始まる市議会本会議に合わせ、請願書とともに提出する。
岸さんは
「米軍が軍事の要とする横須賀の市議会で『ノー』という意思表示がなされれば、全国に大きな影響を与える。平和の鍵を握っている」
と話している。
記事によると、署名活動は今も続いているとのことです。
どうか市民のみなさま、戦争法案を廃止すべきだとお考えの方はぜひ署名活動を見かけたらご署名なさって下さい。
お隣の三浦市議会は8月18日に臨時議会を開きます
実はこうした動きはお隣の三浦市議会でも起こっています。
なんと、戦争法案の廃止を求める請願1つだけを審議する為にあえて『臨時議会』を開催するとのことです。
先ほど三浦市議会事務局に問い合わせたところ、8月18日午前10時から開会されるそうです。
フジノは傍聴に行ってきます。
保守的と言われ続けてきたこの三浦半島ですが、横須賀も三浦もともに戦争法案に反対の意見書を出すべきです。
それこそが、毎日を精一杯暮らしている市民のみなさまのこころからの当たり前の想いだとフジノは信じています。