請願が審査される総務常任委員会へ向かいました
教育委員会定例会の傍聴を終えた後、フジノは急いで市議会の委員会室に向かいました。
今日、総務常任委員会の場で『戦争法案の廃案の意見書提出を求める請願』が審議されるのです。
委員会室には市民の方々向けの傍聴席が10席あるのですが、満席になっていました。
フジノは議員用の傍聴席(3席あります)で、同じく請願の紹介議員になっているねぎしかずこ議員とともに議論を見守りました。
まず、議会事務局が請願の全文を読み上げました。
続いて、請願を提出した方々の代表者として岸牧子さんが委員会の場で『意見陳述』を行ないました。
横須賀市議会では『請願』『陳情』イコール『政策提案』と位置付けており、議会基本条例第12条において請願を出した方々の意見陳述の場を作ることにしております。
横須賀市議会基本条例
(請願及び陳情)
第12条 議会は、請願及び陳情を市民による政策提案と位置付け、真摯に取り扱うものとする。この場合において、請願者若しくは陳情者の求めに応じて、又は議会自ら、請願者又は陳情者が説明や意見陳述を行う場を設けることができる。
約10分間、8月30日の国会を取り巻いた約12万人の反対の声をはじめ、全国で約百万人とも言われる反対の声をあげた方々の想い、あらゆる角度から憲法違反だと言われている根拠、さらに署名活動を通してお聴きしてきた市民の生の声を陳述して下さいました。
この陳述が終わると、各会派がそれぞれの意見を述べて賛否の意思を明確にしました。
『自民党横須賀市議団』と『市政同友会』(いわゆる『保守系』と呼ばれる会派です)は当初から反対に回るとお聴きしていました。
そして実際に『反対』しました。
請願を提出した方々やフジノが注目したのは、やはり平和の党『公明党』の動向でした。
もともと横須賀の場合は、自民党にも公明党にもリベラルな方々が多く、党としての拘束が無ければ、個人個人の想いは様々なことをフジノは知っています。尊敬できる先輩議員も多いです。
だから、「もしかしたら『公明党横須賀市議団』としての結論は、国会とは異なるのではないか」との期待を最後までフジノは持っていました。
しかし、残念ながら公明党も『反対』しました。
『無所属みらい』『研政』『共産党』の3会派は『賛成』しました。
可否同数でない限り委員長は採決に加わりませんので、9名の委員中
反対:5名
で、賛成少数となり、総務常任委員会での結論は『不採択』と決定しました。
大変に残念です
同じく、『慎重審議を求める請願』も不採択となりました。
取り急ぎ、重要な案件ですので短い文章ですが、速報として結果をお伝えしました。