教育委員会の定例会を傍聴しました
今月もフジノは『教育委員会定例会』を傍聴しました。
毎月ひとりで意地になって『STOP!傍聴者ゼロ』キャンペーンを繰り広げています。
さて、今日のフジノが注目していた中身は、報告事項『図書館の在り方検討プロジェクトチーム これまでの経過について』です。
このまちの図書館の在り方について、フジノはずっと『提案』と『監視』を続けてきました。
『監視』というネガティブな単語にはギョッとしてしまいますよね。
でも、このまちでは厳しく監視をし続けなければ公共図書館の役割が損なわれてしまう可能性があります。
あの『TSUTAYA図書館』を造った佐賀武雄市の樋渡元市長と、吉田雄人市長は大の仲良しです。
吉田市長自身も『TSUTAYA図書館』導入に前向きな姿勢の答弁をしたこともあります。
また、吉田チルドレンの市議会議員の中には『TSTUTAYA図書館』導入を市議会でたびたび提案してきた経緯があります。
だから、『監視』が必要なのです。
フジノは絶対にこのまちの公共図書館を『TSUTAYA図書館』にはさせません!
庁内PT「これからの図書館の在り方検討プロジェクトチーム」経過報告がありました
さて、本題に戻ります。
2014年度1年間をかけて、まず図書館の内部に検討会が作られて議論が進められました。
2015年度は、さらに市役所全体でプロジェクトチームが立ち上げられて、さらに議論が行なわれました。
フジノはその経過を確認すべく9月議会でも委員会で質疑を行ないました。
今日はさらにその後の動きについて経過報告がありました。
資料を以下に全文紹介します。
図書館の在り方検討プロジェクトチーム これまでの経過について
- プロジェクトチーム立ち上げまでの経過
H26年
4月17日『これからの図書館の在り方検討会』を発足(図書館) H27年
3月18日計18回(うち3回は分科会)開催し、基本コンセプトを検討し、それを基に報告書を作成 4月24日 教育委員会定例会にて『これからの図書館の在り方検討(報告書)』を報告 9月1日 庁内関係部局で課題を洗い出すことを目的とした『これからの図書館の在り方プロジェクトチーム』の発足 - プロジェクトチーム会議での主な意見
① 図書館の基本サービスについて
- 図書館の目指す指標を来館者数や貸出冊数だけで測ることよりも、市民に対し、どれだけ高い満足度を提供できるのかという視点が必要である。
- 図書館職員及びコミュニティセンターや生涯学習センター図書室職員のレファレンススキルを高め、「役に立つ図書館」を目指すことが必要である。
② 郷土資料について- 市の郷土資料のデータベース化を進め、問い合わせ窓口を一本化するとともに、市立博物館との連携を図る必要がある。
- 学校教育との関連については、郷土資料を図書館のホームページからダウンロードできるようにすると良い。
③ 児童サービスについて
- 図書館やコミセン図書室に行けば、子どもとゆったりと過ごせるという「居場所」づくりを重視し、読み聞かせの場として定着させる必要がある。
- 図書館に関心のない保護者が子どもを図書館に連れて来るとは考えられないので、保護者への啓発を図る必要がある。
④ その他
- 高齢化社会に対応した取り組みが必要である。
- プロジェクトチーム会議の流れ
第1回
9月1日経過説明、在り方検討(報告書)の説明 第2回
10月7日PT進行管理、国の指針の説明、基本コンセプト1~2について 第3回
11月6日基本コンセプト3~6について 第4回
11月24日図書館の在り方PT報告書について① 第5回
12月10日図書館の在り方PT報告書について②
※『図書館の在り方PT報告書』については、社会教育委員会議及び教育委員会定例会で、報告いたします。
中央図書館長からこの報告が行なわれた後に質疑応答となりました。
青木教育長をのぞく4人の教育委員全員が質問を行ないました。けれども、深い議論にはなりませんでした。しかたがありません。
何故ならば、率直なところ、上のような報告を受けても肝心な『PTによる議論の結果』が出されていない以上、詳細な質疑をできるはずが無いからです。
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まずは本格的な議論スタートは、12月下旬に開催される『社会教育委員会会議』です!
今後もこのまちの図書館を守りより良いものにしていく為に、詳しく情報を発信していきますからね。