河野大臣の横須賀来訪の概要が報告されました
先日お知らせした通り、河野大臣が横須賀を訪れて原子力軍艦(原子力空母・原子力潜水艦)の災害対策について市長と会談しました。
しかしフタを開けてみたら、なんと横須賀市役所におられたのはたった15分間!
事前の報道では、
- 原子力空母ロナルド・レーガンの視察
- 放射線量を測定する為に基地周辺に設置しているモニタリングポストの見学
なども、市役所来訪の前か後にしてくれているはずです。
市長を通して横須賀市民の生の声をもっと聴いてほしかったです。
今回の横須賀来訪が単なるパフォーマンスに終わらないことを強く願っています。
全議員宛に報告された内容は下のとおりです
以下、全議員宛に市民安全部長から報告を受けた内容を掲載します。
河野防災担当大臣の来訪について
本日、原子力艦の災害対策の見直しの検討状況の報告のために、河野防災担当大臣が来訪され、横須賀市長と会談いたしましたので、お知らせします。
- 日時:12月9日(水)16時15分~16時30分
- 来訪者:
河野太郎 内閣府特命担当大臣(防災)
緒方俊則 内閣官房審議官(防災担当)
荻澤 滋 内閣府政策統括官(防災担当)付災害緊急事態対処担当参事官
小松雅人 内閣府政策統括官(防災担当)付災害緊急事態対処担当企画官
河野防災担当大臣と横須賀市長との懇談概要
河野大臣
吉田市長には、日頃から原子力艦の安全対策について御協力を賜り感謝。
市長からは、これまで政府に対して3回にわたり、『原子力艦災害マニュアル』についての要請をいただいていた。
内閣府では、この度作業委員会を立ち上げ、『マニュアル』の内容に関する検証を開始したので、本日はそのご報告に伺った。
第1回の作業委員会において、私から、「通報基準・緊急事態の判断基準について、原発と差があるのはおかしいのではないか」と提案し、11月20日に『マニュアル』を改訂したところ。
引き続き他の論点についても検証を進めていく。
今後とも御協力をよろしくお願いしたい。
市長
河野大臣自ら、マニュアル改定の検討状況のご報告に来ていただき、大変にありがたい。
スピード感あふれる検討状況にも、併せて感謝申し上げたい。
これからも、しっかりとした検討がなされ、早期に結論が示されることを期待している。
次回の作業委員会では、現場の声を聴く機会を設けていただけたので、担当者を派遣し、本市の実情等をお伝えしたいと考えている。
大臣
ぜひ忌憚のないご意見を聞かせていただければありがたい。
横須賀市をはじめ、関係自治体のご意見を踏まえ、引き続きしっかり検証作業を進めていきたい。
市長
最終結論をお待ちしたい。
その内容について市民から説明を求められるのは、私たちと考えている。
そのためには、私たちが理解できる結論であることが必要なので、よろしくお願いしたい。
たったこれだけです。
9月11日に内閣府・外務省の方々が横須賀を訪れた時もたった15分間でした。
こんなレベルの会話なら、スカイプを使えば十分な内容です。
市役所来訪のたびにどれだけ多くの職員が政府も市も動かされるか、それを考えるとすごく時間と人的資源がもったいないと感じます)
『トップ同士がじかに顔を合わせたことに意味がある』と受け止めれば良いのでしょうか。
とにかく現実を一歩でも前に進める為に、市長にはこのまちに暮らす市民の代表としてもっと強く大臣(政府)に要望を伝えて欲しかったです。