2016年度予算議会がスタートしました
本日から2016年度予算議会(第1回定例会)が始まりました。
まず何よりも重要な、市長による『施政方針』演説が行なわれました。
これは毎年最初の議会(本会議)で行われるもので、市長が横須賀市を新年度どのような方針で進めていくのかの方針を表明するものです。
その全文をPDFファイルでこちらに掲載しました。
人口減少全国ワースト2位へと転落した横須賀。
吉田市長がどのような危機感をもってどのような対策を取っていくのか、未来に希望が持てるまちにどのように取り組んでいくのか、施政方針で語られています。
フジノの感想
今年の『施政方針演説』は、過去最低とまでの低い評価ではありませんが、ワースト1~2位くらいの内容でした。
国会で総理大臣が行なう演説のほとんどが、短冊と呼ばれる各官庁から出された文章(短冊)をつなぎあわせたものです。
今回の吉田市長の施政方針は、短冊をつなぎあわせた施策の羅列に過ぎませんでした。
フジノは、吉田市長が初当選して最初に行なった所信表明演説(2009年9月3日)を絶賛しました。
厳しい現実を直視し、目の前の困難の存在を率直に市民のみなさまに語り、それを解決し乗り越えていく為の取り組みを丁寧に『自らの言葉』で語ろうとした演説でした。
けれども今日の『施政方針』は、今の吉田雄人市長そのものをよく表現している内容でした。
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予算議会で質問に立つ市議会議員には、あらかじめ『未定稿』の段階で『施政方針』演説の原稿が渡されます。
フジノは毎年この『未定稿』を読む前はワクワクしたものです。
沢田市長、蒲谷市長、吉田市長の1期目の最初の頃までは。
新年度の横須賀市はどんなふうに前に向かって進んでいくのか、市長と市議会と立場は違えども、より良いわがまちの未来像を議論しあう為のおおもとになるのが『施政方針』だからです。
けれども、数年前からそうした期待感は無くなりました。
未定稿を読んだ時から、とりたてて感想は持てませんでした。
とても残念です。
市民のみなさまに向けて語るべき言葉は、もう心の底から伝えたい言葉は、湧いてこないのでしょうか。
山城保男議員への追悼演説が行なわれました
現職の議員が亡くなると、慣例で同僚議員が追悼演説を行なうことになっています。
11月に急逝された山城保男議員の為に、ねぎしかずこ議員が追悼演説を行ないました。
山城さんが市議会議員に当選する前からずっと同じ町内でいろいろな活動を共にされたねぎし議員。
その演説は、山城さんの素晴らしいお人柄を改めて僕の心に思い起こさせて下さいました。
フジノは、泣けてしまいました。議場の他の議員もそうでした。
みな弔意を表す為に、黒を基調とした服装での本会議出席となりました。
ねぎし議員の言葉のとおり
「山城さんの分まで私たちが議会人として使命をしっかりと果たしていきます」
と心に固く誓いました。