横須賀市が国へ申請した2事業とも「不採択」、交付金ゼロが決定
衝撃的な報告がありました。
先ほど、財政部長から全議員宛に報告を受けました。
国の『地方創生加速化交付金』(1000億円)の交付を受ける為に横須賀市が申請していた2つの事業が、本日正式に『不採択』と内示されたのです。
この2事業の『財源』として、横須賀市はこの交付金を100%充てるつもりでした。
つまり『不採択』で財源がゼロとなり、横須賀市はこの2事業が実施できないことになります。
国の「地方創生加速化交付金」とは
そもそも『地方創生加速化交付金』(合計1000億円)とは何か。
これは、政府が『一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策』において、『特に緊急対応』として位置づけたものです。
その趣旨を踏まえた上で、地方公共団体が『地方版総合戦略』に位置づけた『先駆性のある取り組み』を円滑に執行できるよう、国が『交付金』を出すという仕組みになっています。
つまり、『地方創生』の為に効果がある地方自治体の取り組みには、その取り組みにかかる費用を全額(100%です!)国が出してくれるのです。
しかし、申請しても全てが『採択』される訳ではありません。
あくまでも「地方創生にとって効果があるか否か」という基準に基いて内閣府地方創生推進室が審査を行ないます。
その結果、本市の2事業は基準に達しておらず、『不採択』となったのです。
国の交付金に『不採択』となるのはとても不名誉なことです。
そもそも申請にあたっては、事前に『交付金』の条件に合致するように『要綱』を精査した上で、国ともあらかじめ意見交換をした上で応募するからです。
『不採択』となったことは、『国の基準を下回るレベルの事業を横須賀市が提案した』という意味です。
けれども同時にフジノは「これは当然のことだ」と受け止めています。
1ヶ月前、フジノは「反対の立場」で厳しく質疑しました
ちょうど1ヶ月前の2月18日、この2事業の1つである『横須賀市健康マイレージ事業』を教育福祉常任委員会で審査しました。
そこでフジノは、「反対の立場から質問をする」とはっきり明言した上で健康部と質疑を行ないました。
質疑をする前からフジノが「反対の立場から質問をする」と述べたのは、13年間の議員生活で初めてのことです。それくらい、内容がダメな事業でした。
以下に、質疑応答の全文を掲載します。
2016年2月18日・教育福祉分科会での質疑
フジノの質問
最後に、健康部に伺います。
『地方創生加速化交付金』を用いて提案された『横須賀市健康マイレージ制度事業』について質問します。
質問の前に、まず大前提として、自分の姿勢をお伝えしておきたいと思います。
まず、全ての年代にウォーキング、特に厚生労働省が勧めている1万歩を歩いてほしい、と思っています。
それから、特に生活習慣病になる前の世代に歩いてほしい、という考えも全く同感です。
ですからこそ、福祉部健康保険課に保健係をぜひ置いてほしいという提案もしてまいりました。
それから、アプリも実際に僕自身、複数使っておりますし、みなさんにもお勧めしたいと思っています。
その利点というのは、自分が歩いた歩数が可視化できる、見える化できること。
それから、同じアプリを使っていればチームというものが作れたりして、お互いに承認し合っていれば、数字もお互いに見合えます。いろいろな研究から、1人で歩くのではなくチームで歩くと、物理的な距離は離れていてもチームで歩くと1日に歩く歩数が増加するという研究も明らかになっています。
ですから、アプリを使って、チームを作って、より多く歩いていただけるという利点があるのも承知しております。
また、僕や僕の友人もそうですが、遠方に暮らしている家族にも使ってもらって、チームになれば『安否確認』にもなりますので、1日に「歩いているんだな」というのが分かるということです。
そのような大前提に立ちますと、今回提案されている中のウオーキング講演会開催と歩数に応じた記念品との交換には強く賛成しているものです。
その前提に立って、横須賀市独自のスマートフォン用アプリを開発することに反対する立場から質問いたします。
まず最初に、一番お聞きしたいのは、スマートフォンが無い人も参加できるようにすべきではなかったかという御質問が複数の委員から出ました。僕も全く同感です。
今あるものを使うべきという観点でスマホは普及しているというお話だったのですが、1513万円も使えば、簡単な万歩計などはかなりの数を購入することができて、配布することができます。
何故スマートフォンを使って、1573万円ものお金を使って、アプリを開発せねばならないのか、個人個人の方が持っておられる万歩計などを使える仕組みでは何故いけなかったのか、お答え下さい。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
今回こういった事業を進めるに当たって、「どういった世代の方たちに特に健康づくりについて取り組んでもらいたいか」と考えていく中で、現実を考えていく中でスマートフォンを活用するのが一番適当であろうと考え、こういった形で提案させていただいている次第です。
フジノの質問
ほぽ毎日のように僕は横須賀市総合体育館、陸上競技場に行くのですが、本当に多くの方がジョギング、ウォーキングをしていて、多くの方が万歩計をつけておられるんです。かなり普及していると思うのです。
その歩数を見せていただいて、それをポイント換算するのでは何故いけないのでしょうか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
私ども『生涯現役プロジェクト』として、様々な取り絡みを行なっております。
そういった中で非常に健康に関心が高い方たちが多く参加されております。
実際に参加される方たちというのが、結果的にかなり年配の方たちを中心に参加されております。
そういった方たちは私どもが1つのきっかけづくりをお渡しするところはありますが、独自に万歩計等を購入し、実際の健康づくりに取り組んでいる方が多くいらっしゃいます。
その一方で、なかなか忙しくて、私どもが目指す健康づくりに取り組めていない方、特に仕事をしている世代、また家事に忙しい比較的若い世代の方たちを何とかしたいという思いの中で、今回特にそういう方たちにアプローチするためにスマートフォンの活用ということで考えた次第になります.
フジノの質問
つまり今、万歩計を自分で持ってやっている世代ではなくて、若い世代で今ウォーキングをやっていない世代にモチペーションを持つきっかけにしたかったと受けとめました。
お聞きしたいのですが、部長、そして生涯現役推進担当課長のお2人は万歩計やアプリを使って実際にウォーキングをしたことがございますか。
健康部長の答弁
私は今、実際活動量計をつけて歩数等の数を確認しています。
また、スマホでもやったことはあります.
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
常にスマホのウォーキングアプリ及び活動量計、2つ持って、実際の体験はしております。
フジノの質問
安心いたしました。
僕もまさに加速度計を常につけて、そしてスマートフォンで歩数も確認しています。
これを体験したことがない方であれば、意見交換、議論が難しいかなと思ったのですが、部長も課長もやっておられるということで、安心して共通の認識のもとで質疑を続けたいと思います。
何故、横須賀市がわざわざやらなければならないのかという疑問があって、そこであえてお2人に実際にアプリを使ったり、万歩計を持ってやったことがありますかというのをお聞きしたかというと、iPhoneにしてもアンドロイドにしても、アプリをダウンロードできるところに「ウォーキング」と検索を入れれば、何千ものアプりが見つかる訳です。
そして、昨年11月には神奈川県がスマートフォンアプリを使った東海道ウォーキング『かなビンゴ』というものを既に開発して、神奈川県民に向けて提供しています。中身は、横須賀市とほぼ同様です。
スタンプラリーとビンゴが融合した全く新しいウォーキングイベント、ポイントを集めていく。それから『東海道中百物語』ということで、神奈川県の東海道沿いの名所、旧跡を紹介します、と。横須賀市がバーチャルでやるよなんて言っているのと、ほとんど同じことが既にやられている。
これは承知しておられましたか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
委員おっしゃるように実際にさまざまなアプリが既に提供されていること及び神奈川県としての取り組みをしていることは承知しております。
フジノの質問
先ほど課長は長谷川委員に御答弁しておられる中で、「民間でもたくさんアブりがあるのは承知しているが、自治体対象のものが無かった」とおっしゃっておられる訳です。
実際は、自治体がやっている訳です。しかも横須賀市の位置している神奈川県がやっていることで、先ほどの答弁を聞いて、「大変良くない答弁だな」と思ったのですが、ほぽ同趣旨のものを神奈川県が既に昨年行っているのですが、「自治体対象のものが無かった」という答弁は違いませんか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
誤解を与える形での答弁をして大変申し訳ありませんでした。
今回こういったシステムをつくるに当たって、具体的にどういったことを横須賀市民の方たちに実際行なっていただきたいかというところでの1つは、歩数に応じてポイントが貯まるという仕組みが代表的なところかと思っております。
それ以外に、例えば健康づくりの実践、1日例えば3つほど自分の目標を決めていただいて、例ですが、1日1回ラジオ体操をするとか、1日1回柔軟体操をするとか、その方なりの目標を決めてもらって、実際できたときには、今日やりましたということをチェックしていただき、またそれがポイントに反映されてくる。
あとは、食事というものは非常に大切になってまいりますので、朝・昼・晩の食事を自身のスマホで写真を撮っていただいて、それを自分のところに蓄積し、自分が何を食べたかというのをきちんと閲覧できるようにしておく、そんな仕組みも考えております。
また、実際のツイッタ一、フェイスブック等を活用して、仲間づくりを進めることで、より歩いていただく、そんな仕掛けもしていきたいと思っています。
こういった総合的に取り組んでいるものというのがなかなか自治体向けというものに提供されているものは無かったと認識し、先ほど答弁させていただいた次第となります。
フジノの質問
今、課長が御答弁された『かなビンゴ』アプリにはない横須賀市民の方にやっていただきたいこと、目標が入カできる、食事が入力できる、写真を撮って掲載できる、ツイッターとの連動ができる、僕が使っているアプリにはそれは全て入っているのです。
民間のアプリには、無料でダウンロードできて、それが全て入っている。
それを、民間のアプリであって、民間のサーバーにデータが送られてしまうから、自治体向けでは無いというお考えなのだと思うのですが、他の委員からも御提案があったように、既製のアプリを一部横須賀市向けに改造していただくことでやれば、ゼロからつくるより十分ノウハウも持っているのではないかと思いますし、こんなに1500万円もかからないと思うのですが、そういった打診を民間企業にしてみたことはあるのでしょうか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
今回見積もりをとった企業以外に、2社にはこういった既に提供されたアプリがないかということで問い合わせさせていただきました。
そういった中での少し意見交換等させていただく中で、聞いている範囲として、事業者の言う説明の中では、こういったある程度限られた人数の中でアプリを提供しているということがございましたので、なかなか自治体向けというものは、先ほど私が申し上げましたような内容を提供しているアプリというものは見つからなかったというところになります。
フジノの質問
見積もりを2社からとられたということですが、例えばアプリで最有力なのはNIKEであったり、UPであったり、そのほかにもいろいろあるのですが、どういった会社に見積もりをとられたのでしょうか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
実際のところは、インターネット等を検索していく中でアプリを提供している会社を検索いたしまして、そちらに直接問い合わせをしたところになります。
フジノの質問
そうすると、その企業に「御社のアプリを一部自治体向けに改編していただけないか」というような御相談は実際にはされておられないということでしょうか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
直接具体的に横須賀市版ということで依頼はしておりません。
フジノの質問
そうすると、御答弁とは異なり、あくまで自前開発ありきで話が始まって、既にあるものを改編して安くしたいとか、そういうお考えはなかったということでしょうか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
今回このシステムを検討するに当たって、実際の事業者に相談して、見積もり等、また仕様等を考えたところでありますが、そういった中で事業者のほうでも全くゼロから開発していくということでなくて、既存にあるソフト等をうまく連動させながら、そしてシステムをつくっていくと聞いております。
そういう面では全く無いものからつくっていくことではなくて、今ある仕組みの中をうまく一体化させて、私どものほうに提供を考えているというところになります.
フジノの質問
僕がなぜこんなにしつこく質疑をしているかというと、大変危倶していることが1つあります。
『百条委員会』でも大変話題になっておりますが、市長が御自身の親しい方にお仕事を流すというようなお話が疑われている訳です。
市長が力を入れておられる『ヨコスカバレー』という取り組みがありまして、ICT企業、ペンチャーの皆さんにいろいろな取り組みをしてもらおうということの中の1つとして、市長から『ヨコスカバレー』のどこかにアプりをつくってほしいという意図があらかじめあって、既存のアプリを流用するとか、何か今ある万歩計を使って、そこに記念品を提供するというような純粋な意図では無い所から、「アプリをつくるような計画を考えろ」と言われてしまったのではないかと考えざるを得ないんです。
今回のアプリをつくりたいというアイディアというのは、生涯現役推進担当課から出たものなのでしょうか、
それとも市長からの指示で始めたことなのでしょうか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
こちらにつきましては、私どものほうから発案させていただいております。
また、こういったいろいろと運動しない方たちに対するアプローチはどうしたらいいのかということを日々考えていく中での今回の健康マイレージ制度の提案にもなります。
また、『まち・ひと・しごと創生の総合戦略』の中でもインセンティプというところが課題として上げられたかと思いますので、そういったところから、私どものほうから提案して、今回の予算化に向けての提案をしたところになります。
フジノの質問
僕自身はこの予算に反対するものですが、仮にこの予算が成立した暁には絶対に随意契約のような形は取らずに、そして見積もり合わせだけで終わらせずに、しっかりとした入札で提案を受けて、そして少しでも安く、少しでも高機能なものをつくってもらえるように、必ず入札にして競争にしていただけることを約束していただけますか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
今回、実限に契約するに当たっては、私どもで仕様書を書きまして、プロポーザル方式で競争していただきたいと思っております。
そういった中では当然一定の競争性を担保した上での契約行為になろうかと思っております。
そういった部分は契約課と相談しながら、忠実に進めていきたいと考えております.
フジノの質問
そして、もう1つぜひお願いしたいことは、データを蓄積するのは横須賀市のサーバーだけであって、プロポーザルによって選ばれた業者にデータが流れるということは絶対に無いようにしていただきたいと思うのですが、いかがですか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
今回、個人情報をいかに保護するかという点かと思います。
これにつきましては、今の仕組みとして、本市のサーパーの中に蓄積するのか、それともクラウドの中で蓄積するのかという方式があろうかと思いますが、仮にもこういった個人情報が何かの形で流通してしまわないような記慮といった仕組みはしっかりとつくっていきたいと考えております。
フジノの質問
再度確認したいのですが、受託した企業に情報が提供されることがないように、外部に流出しないのは大前提のことなのですが、契約した相手先にデータが蓄積される必然性は全くないので、横須賀市の管理するサーバーなのかクラウドなのか分かりませんが、当該事業者に情報が提供されないように約束していただけますか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
実際のこういったデータの管理ということについて、全て保守管理をする事業者がそういったものを見ることができない、持つことができないという仕組みができるかどうかということについて、現時点では分かりかねます。
そういった部分での極力可能な限り個人情報については、もちろん外部もそうですし、また管理委託する事業者の中で不正な形で情報が例えば依き取られるとかないように仕様書の中でしっかり配慮していきたいと考えております。
フジノの質問
今まだ重要性がお伝えできていないのかと思うので、1つ例え話をさせてください。
『TSUTAYA図笹館』というものがあって、僕がそれにずっと反対してきたのは、本来図書館の貸し出しデータというのは、御本人が借りたときに図書館のデータに借りたというデータが蓄積され、返したときにそのデータは削除されるということで、御本人の究極の個人情報である本の貸し出し、借りたデータは必ず守られる。
それが『TSUTAYA図書館』においては、、民間企業にどんな本を借りたか、データが吸い取られて、これはそういう契約になっているので、そして『TSUTAYA』はそのデータをもとに販売促進の技術に使う、販売促進のマーケティングに使うと。
それと全く同じことを危倶しております。
ウォーキングをする、どこを歩く、それからどんな食べ物を食べたか、どこで食べたか、何を食べたか、あらゆる自分の人生の目標とか書いてあるものが、一民間企業が扱うことができて、そしてそれをもとにマーケティングする可能性もあり得るわけですから、それが絶対にそんな使われ方をしないように約束していただきたいと申し上げております。
いかがでしょうか。
健康部長の答弁
委員が御心配されることは、そういった目的外に使うということですよね。
要するに横須賀市の健康マイレージの為以外の所でそれを使うということは当然業者にさせないように、そういう契約をしなければいけないだろうと思っています。
ただ、データを取った時の管理といいますか、データをどこに置くかというところは、市役所の中のサーバーに置くということは今考えておりませんので、クラウド等を利用するようなケースもあろうかと思います。
そこについては市役所の中に必ず置くということは言えませんが、集まったデータを目的外に使わないということは当然しっかり業者との契約の中にうたっていきたいと思います。
フジノの質問
最後の質問になります。
若い現役世代のみなさん、生活習慣病になる前の方々にモチペーションを持つきっかけにしたいということで、このアプリを今回開発する訳ですが、先行して始めておられる神奈川県の『かなビンゴ』アプリは11月にスタートして、2月に入ったばかりですから、2カ月半でダウンロードがどれぐらいか承知しておられますか。
保健所生涯現役推進担当課長の答弁
ダウンロード数については把撞してございません。
フジノの質問
2カ月半でダウンロード数は、神奈川県保健福祉局に問い合わせたところ82件だそうです。
今回1573万円をかけて、「2万人の方に使っていただきたい」という想定をされているということでしたが、全く見込みが甘過ぎる、と僕は断言せざるを得ません。
これが僕の今回のアプリのシステム開発費、管理用サーバー運営費に反対する理由からの質疑になります。
質問は以上です。
このような質疑を行なった末に、フジノはこの予算に反対しました。
市議会全体としては可決されました。
しかし、すでに記したとおり、多くの委員から質疑において問題点が指摘されました。
また、異例のことですが、討論においても賛否それぞれの立場から3名の議員が事業の在り方に対して厳しい意見を述べました。
ですからフジノは、国が交付金の対象として採択しなかったことを疑問に感じません。
この事業はあまりにも制度設計が不十分ですし、新たにアプリを作る明確な必然性が全くありません。
したがいまして、国の交付金を財源として提案されたこの『横須賀市健康マイレージ事業』は、財源がゼロとなった以上、実施不可能です。
そもそも、税金を使って実施すべき内容ではありませんでした。
今回ばかりは国の判断がはっきり正しかった、とフジノは受け止めています。