僕のとてもニガテな鎌倉駅へ朝一番で向かいました
今日は、朝一番で鎌倉に向かいました。
まだまだゴールデン・ウィーク。
駅のホームに降りた瞬間からすさまじい人出に圧倒されました(こんな感じです)。
昨年亡くなった父が、かつて鎌倉の病院に入院していた時のことを思い出しました。
父は脳梗塞で植物状態の寝たきりとなり、12年間の入院生活をおくりました。
わが国の医療のしくみでは1つの病院がずっと引き受けてくれるということはなく、父も転院をくりかえさせられました。
そんな訳で2009年から1年間は江ノ電沿いの病院に入院をしていたのです。
江ノ電に乗り換えたいのに、人出の多さでJR鎌倉駅ホームから出られない、江ノ電が入場規制していて入れない。
ホームに入っても何重にも並んだ行列の最後尾で、何本も電車を待たないといけない。
ただでさえ僕はパニック障がいもちで電車に乗るだけでもつらくてしかたがないのに、毎回が地獄でした。
観光で来ている人たちはカップルや親子やグループで、みなさんは会話したり楽しそうに過ごしているのに、僕は植物状態で寝たきりの父に会いに行くのです。
僕にとって、鎌倉は観光地ではなく、父のお見舞いへ向かう途中の乗換駅のままです。
いつも混雑していて、居る人はみんな楽しそうで、自分はその真逆で、いつも孤独を感じて、暗い気持ちでした。
だから今も僕にとって、鎌倉は嫌いなまちです。来たくありません。
何故、そんな鎌倉へわざわざやってきたのか。
それは、あさか由香さんのお話会に参加する為です。
あさかさんは、21才の時にご家族を交通事故で亡くしておられます。
「それからずっと生きることの意味を考えてきた」
と話しておられる動画を観ました。
15年前、家族3人をいっぺんに亡くしたあさかさん。
生きることの意味を考えずにはいられなかったあさかさんは、長い時間の末に「命を守ることが自分の生きる道だ」と心に決めたそうです。
そんな人だからこそ、僕はとてもシンパシーを抱きました。
フジノが政治家に転職を決意したのは、14年前に大切な人を自殺で亡くしたからです。
政治家に転職した1年後に、今度は父が脳梗塞で植物状態となってしまい、昨年6月に亡くなるまで常に危篤状態でした。
だから、いつも僕も生きることの意味を考えずにはいられませんでした。
そして僕も、あさかさんと同じように「もう絶対に、1つの命も失わせない」と決めたのです。
だから、命を守る為に働いています。
どんなことがあってもあきらめないで、ここに立っています。
大切な人が亡くなるという体験は、残念ながらどれだけ親しい友人であったとしても、体験したことが無い人には理解できません。
想像で共感はできたとしても、本当の意味では理解することは不可能なのです。
そして、悲しみの中に身をひたしているだけでもつらいのに、あえて立ち上がって『命を守ること』に自らの生きる道を選ぶことの苦しさは、誰にも理解できません。
唯一、同じ覚悟をした人間にしか分からないのだ、と僕は思います。
僕も今でも毎日考えずにはいられません。
何故、僕は生きねばならないのか。
もしも僕に生き続けなければならない理由が残っているとしたら、それは『失われるべきではない命を守ること』しか無いのです。
政治家なんて世間やあらゆる人々から嫌われるだけで、何も良いことはありません。
それでも僕がここに立ち続けている唯一の理由は、『命を守ること』が僕に与えられた使命だからなのです。
同じ使命を覚悟した人を、応援するのは同じ立場の人間の使命だと僕は感じています。
だから、人混みもガマンして、パニック障がいを避ける為にたくさんクスリものんで、気合いを入れてやってきたのです。
あさかさんに会う為に。
「大切にしている政策」は同じ、「覚悟」も同じ。だからフジノはあさかさんを信じています
2ヶ月後に迫った参議院選挙。
この半年間、神奈川選挙区に立候補を予定している方々の政策をお聴きしてきました。
その中でも、あさか由香さんが訴えている政策は、そのほとんどがフジノの大切にしてきた政策と同じ想いだと感じました。
あさかさんの政策をあえて一言にまとめると、こうです。
命を守る。その為にやるべきことを全てやる
他の候補予定者の誰かから選ぶという『消去法』ではなくて、フジノは「あさかさんを応援すべきなのだ」と感じました。
その想いをツイッターに記しました。
SNSの力は強いもので、あっという間に情報がまわりまわって、いろいろな方からご連絡を頂きました。
あさかさんがわざわざフジノに挨拶に来てくださる、とか、あさかさんとフジノが対談をして新聞に掲載する、という企画まで頂きました。
でも、僭越ながら全てお断りさせていただきました。
何故ならば、立候補予定者はめちゃくちゃ忙しいのに、フジノなんかにあいさつする時間がもったいないからです。
『オワコン』であるフジノなんかと対談する時間があれば、もっと多くの人々の声に耳を傾ける時間にあててほしいからです。
あさかさんの政策は十分に分かっているし、もうフジノは勝手に応援していくだけです。
実物のあさかさんへのごあいさつは、タイミングが合う日にフジノから勝手に行く、そう決めていました。
昨晩になって、急に翌日の仕事が先方都合で全てキャンセルになりました。
真夜中になって、市民団体の『UNITE三浦半島』と『@湘南市民連絡会』の主催で『あさか由香さんお話会』が今日あることを知りました。
何かが僕の背中を押して「行け」と言っているように感じました。
実際にお話を伺う前に、たくさんの演説の動画を拝見していましたし、ツイッターも読んでいました。ですから、今日のお話も決して目新しい何かがあった訳ではありません。
でも、やっぱりご本人とお会いして良かったと思いました。
さらにラッキーな事に、あさかさんの親友の方にお会いして30分以上もお話をすることができました。
政治家は孤独です。
その政治家が折れずにぶれずに信念を貫けるのは、利害関係とは無縁の、人生の一時期を共に生きた親友がいるかいないかです。
特にフジノの場合は政党にも所属していませんし後援会もありませんので、市外に暮らす(市内だと利害関係が生じうるのです)親友の存在があるおかげで、13年間ぶれずに仕事を続けることができました。
あさかさんのご友人は、すでに勝手連として『withあさか由香』という活動をしておられました。
フジノはその勝手連の活躍ぶりもツイッターや動画で拝見していました。ですから、どれほど真剣に切実にあさかさんのことをご友人がお考えなのかが改めてよく分かりました。
あさかさんはきっと将来、ぶれない政治家になる。
これからフジノは勝手連である『withあさか由香』に加えてもらいます。
残り2ヶ月でやれること、まだまだたくさんあります。
その2ヶ月の向こうには、たくさんの命を守ることができる政治家の誕生が待っています。
命を守ることが自分の生きる道だと覚悟した政治家は、強いです。
命を守ることが自分の生きる道だと覚悟したあさか由香さんを、フジノは信じています。