臨時議会が開かれて「議会人事」が決まりました
今日は『臨時議会』が開かれました。
かねてからお伝えしてきた通りで、この『臨時議会』では『議会の人事』だけが決められます。
市長からの議案の提出も無く、本会議・委員会での審議もありません。
- 副議長(青木秀介副議長が辞任された為)
- 議会運営委員会(任期満了の為)
- 4つの常任委員会(任期満了の為)
上のそれぞれの役職について、新たなメンバーが選ばれました。
フジノは正式に本会議の場で、再び『教育福祉常任委員会』に所属することが決定しました。
2016年度の1年間(2016年6月〜2017年5月)は、このように新たなメンバーで構成された委員会等で議会は進んでいきます。
新副議長にはまのまさひろ議員が選ばれました
本日、青木秀介副議長が一身上の都合により、副議長を辞任されました。
残念ながら、わずか1年間だけで交代。
そして新副議長の選挙が行なわれました。
はまのまさひろ議員が新しい副議長に選ばれました。
「副議長を『慣例』で1年交代にしてはならない」とフジノは考えます
実はこれ、横須賀市議会では『慣例』として『副議長は1年で交代する』ことがずっと繰り返されてきました。
フジノはこのシステムに反対しています。
二元代表制における『市議会』のリーダーである議長・副議長は、市長と同等もしくはそれ以上に重要な存在です。
横須賀市が進むべき方向を指し示すリーダーが市議会においては正副議長であり、行政においては市長なのです。
それが1年ぽっちで交代してしまうならば、リーダーに必要な『権威』が失われてしまいます。
はじめから1年で交代することが分かっている役職者に対して、どれだけ市民のみなさまは『権威』を感じることができるでしょうか。
また、『地方自治法』においても、第103条第2項で以下のように定めています。
第4節 議長及び副議長 (議長及び副議長)
第103条 普通地方公共団体の議会は、議員の中から議長及び副議長一人を選挙しなければならない。
2 議長及び副議長の任期は、議員の任期による。
本来、正副議長の任期は4年間なのです。
フジノは、議長も副議長も4年間の任期を同じ方が続けるべきだと考えています。
ですから、青木副議長の辞任に反対しました。
そして、新しい副議長の選挙においては、「そのまま続けてほしい」との考えから、あえて青木前副議長のお名前を書いて投票をしました。
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実は、フジノは毎年同じ投票行動を取っています。
青木秀介副議長が選ばれた2015年の副議長選挙では、フジノは「伊東雅之副議長は辞任すべきではない」との考えから伊東議員にあえて投票しました。
伊東雅之副議長が選ばれた2014年の副議長選挙では、フジノは「矢島真智子副議長は辞任すべきではない」との信念から、矢島議員にあえて投票しました。
ずっとこの投票行動を取り続けてきました。
何故ならば、「議長も4年間、副議長も4年間、同じ方が続けて務めるべきだ」とフジノは考えているからです。
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毎年どなたにフジノは投票をしたかをブログで明らかにしていますので、今回選挙で選ばれた他の役職についても明記します。
フジノが投票した方 | 実際に選ばれた方 | |
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神奈川県内 広域水道企業団 議会議員 |
山口道夫議員 | 山口道夫議員 |
神奈川県 後期高齢者医療 広域連合議会議員 |
石山満議員 | 石山満議員 |
以上です。
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こうして、2016年度の臨時議会の『本会議』は終わりました。
明日以降も、新年度の体制を固める為に各委員会が協議会を開いたり、議会IT化運営協議会や議会報告会等準備会ほか全ての会議が開かれていきます。
本格始動は6月議会からです。
後日談:翌日の神奈川新聞が報じて下さいました
翌日の神奈川新聞が、副議長の交代を報じて下さいました。
上の繰り返しになってしまうのですが、二元代表制の片方である市議会のリーダーのひとりが交代したのですから、本来であればそれは一大事です。
イメージとすれば、『副市長の交代』以上の重みがあることですから、「地元紙だけでなく各紙が大きく報じてほしい」と『議会人』としてフジノは願っています。