「国民健康保険運営協議会」が開かれて、大切なことが決まりました
本日、『国民健康保険運営協議会』が開かれました。
毎年5月の『協議会』で、市民のみなさまにとって重要なことがらが決定します。
それは、国民健康保険の『保険料率』です。
市民のみなさまには『国民健康保険料』を、毎年6月から翌年3月までの10ヶ月間かけてお支払いいただいています。
この『保険料』の金額を決めるのに必要なのが『保険料率』なのですが、実は毎年この『保険料率』は変更されています。
例えば、昨年2015年度の保険料率は下のとおりでした。
今日、新たに2016年度の『保険料率』が正式に決定いたしました。
2016年度の1人当たり保険料は、前年比1410円の値下げです
2016年度の『保険料率』は下の通りです。
これによって
2016年度の1人当たり保険料=9万2976円
と決まりました。
2015年度は9万4386円でしたので、1410円の値下げです。
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これは明日31日、『告示』されます。
『告示』とは、市役所の掲示板への掲示や『市報』への掲載などです。
けれども「これでは市民のみなさまにはまず伝わらないだろう」とフジノは毎年感じています。
そこで、このブログで『速報』としてお伝えいたします。
「決定とともにまず最初に知るべきは市民のみなさまであるべきだ」とフジノは考えてきたからです。
まもなくスタートする6月議会で、教育福祉常任委員会にも報告がなされます。
その後、6月15日から市民のみなさまのもとに保険料計算書が郵送され、『広報よこすか』にも掲載されることになります。
保険料は人によって異なりますので、値下げになる方も値上げになる方もいます
2016年度の1人当たりの国民健康保険料(平均)は9万2976円となりました。
ただ、これはあくまでも平均値ですので、おひとりおひとりの金額は異なります。
横須賀市の被保険者は約11万人ですが、このうち約5万人くらいの方々の保険料はこの平均値になる見込みです。
さらに値下げになる方もいれば、逆に値上げになる方もいらっしゃいます。
フジノの場合はさらに値上げになります。
正確にみなさまおひとりおひとりがいくらになるかは、6月15日から郵便で発送される計算書で通知されますので、いましばらくお待ち下さい。
「2年連続の値下げ」に、ホッとしています
社会保障がメインの政策であるフジノは、『医療』の最後のセーフティネットである『国民健康保険』を守ることが重要な使命だと考えてきました。
その為、国民健康保険が財政危機に追い込まれた2012年には、もはや『値上げ』せざるをえないことを率直に市民のみなさまにお伝えしました。
もちろん『値上げ』の前にフジノはあらゆる改善策を提案してそれを実現してきました。
そして2013年と2014年は、2年続けて『値上げ』をさせていただきました。市民のみなさまには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
市民のみなさまの生活実態を常に目の当たりにしてきたからこそ、反貧困の政策に取り組んできたフジノです。
たくさんの方から「また値上げなのか」「これ以上何を切り詰めればよいのか」という怒りや嘆きの声をお聴きするたびに、胸が苦しくてたまりませんでした。
それでも当時、最後のセーフティネットを守る為にはどうしても値上げが必要だということを、市民のみなさまに(納得はいかなくとも)理解していただきたいとフジノは説明を続けてきました。
最も厳しかった2012年から4年間が経ち、こうして『2年連続の1人当たり保険料の値下げ』という結果になり、心の底からホッとしています。
市民のみなさまのご協力のおかげです。ありがとうございます
この結果が得られたのには、市民健診や特定健診に力を入れる為に市役所に新たに保健係を立ち上げたり、データヘルス計画の導入を提案したり、1つずつ取り組んできたこともあります。
しかし、何よりも大きかったことは、市民のみなさまが2年にわたる値上げをお許しいただいたことです。
本当にご迷惑をおかけいたしました。
同時に、ご協力をいただいたことに心から感謝をしております。
市民のみなさまからの怒りの声や不安の想いなど、全て受け止めるのが政治家としての責任だと考えています。
これからもみなさまからのご意見の全てにしっかりと耳を傾け、ご質問のひとつひとつにきちんとお答えしていきます。
どうかよろしくお願い致します。