市の教育政策を決定する「総合教育会議」が開かれました
本日9時30分から『横須賀市総合教育会議』が開かれました。
この会議は、教育委員会委員5名と市長がメンバーです。
市の教育政策の最終的な意思決定をする会議です。
ようやく「中学校完全給食の導入」が「横須賀市の正式決定」となりました
さて、先日の教育委員会定例会の場で、中学校完全給食の導入が『教育委員会の正式決定』となりました。
今日の『総合教育会議』の場では、その『教育委員会の決定』を改めて議論して、次は『横須賀市としての正式決定』にします。
荒川教育委員長がこれまでの経緯を説明し、また他の4名の教育委員も補足説明をしました。
そして、結論が出ました。
ようやく吉田市長が認めました。
本当に長い間、吉田市長が決断できなかった為に、横須賀の中学校に通うこどもたちと保護者のみなさんは不利益を被ってきました。
けれども、保護者の方々を中心に、本当にたくさんの市民の方々が請願・署名などの活動を繰り広げて下さいました。
その成果がついに実りました。
市民の想いと行動の勝利です。
本当に市民のみなさまに心から感謝を申し上げたいです。ありがとうございました。
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『総合教育会議』は他に数件の議題がありましたが、予定通りに1時間であっけなく終わりました。
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メディア各社も今日はみなさん取材に来て下さいました。
会議の閉会後、囲み取材がその場で行われて、荒川教育委員会委員長と吉田市長に様々な質問がなされていました。
具体的な実施方法を詳しく決めていくことが本当に大切です
喜びはここまで。
ここからが本当に大切な議論の始まりです。
これまでも何度も申し上げてきましたが、市内の各中学校はその規模も面積もバラバラです。小学校と隣り合って建っている中学校もあれば、そうでない中学校もあります。
したがいまして、最も良い理想の形である『全ての中学校に調理室を増築する』ことは不可能だと思われます。
いくつかの中学校に関しては、他の場所で調理した給食を配達するような形にもなるでしょう。
給食の調理は複数の方法を取り入れての実施になる、というのが現時点での現実的な考え方です。
こうした『実務』をしっかりとした『調査』に基づいて進めていかねばなりません。
市議会は『市の正式決定』を見越して、3月の予算議会ですでに当初予算案を修正して、調査費用を計上しています。
市がすぐに詳しい調査に入れるよう予算を増額修正したのです(市議会のナイス取り組みです)。
この調査に数カ月がかかりますが、次は調査結果の報告書をもとに議論をしていくことになります。
いいかげんな形での実施(名ばかり完全給食みたいなもの)に絶対させない為に、徹底的に市議会でも議論をしていきます。
さらに、こうした取り組みが全てしっかり実現できる為には『予算』が必要です。
市長が必要な予算をちゃんと計上するように市議会も厳しくチェックしていきます。
こうした調査結果をはじめ、教育委員会定例会での議論や市議会での議論は、全て情報発信していきます。
どうか市民のみなさま、そのプロセスを知って、一緒に議論に参加して下さい。
こどもたちを守る為に、どうか中学校で給食が配膳されるその日まで、もう少し力を貸して下さい。
さらに中学校給食がスタートした後も、いくつかの問題が起こるでしょう。
それらを改善していく為にも市民のみなさまの生の声が必要です。
どうかこれからもこどもたちの為にあなたの力を貸して下さい。
どうかお願いいたします。