市内で初めて特定外来生物に指定されている「セアカゴケグモ」が発見されました
本日、健康部長から全議員宛に報告がありましたので、市民のみなさまにお伝えいたします。
セアカゴケグモの発見について
平成28年8月5日(金)、特定外来生物に指定されている『セアカゴケグモ』が市内で初めて確認されましたのでお知らせします。
『セアカゴケグモ』は、基本的に攻撃性はありませんが、毒を持っていますので素手で捕まえたり、触らないように気を付けて下さい。
- 概要
平成28年8月4日(木)市内在勤者から、追浜本町に『セアカゴケグモ』と思われるクモが巣を作っているとの連絡がありました。8月5日(金)、職員が現地確認し当該クモを捕獲しました。
同日、環境省関東地方環境事務所に同定を依頼したところ、特定外来生物に指定されている『セアカゴケグモ』であると同定されました。
- 発見内容
セアカゴケグモ 1匹 - 発見場所
追浜本町1丁目公道 - 対応
発見現場周辺で再調査を実施し、他の個体が生息していないか確認した結果、『セアカゴケグモ』は発見されませんでした。 - その他
現在まで、このクモに咬まれたことによる健康被害の届出はありません。
セアカゴケグモについて
- 特徴
体長約1cm、全体が黒く、背中に目立つ赤色の帯状模様がある - 発見された場合
- セアカゴケグモを見つけても、素手で捕まえたり、触らないように気をつけて下さい。
- 駆除するには家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の物理的な方法でも構いません。
- 1匹見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意して下さい。
- 市内でセアカゴケグモを発見した場合は、保健所生活衛生課環境衛生係(直通046-824-9861)にご連絡下さい。
(*赤太文字化はフジノ)
健康部長からの報告は以上です。
「セアカゴケグモ」とは
『特定外来生物』とは、『外来生物法』に定められている生物です。
『特定外来生物』は、人の命や健康に被害を与える可能性があること、日本の動植物などの生態系を破壊する可能性があること、農林水産業に被害が起こる可能性があります。
今回発見された『セアカゴケグモ』の場合は、噛まれると心身に影響があります。
そこで環境省は、規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。
今回発見された『セアカゴケグモ』は、一般的に、港湾地域や隣接する地域で多く発見されていて、コンテナ等に付着して侵入してきた可能性が高いです。
横須賀の場合も、港湾に近い追浜が発見場所だったことは、この一般論に合致していますね。
「セアカゴケグモ」の生息する場所
『セアカゴケグモ』は、以下の様な場所に生息するとのことです。
- 日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物の窪みや穴、裏側、隙間に巣を作ります。
例.自動車、プランターの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中など - 屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
- ゴケグモに咬まれないように屋外で作業する場合は、軍手など手袋を着用して下さい。
「セアカゴケグモ」に咬まれてしまったら
噛まれてしまった場合の注意点は、下の通りです。
- 咬まれてしまった時には、すみやかに傷口を水で洗い、医療機関にご相談下さい。
- 重症化した場合には血清(抗毒素血清)による治療が必要です。
- 咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へご持参下さい。
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市民のみなさま、どうぞご注意下さいますようよろしくお願いします。