学校敷地内に埋められている除染土の移設に向けて、ついに動きがありました
こどもたちが毎日通い、生活の大半の時間を過ごしている学校。その学校の敷地内に、放射能汚染された除染土が5年前からずっと埋められたままの横須賀市。
上と下の画像で示したように、市内の小・中・高校・ろう・養護学校の43校の敷地内に埋められています。
先日の小室議員による一般質問でも判明したのですが、現在では埋設を示す標識などの設置をやめてしまった学校が23校もあり、生徒が立ち入る可能性もあります。
その移設を5年にわたって求め続けてきたのですが、ようやく先月9月23日の一般質問によって方針転換が打ち出されました。
一般質問での市長答弁を受けて、さっそく教育委員会事務局と上下水道局との協議がスタートしました。
上下水道局からは、
- 下町浄化センター周辺の住民のみなさまへの説明会が必要である。
- 説明会の実施にあたり、学校敷地内に埋設されている除染土の現在のベクレル数などのデータが必要である。
などの指摘がありました。
サンプル調査の為に、2日間で市立学校5校の除染土を採取しました
そこで教育委員会事務局では、『除染土のサンプル調査』を行なうことを決定しました。
サンプル採取を行なってベクレル数を測定して、そのデータをもとに地元説明会でご説明を行ないます。
対象にしたのは、5年前に除染をした時に高い数値が出た順に5校を選びました。
サンプル調査のスケジュール
- 10月12日:3校(鴨居小学校・浦賀中学校・衣笠中学校)からサンプル採取
- 10月13日:2校(浦賀小学校・田浦中学校)からサンプル採取
- 10月14日:逸見の上下水道局浄水課にある測定器でベクレル測定を実施
昨日のサンプル採取の様子を、現場で立ち会った市民団体『ピースムーブ・ヨコスカ』がツイキャスで生中継・録画公開してくれました。
さらに、けさの神奈川新聞も報じてくれました。
昨日と今日で採取した5校分のサンプルは、明日、上下水道局の逸見にある浄水課に搬入します。測定は1日で終ります。
今後の予定として、年内に周辺住民への説明に教育委員会が訪れます
その後のスケジュールとしては、
今後のスケジュール
- 過去に下町浄化センターに汚泥焼却灰を保管するにあたって説明を実施した周辺住民の相手先を、上下水道局が教育委員会事務局に紹介する。
- 説明準備ができしだい、町内会長らと教育委員会事務局がスケジュール調整をする。
- 11~12月に教育委員会事務局の学校管理課が地元で会合がある時に説明に伺う。
とのことでした。
今後の詳しい予定が決まったら、また必ずご報告します。