国内最大の図書館関連イベントが今年もスタート!
「図書館は民主主義の砦」
というのがフジノの生涯変わらない立場です。
例えわがまちが財政危機になっても、あるいは安易な『ツタヤ図書館』化が全国で広がっていこうが、公共図書館を全力で守っていくことがフジノの使命だと信じています。
そんなフジノにとって、毎年秋に開かれる『図書館総合展』は国内外のベストプラクティスを学ぶことができる最高の機会です。
今年も11月8日~10日の3日間、パシフィコ横浜で開催されています。
このイベントは図書館や出版に関わる人であれば知らない人はいない、というものなのですね。
ぜひ図書館総合展の公式サイトもご覧になって下さいね。
唯一の短所、良いプログラムが同時刻に多数開催なのでたくさんあきらめねばならない
初日の今日フジノは午前と午後に1つずつ、2つの講座に参加しました。
下の画像は小さすぎて見えなくなってしまいましたが、今日開催されているプログラムの一覧です。
つまり、同時間帯に10個くらいのプログラムが同時進行で開催されているのです。
という訳で、事前申し込みの段階でどれに参加するか相当に悩んで「今現在の横須賀の問題に対応しているもの」「中長期的に横須賀に必要になってくるもの」などテーマを決めて選んでいます。
本当にたくさんの良いプログラムだらけなので、9割くらいはあきらめているような状況になってしまいます。
午後は4時間ぶっ続けの集中講義でクタクタですが充実しています
ところで今はこの『総合展』について記す気力がありません...。
午後に参加した4時間ぶっ続けの『集中講義「図書館政策」公立図書館の機能とその発揮の仕方』に参加した為です。
プログラム
- 「公立図書館の機能とその発揮の仕方」
宮脇 淳(北海道大学法学研究科教授) - 「新たな図書館機能の創造に向けて」
佐藤達生(株式会社図書館総合研究所取締役) - 「サービス・プロバイダー型PFIが問いかけるもの」
榊原康正(愛知県西尾市長) - 「地域文化創造への起点となる図書館条例」
佐藤 篤(東京都墨田区議会議員)
【司会】南 学(東洋大学客員教授)
充実した内容ばかりだったので気持ちはたかぶっているのですが、いかんせん疲れが...。明日もあさっても朝からありますので、ブログに記すのはいつかまた。
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外に出たら真っ暗でした。
ここでの学びは必ず横須賀の政策に活かします。
図書館は、民主主義の砦です。
こどもたちを貧困からも守りますし、自殺の犠牲を減らすことにも、あらゆるマイノリティの立場に追い込まれている人々も共に生きていかれる社会へと変えていくこともできる存在です。
公共図書館は、過小評価されています。
スタバでコーヒーを飲みながら過ごせるツタヤ図書館は、フジノの中では『一過性の流行』にしか受け止められません。
そんなものに流されずに、『王道』を歩みたいです。
(*何よりもツタヤ図書館は民主主義的に許せない問題が根底にあります)
フジノが願う『王道』とは、『図書館の自由に関する宣言』が理念ではなく当たり前のものとして実行されている、その理念も浸透しているまちにすることです。
そして、もっと本質的な意味で公共図書館の持つ可能性を広げて伸ばしていきたいです。
その上でも毎年こうして『図書館総合展』で学ぶことはとても大きな意義があります。
こちらは誰でも参加できますので、ご関心のある方は(平日開催ですが)明日あさってぜひ足を運んでみて下さいね!