心身は限界ですが・・・今年もスタートしました
9月議会の準備をしていた8月中旬から、12月議会が終わったこの週末まで、休む時間が全くありませんでした。
この数日間、フジノは完全にバーンアウトしていました。
状況を知っている一部の友人達は、
「年末年始の活動はやめて、今年はまるまる休んじゃえば?」
「そもそも他の政治家の人たちはそんな活動はやらないんでしょう?」
「1年やらなかったとしても状況は変わらないけど、藤野くんが倒れてしまえば替わりは居ないのだから」
と、心身を休めるように言ってくれたのですが・・・
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毎年恒例のクリスマスイブイブからの「ひとり自殺対策街頭キャンペーン」
やっぱりどうしても、この活動を休むことはできませんでした。
横須賀こころの電話は365日年中無休です
年末年始、市役所は御用納め(28日)に入ってしまい、あらゆる相談支援業務が機能しなくなってしまいます。
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横須賀市HPより
フジノはこれが悔しくてなりません。
命を守る為の職種は、年末年始であろうといつもどおり動いています。
警察・消防・救急をはじめ、医療・介護・障がい福祉サービスはもちろんのこと、民間のサービス業のみなさんも働いています。
『ワーク・ライフ・バランス』はあるべき取り組みですが、警察・消防・救急などみんなシフト勤務でまわしている訳です。何故なら、命を守らねばならないからです。
フジノには、市役所や保健所が年末年始に休みを取らねばならないことが理解できません。
御用納めに入ったからといって、市民のみなさまのお困りごとは無くなるなんてことは無いからです。
自殺対策も、命を守る為の仕事です。
一方、市役所が閉じてしまっていても、『横須賀こころの電話』だけはいつもどおりオープンしています。
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今年4月から独立してNPO法人化しました
だから
「市役所が例え御用納めに入ってしまっても、365日年中無休で市民のみなさまの相談をお聴きしている電話があるんです。もしも困っていることや悩んでいることがあれば、どうかお電話をかけて下さい」
と、お伝えし続けねばなりません。
365日年中無休の『横須賀こころの電話』の存在を、必要とする方に知ってもらいたいのです。
犠牲者数は減りましたが「ゼロ」になるまで終わりません
フジノは毎月、厚生労働省が発表する警察統計(速報値)をチェックしています。
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11月末現在の自殺犠牲者数の速報値(2015・2016)
現在の最新のデータは、11月末現在のものとなります。
2015年11月末現在と、2016年11月末現在の速報値を比べると、減少しています。
ここ数年間、自殺対策の効果が出てきたのか、犠牲者の数は確かに減少しています。
けれども、大切な人を亡くした悲しみや苦しみはとても大きく、ひとりであっても失われて良い生命なんてものはありません。
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ワイデッキにて
だからこそ、『ゼロ』という年がやってくるまで、その『ゼロ』がずっと続く時が来るまで、活動に終わりはありません。