結成から早くも10年が経ったことに深い感慨をおぼえます
今日は、ヴェルクよこすかで行なわれた『横須賀市腎友会』の第10回定期総会に参加しました。
2つの患者会・当事者会が合併して新たに『横須賀市腎友会』が結成されたのが2008年のことでした。
その結成総会に参加したフジノは、
「あの日からもう10年も経ったのか」
と深い感慨をおぼえました。
毎年お招きいただくおかげで、さらに新しい情報とみなさんの実感を伺うことができて、大変感謝しております。
形としては『来賓』として招かれている訳ですが、フジノに『来賓』という意識はありません。
あくまでもメンバーのひとりとして参加している想いです。
腎臓病は国民病です。
フジノにもあなたにも誰にとっても関係のある疾病です。個人としても、市議としてもずっとテーマとして議会で取り上げ続けてきましたし、国・県の動きも常に注視しています。
うわまち病院で透析治療が昨年スタートしたのは腎友会の長年の要望活動の成果
昨年の予算議会で、病院事業の2016年度当初予算案において
がついに報告されました。
そして、2016年10月から市立うわまち病院で人工透析がスタートしました。
まさに『横須賀市腎友会』の長年の地道な要望活動によって実現したのです。腎友会のみなさんのこれまでのご苦労を思うにつけても、フジノはとても嬉しかったです。
当時の予算審査でも、改めてうわまち病院での透析治療体制は当事者のみなさんの声を聴きながら運営してほしい旨の質疑を行ないました。
2016年予算議会・教育福祉常任委員会(2016年3月4日)
フジノの質問
続いては、うわまち病院の腎臓内科診療体制の拡充について伺います。
市内では、透析をしておられる方々の当事者会である『腎友会』の皆さんが、長年にわたって『うわまち病院』で透析ができるようにしていただきたいという要望を繰り返してまいりました。
その意味では、今回の年度内に透析治療を開始ということは大変ありがたいことで、感謝をしております。
そこで1点伺いたいのですが、これからスタートしていくに当たっても、『腎友会』等利用者の皆さんの声をぜひよくお聞きして、そして改善すべき点があれば、その声に耳を傾けて改善を積極的に行なっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
市立病院担当課長の答弁
今日そういうお話があったことは、病院のほうには伝えたいと思います。
スタートから半年が経った今日、改めて佐野会長をはじめ、会員のみなさまに心からお祝いと感謝の気持ちをお伝えしました。
次の10年を展望する腎友会の活動方針が決定。応援していきます!
定期総会では、透析治療を受けて5年・10年・15年・30年・35年・40年になる方々を毎回必ず表彰しています。
そうした方々は、健康管理に努めることで元気に長生きしていかれるというまさにお手本であって、新たに透析を開始したみなさまにとっても大きな励みとなります。
今日の総会では通常のプログラムである前年度決算報告・今年度予算案などに加えて、『次の10年に向けたビジョン』が示されました。
フジノはとても心を打たれました。
厳しい経済社会状況を直視して将来の日本の姿を想定した上で、腎友会としてどのような活動を進めることが社会へ貢献できるかが語られました。
当事者会や当事者活動の一義的な目的は、そもそもお互いが同じ病気や障がいのある立場(=ピア)として助けあい支えあっていくことです。
けれども腎友会は過去の総会においても、いかに腎臓病である我々の体験を社会に還元していくか、という視点が語られてきました。
今日は、さらに次の10年に向けたビジョンとして明確に『社会への貢献』がうたわれました。
こうした姿勢は、従来のピア活動を超えた新たな姿勢だとつくづく胸を打たれました。
フジノはもちろんこれからも議会内外での活動を通じて
- 生活習慣病対策の徹底
- CKD対策
- 透析をしておられる方々の高齢化への対策
- 透析をしておられる方々を介護するご家族の支援
- 大災害時の医療・福祉の確保
などを積極的に提案し続けていきます。
それに加えて、『社会への貢献』を強く打ち出した『腎友会』のみなさんの活動を応援していきたいです。
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本日は定期総会の開催、おつかれさまでした。
うわまち病院での透析治療スタートを皮切りに、どんどん腎友会の活動の成果が実現するようにフジノもがんばります。
次の10年がより良いものになるように、一緒にがんばっていきましょうね。
ありがとうございました。