通算10度目の「議会ICT化運営協議会」メンバーになりました
午後から『議会ICT化運営協議会』が開かれました。
昨年度までの『議会IT化運営協議会』の名称に1文字だけ加わって、新しい組織名になりました。
フジノは15年目に入る議員生活ですが、なんと通算10度目のメンバー入りとなります。任期は1年間なので、通算10年目となります。
『運営要綱』(第6条)の定めで、無会派は正式な委員ではなくオブザーバーという位置づけです。
しかし、歴代の委員長と委員のみなさまの合意のもと、実際には正式な委員とオブザーバーの間に違いは全くありません。
同じテーブルについて全ての議論に参加し、意見を自由に述べることができます。まさに横須賀市議会の良き伝統です。
横須賀市議会のICT化はさらにスピードアップしていきます
通算10度目に入りますが、これまでの横須賀市議会のICT化をずっと見つめてきたという想いがあります。
当初は世間的にもインターネットやパソコンなどが普及し始めた黎明期でしたから、何かを変えるのは本当に難しかったです。
けれども今ではどんどん改革が前へ前へと進んでいくのを実感しています。
先日もお知らせしましたが、この5月召集議会から議会運営委員会のインターネット生中継・録画中継がスタートしました。
パソコンからもスマートフォン・タブレットからも観ることができます。
全国的に見ても『議会運営委員会』までインターネットで公開している議会はまだまだ少ない、と思います。
改革はさらに進んでいきます。
前議長である板橋衛議員の強いリーダーシップのもとでいくつもの改革が進められましたが、昨年フジノたち『議会ICT化運営協議会』メンバーは『議会ICT化基本計画』を作成するよう指示をいただきました。
そして昨年12月に、今後5年間のICT化の方向性を定めた計画を作り上げたのです。
下の表が、昨年12月時点で計画した事業のリストです。
すでにリストの1番目に記した『議会運営委員会のインターネット中継』はスタートしました。
今年度は、『タブレット端末の導入』によって膨大な紙資料を削減してさらに政策立案や会議の議論を充実させていく『ペーパーレス会議システムの導入』を行ないます。
現在は具体的な運用スタートに向けて、起こりうるトラブルの想定や対処方法などを議論しています。
同時進行で、他の取り組み(例えば、聴覚に障がいのある方々の為にも、議会のインターネット中継にリアルタイムで字幕を付ける『音声翻訳システムの導入』など)も議論しています。
全ては市民のみなさまの為に、横須賀市議会はさらに議会改革を進めていきます。
正直なところ、多くの議員が常任委員会だけでなくいくつもの委員会や協議会など兼任しており、これまで以上に業務量はすごく増えました。市政の課題だけでなく、議会改革の為には徹底的に勉強が必要ですから、本当に体がいくつあっても足りません。フジノは心身のつらさを感じることが多いです。
市長をトップとする市役所には数千人の職員が居ますが、それでも人員不足だとフジノは感じています。その一方で、二元代表制といいながらもう一方の市民代表である市議会の議会事務局には、わずかに2名の課長と16名の職員しか居ません。39名の市議自らあらゆる作業に取り組まねばなりませんから、かなり大変です。
それでも市議会が一丸となって前に進んでいこうという姿勢は全く揺らいでいません。
横須賀市議会はこれからもさらに進んでいきます!