2年ぶりに横須賀で「多様な性にYESの日」イベントを開催しました
本日5月17日は『多様な性にYESの日』です。
日本では『多様な性にYESの日』の名称で記念日として認定されているのですが、国際的には『IDAHO(アイダホ)』あるいは『IDAHOT』として広く知られています。
『International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia』の頭文字をとって『IDAHO(アイダホ)』です。
直訳すると、『LGBT嫌悪に反対する国際デー』あるいは『国際反ホモフォビアデー』ですね。
今日5月17日は日本全国各地で、そして全世界各地でイベントや取り組みが開催されています。
そして横須賀では、3年前(2014年)、2年前(2015年)に続いて、2年ぶりに街頭キャンペーンを行ないました。
「生の声」をお聴きしていただきました
今年は2部構成にしました。
まず第1部。
17時から19時までは、リーフレットを配りながら、マイクで『多様な性にYESの日』の意義をお伝えしました。
また、やぎしゃんをはじめとする参加してくれた当事者の方々に、『生の声』をどんどん語っていただきました。
やぎしゃんとフジノは(年齢は全く違うのですが)同じ小学校・中学校ということもあり、彼の存在を本当に誇りに感じます。
実はまだブログ記事にできていないのですが、やぎしゃんの活躍のおかげで素晴らしい動きがたくさん起こっています。
例えば、武山小学校では市内で初めて教職員向け研修(昨年暮れ)と生徒向け研修(今年頭)を開催しました。当事者のみなさんと生徒たちが小学校時代からじっくり語り合う、素晴らしい取り組みです。
これが実現したのはフジノの議会質疑でもなんでもなく(ずっと提案はしてきたのですが・・・)、やぎしゃんの活躍のおかげなのです。
前回の横須賀での街頭キャンペーンにも参加して下さったトシさんが、今回も参加して下さいました。
嬉しい報告をいただきました。ずっと望んでおられた『戸籍名の変更』が無事に完了したとのことでした。
いわゆる通称名を使っている方々は世の中にはたくさんいらっしゃいます。
けれども、戸籍上の名前を変更するには家庭裁判所に『申し立て』をして、面談を受けて、そして『許可』がおりないといけないのです(何故に自分の名前を変えるのに、家庭裁判所からわざわざ『許可』を受けねばならないのか、フジノは法制度に疑問を感じます)。
2年前もトシさんはトシさんでしたが、通称名ではなくて、戸籍上もトシさんはトシさんになりました。本当に良かったです。
在るべき本来の自分、なりたい本来の自分になる。そんな当たり前のことがなかなか難しい。
こうした社会を変えていくことが、この『多様な性にYESの日』の活動の目的の1つでもありますので、トシさんのお話はとても嬉しかったです。
こうした活動をずっと続けていくことが社会を変えていく大きな力になっていくとフジノは信じています。
今日はチラシを受け取って下さる方々も多く、受け取ったチラシをポイと捨てた人は1人しかいませんでした。
チラシを読んだ方々からフジノはたくさん質問を受けましたが、丁寧にご説明するとみなさんうなずいて「これからもがんばって」と声をかけていただきました。
横須賀は、この10年間の活動が少しずつ実っていると感じています。
(その2)へ続きます。