【速報】2017年の国民健康保険の「1人当たり保険料」は9万8221円!なんと前年比5245円の値上げへ

2017年度の1人当たり保険料は、前年比5245円の値上げです

衝撃的な保険料が決まってしまいました。

おととし昨年と2年連続で値下げを実現することができた、国民健康保険の1人あたり保険料...。

しかし、今年2017年度は、なんと前年比5245円の値上げとなってしまいました。

2017年度の1人あたり保険料=9万8221円。

「市民のみなさまにとって、『医療の最後のセーフティネット』が国民健康保険だ」とフジノは考えています。この制度を守ることはフジノにとって、重要なテーマです。

けれども、1人あたりの負担がここまで高額になってしまうと、本末転倒です。

保険料の支払額が高くなりすぎて、生活費が無くなるという事態が起こりかねません。

みなさまの暮らしを左右する、大変に重要なことなので『速報』としてお伝えいたしました。



何故このようなことが起こったのか?

今年3月の『予算議会』の段階では、福祉部の試算に基づいた当初予算案では1人あたり9万2312円のはずでした。

3月の予算議会で示された保険料(右)と、実際に決定した保険料(左)

3月の予算議会で示された保険料(右)と、実際に決定した保険料(左)


前年(2016年度)が9万2976円でしたから、3年連続の値下げ(前年比664円の値下げ)となるはずだったのです。

福祉部が試算して、議会に予算案として示した訳ですが、決して福祉部が甘い試算をした訳ではありません。

3月の予算議会で示された保険料の説明資料

3月の予算議会で示された保険料の説明資料


予算策定の締め切りギリギリの昨年12月末の最新データを用いて計算をしました。固い試算だったと思います。

しかし、それからわずか5ヶ月。

横須賀の疲弊のスピードはもっと早く、現実はもっともっと厳しかったのです(この点に関して、市長の責任は極めて大きいと感じます)。

  • 予想以上の人口減少(被保険者が5102名も見込みを下回った)
  • 予想以上の世帯数の減少(見込みを2225世帯も下回った)
  • 予想以上の所得の減少(見込みを2万4658円も下回った)

市民のみなさまにとって、本当に厳しい結果となってしまいました。



保険料は人によって異なります。「値下げ」になる方も「値上げ」になる方もいらっしゃいます

本日フジノがお伝えしたのは、あくまでも平均の金額です。

あくまでも平均の金額ですので、おひとりおひとりが実際に支払う金額は異なります。

正確にみなさまおひとりおひとりがいくらになるかは、6月15日から郵便で発送される計算書で通知されます。

どうか、いましばらくお待ち下さい。



「値上げ」のイメージを表にしました

毎年こうして速報をお伝えしているのですが、その目的は不安を大きくすることでは決してありません。

可能な限り早く、みなさまの暮らしに大きな影響を与える保険料をお伝えすることが目的です。

そこで、不安が大きくなりすぎない為にも、知っていただきたいことがあります。

それは、負担が大きくなりすぎないように『軽減措置』というしくみがあるのです。

横須賀市HPより

横須賀市HPより


そして『軽減措置』の枠が、2017年度、少し広がりました(こちらをご覧ください)。

この負担軽減措置が取られた結果、みなさまの値上げ額がどの程度になるのかのイメージをお伝えします。

これもあくまでも『目安』でしかありませんが、基準総所得ごとに保険料がいくら昨年度から増えるかを表にしました。

基準総所得 値上げ額
0円/未申告 1757円
100万円以下 6407円
100万円超200万円以下 1万5955円
200万円超300万円以下 2万4346円
300万円超400万円以下 3万2196円
400万円超500万円以下 3万6596円
500万円超600万円以下 5万3893円
600万円超700万円以下 5万5925円
700万円超 3448円

本来ならば、もっとみなさまに分かりやすく具体的な金額でお示ししたいです。

来週後半以降、みなさまのお宅に届くであろう通知書をどうかご覧になって下さい。



今後の動きをどんどん報告していきます

市民のみなさまの想いとしては「こんな高い保険料を払えるか!」「今だって生活が厳しいのにどうすればいいんだ?」というお気持ちではないかと思います。

社会保障を政策のメインとするフジノとしては、生活に大きな影響を受けるであろう多くの市民の方々に対して、心からお詫びを申し上げます。

フジノはこの数年間ずっと保健政策(健康政策)に力を入れ、新たな部署の立ち上げも実現させ、2年連続で国民保険料の値下げを叶えることができました。

しかし、いくらフジノが保健政策(健康政策)に力を入れても、ここまで人口減少のスピードが早いと対応しきれません。

そもそもこの横須賀のまちづくりの根本的な政策が間違っている以上、社会保障政策だけで対応しきれないのです。本当に悔しさでいっぱいです。



2018年度から仕組みが変わります

来年度(2018年度)から、国民健康保険は枠組みが変わります。

横須賀市の手を一部離れて、神奈川県全体でひとつの保険となっていきます。

フジノはこれによって、できれば横須賀市民のみなさまの国民健康保険料が少しでも下がることを強く期待しています。

横須賀市だけでなく、県内市町村と神奈川県が協議を続けています。

こうした動きを1つずつ追いかけていき、市民のみなさまに素早くしっかりとお伝えしていきます。



3月の予算議会で示された保険料(右)と、実際に決定した保険料(左)

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