猿島での土砂崩れのその後を報告いたします
昨日お伝えしました猿島での土砂崩れについて、その後を報告いたします。
新たな報告
- 発生現場の状況:
高さ約20mの崖地下に、幅約5~10mの磯場が広がっている。
崩落箇所は、鉄製階段下から約10m離れた場所で、崖地の中腹部において、幅約8.0m、高さ約5.0mにわたり崩落した。
崩落物は、砂岩と砂質土が主であり、大きなもので直径約1.0mの落石も含まれていた。
崩落は自然崩落であるが、日常の見回りでは予見が無く、台風21号・22号、長雨が間接的な原因であると予測される。
- けが人の詳細:
下表のとおり
性別 職業 住所 搬送 受診 症状 男性 学生 東京都 有 有 打撲、切り傷 男性 学生 東京都 有 無 打ち身 男性 学生 東京都 有 無 打ち身 女性 学生 横浜市 有 有 擦り傷 女性 学生 川崎市 有 有 擦り傷 ※入院無し。治療費・物損費等は施設所有者賠償責任保険で対応予定
- 現地の封鎖:
11月6日の崩落直後、当該箇所に下りる階段、及びオイモノ鼻広場の階段(磯場へ下りるもう1箇所の階段)を封鎖。
11月7日午前中に、猿島公園全域の崩落等の危険箇所を点検した。
- 今後の対応:
公園内において危険性のある崩落箇所は、公園外周の磯場上部の崖地が主である。
磯場へ行ける箇所は3箇所あり、その対応は以下のとおり。
区分 場所名 11月6日まで 11月7日以降 磯遊び ① 砂浜奥 立入禁止 立入禁止 不可 ② オイモノ鼻広場下 立入禁止(片側) 立入禁止(両側) 階段下のみ可 ③ 日蓮洞窟下 立入可 立入禁止 不可 今回の崩落箇所は、普段から人があまり立ち寄らない箇所である為、保護工事等は行わず、安全距離を確保可能な場所で立入禁止措置をし、経過観察とする。
ただし、法面の安定化(浮石除去や落下しそうな樹木撤去)作業について、今後、業者による検地予定。
猿島公園 土砂崩れ(日蓮洞窟下磯場)
撮影日:平成29年11月6日15時58分頃
猿島公園土砂崩れ位置(日蓮洞窟下の磯場)
※日蓮洞窟へ降りる階段の途中から封鎖(日蓮洞窟前の踊り場までは通行可能。洞窟より下は立ち入り禁止)
本日は、以上です。
これからの対応についても、決まりしだい、ご報告いたします。