フジノがキレた委員会での質疑を覚えておられますか?
12月5日の教育福祉常任委員会での質疑で、答弁を聞いたフジノは久々にキレました。
「性暴力・性犯罪の被害に遭ってしまった方々を支援する為の『協力病院』に、市立2病院がなるよう働きかける」旨の答弁を、1年前に前市長が行ないました。
しかし、実際には1年間全く何もしていなかったことが、12月議会のフジノの委員会質疑で明らかになったのでした。
前市長はその場しのぎで議会答弁をして、実際には部局に指示をしないということばかりでした。
今、前市長時代のウミがたくさん出てきています。
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ところで、今日は良いニュースがあります。
それからわずか17日後の今日、素晴らしい発表がありました
その委員会質疑の後、担当課長はフジノに対して実行を強く約束してくれました。
それからわずか17日後の今日、素晴らしい報告が全議員に対して行なわれました!
以下に全文を掲載します。
平成29年(2017年)12月22日
市議会議員様
健康部長
市立2病院が性犯罪被害者を支援する協力病院に登録しました
市立うわまち病院及び市民病院(指定管理者:公益社団法人地域医療振興協会)は、性犯罪の被害に遭われた方を支援する為、神奈川県・神奈川県警察・特定非営利活動法人神奈川被害者支援センターが神奈川県産科婦人科医会と結んでいる『性犯罪被害者への支援における連携・協力に関する協定』に基づく協力病院に12月22日付けで登録しました。
今回の登録により横須賀市内の協力病院は、『内出医院(馬堀海岸2-26)』を含め3医療機関となります。
市立2病院では、警察や『かながわ犯罪被害者サポートステーション』、「性犯罪者・性暴力被害者ワンストップ支援センター『かならいん』」などの支援機関と協力し、被害者の不安を和らげるため、その方の心情に配慮しながら、適切な対応に努めてまいります。
そうなのです。
委員会で行なったフジノの提案がわずか17日後に実現したのです!
政治家が本気で質問をすることで現実は必ず動かせるのです
委員会からわずか17日。担当課長の手腕には驚くばかりです。
課長、部長、短期間での交渉おつかれさまでした。ありがとうございます。
そして、パートナーであるうわまち病院・市民病院の2病院の指定管理者である『地域医療振興協会』のみなさまには心から感謝しております。ありがとうございます。
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犯罪被害が無いことが最も望ましいのですが、現実は違います。
残念ながら性暴力・性犯罪は日常的に起こっていますし、被害に遭ったことをそもそも誰にも相談できずに苦しんでいる人がたくさんいらっしゃいます。
フジノは、勇気を出して相談して下さった方々の想いに少しでも応えられるように、これからも全力で働きたいと思います。
市内に内出医院(馬堀海岸)に加えて、市民病院(西地区)・うわまち病院(中央地区)と3ヶ所に『協力病院』が増えたことは、いざという時にとても大きな力になってくれるはずです。
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改めてフジノは、質問をして良かったと思いました。
12月5日の委員会は38.5度の熱が出ていましたが、それでも諦めずに質問を行なった結果、こうして成果を得られたのです。
政治家が本気で動けば必ず現実は動かすことができるのだ、と改めて強く確信しています。
また、フジノがこの質問をまさに今この時期に行なって本当に良かったと思います。
というのも、小幡さおり議員が質問した昨年は、まだ市民病院には産婦人科医の常勤医がいませんでした。常勤医がおられない状況では協力病院になるのは難しかったと思います。
仮に当時、小幡議員の提案どおりに動いたとしたら、うわまち病院だけでのスタートとなるところでした。
市民病院の産婦人科医の常勤医が復活した今この時期だったこともあって、うわまち病院だけでなく市民病院の両市立病院が『協力病院』の登録を受けることができました。
これだけは不幸中の幸いというか、怪我の功名というか、前市長が前向きな答弁をしておきながら1年間全く何もしなかったことの唯一良かった点でした。
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いずれにしても、喜んでいる暇はありません。
先日も、仁藤夢乃さんからは改めて横須賀の女子高校生が居場所が無くてJKビジネスに絡み取られてしまったこと、またColaboにも横須賀の方が来ていることを指摘されました。
被害に遭われた方々の支援をすることだけでなく、フジノは加害者対策も提案をしてきました。
市や市議会レベルで果たしてどこまで加害者を生まない取り組みができるのか(啓発だけでは足りません)、これからも知恵を絞って結果を出していきたいと思います。
性暴力・性犯罪は誰にも相談することができないことが多く、その残酷な犯罪の性質上、『魂の殺人』と呼ばれています。
フジノは、命を守るのが政治家の仕事だと信じて働いています。
物理的にも、精神的にも、命を守るのがフジノの仕事です。
これからも全力で取り組んでいきます。