初めて通行人の方々に守ってもらいました(感激です)
今日はクリスマスですが、例年どおり『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』に立ちました。
初めて立候補した2003年以来、フジノは街頭に立っていると必ずいろいろな人々からからまれます。
初選挙の時からして汐入駅前で胸ぐらをつかまれて、たくさんの聴衆が集まってしまいました。
それ以来、これまで15年間あらゆる機会に暴言を浴びせられたり物を投げられたりしてきました。
もともと負けん気が強いせいで、からまれたからといって絶対に引かない性格です。
フジノは無所属ですし後援会もありませんし、街頭にも必ずひとりきりで経ちます。
年1回くらいは友人が街頭演説の場に偶然いあわせることもありますが、基本的には僕のことは放置です。
何故ならば友人達は厳しくて、「からまれても対処できるくらいでなければ政治家として失格だ」という考えだからです。
そんな訳でフジノは、からまれても誰かに助けてもらったという体験が1度もありません。
「自分で何とかするもの」といつも考えてきました。
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今夜はクリスマスでしたし、ワイデッキの上には明らかにほろ酔い以上のアルコールが入っている人がいました。
ずっと罵詈雑言を投げつけられて、それが30分くらい続きました。
いつもどおり無視して続けていたのですが、さすがに30分以上からまれていると街頭キャンペーンの意味が無くなってしまうなあと少し悩んでいました。
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すると、ひとりの女性が近づいてきてフジノに
「今、交番に言ってきたから。負けないで!」
と声をかけて下さいました。
その少し後に、男性がフジノに近づいてきて、ちょっとおどけた感じで
「GO!GO!フジノ!負けるなフジノ!」
と声をかけて下さいました。
その後も複数の方々が「下の交番でおまわりさんに伝えてきたから。もうすぐ来てくれるから」と声をかけてくれました。
さらには、からんでくる酔っぱらいの方に対して通行人の方から
「この人の話を聴きたいんだから少し黙ってろよ!」
と声があがりました。
感激しました(涙)。
はじめに記したとおりで、フジノは常にひとりきりで街角に立ってきました。誰かに味方をしてもらった経験というものがありません。
それが
「この人の話を聴きたいんだから」
と、から見続ける酔っぱらいを止めようとしてくれる方が現れるとは・・・
クリスマスの夜、アルコールをたくさんのんで、日頃のうっぷんを政治家にぶつけて気晴らしをする人がいることなんて、容易に想像できます。
生きていれば嫌なことは日々たくさんあります。お酒でまぎらわす、権力者に文句を言う、それはふつうの人のふつうによくある行動です。
だから、フジノは耐えるしか無い。
いつもそう思って、生きてきました。
それが、今夜はこんなふうにたくさんの人達が助けてくれるなんて、15年間で初めての体験でした。
『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』の報告の趣旨からは離れますが、今夜のブログはそんな人々の温かさに感謝をお伝えしたくて記しました。
助けて下さったみなさま、ありがとうございます。
メリークリスマス。