休止しているカフェトークの、来年の定期開催の復活にむけて
2017年はフジノがとにかく忙しくて、カフェトークを3月末でお休みにしました。
週1回ペースで、これまで13年間で543回開催してきました。
なじみの深い方々にとっては大切なコミュニティになっており、
「早く再開してほしい」
という声もたくさん頂いてきました。
そこで、「どこかのタイミングでまた復活できないか」と考えていました。
『定期的な開催』の復活は、じっくり考えて来年の早い段階で実現したいと思います。
会場として貸していただけそうな所も見つかりつつあります。
いましばらくお待ち下さいね。
ただ、市議としての忙しさは2018年になってもなかなか変わらなさそうなので悩みどころではあります。
どうかみなさま、これ以上は再開を急かさないで下さいね。
トランキーロですよ。
9ヶ月ぶりのカフェトークでした
強いご要望をいただいているのに何もしないままでは切ないので、年内は、毎年恒例の特別版2つを開催しました。
1つ目は12月17日に開いた、毎冬恒例の『たこ焼きパーティー』です。
そして今日12月30日は『年末特別版』、いつもよりも長い開催時間のカフェトークを開催しました。
会場は『cafe+manabiya コトノハ』さんです。
「『年末特別版』のカフェトークの会場はここしかない!」
との想いで、2015年から会場を貸していただいています。
築百年の古民家を、オーナーご夫婦が1年間かけてじっくりとリフォームした素晴らしいコミュニティカフェです。
この数年間、『住み開き』として知られるようになった全国的な動きの1つだとフジノは受け止めています。
市内にも古民家をリノベーションしてカフェにしているところは何ヶ所もあって増えていますが、『住み開き』の動きに横須賀で呼応しているのは『コトノハ』だけなのではないかと思います。
とても素敵な取り組みだと思います。
(※もし他にも市内の事例をご存知でしたらぜひ教えて下さいね)
市内外・県外・海外から参加してくださいました
年末特別版は、これまで『マラソンカフェトーク』と銘打って12時間ぶっ通しで開催してきました。
けれども今日も大切な仕事の予定が複数入っていましたので、今年は3時間のショートバージョンでの開催となりました。
それでも、市内だけでなく、市外、県外、海外からの帰省中の方々が合計12名も足を運んでくれました。とても嬉しかったです。
おいしくて体に良いごはんを食べながら、参加者のみなさまのお話を聴かせて頂きました。
12名の方々のそれぞれの物語を限られたわずか3時間という時間でお聴きするのはやはりムリがありました。
フジノは、おひとりずつの時間を「巻き」でお願いしたのですが、お願いをしたフジノ自身が途中で自分の進め方にキレて
「あー、これではカフェトークがつまらなくなってしまう!ごめんなさい」
とお詫びするような状況でした。
人は、生きている人の数だけ分厚い本が何冊にもなるような物語があります。
うれしいこともたくさんあれば、悲しいこともたくさんあって、その生き様に他者が耳を傾けることはとても大きな意味があるとつくづく感じます。
カフェトークの約束事として、「ここで話したことは外部で話さない」というルールがあるので、もちろんブログにも書けません。
だからブログを読んで下さっているあなたには全く伝わっていないと分かっているのですが、カフェトークという空間を通じて語られるおひとりおひとりの人生はとても深い味わいがあります。
時間と体力が許せば、やっぱり年末特別版ぐらいは12時間ぶっ通しで開催したいなあと改めて感じました。
大好きな江口友子さん(平塚市議会議員)が来てくれました
今回は、フジノが公私ともに心から信頼し尊敬している江口友子さん(平塚市議会議員)が参加して下さいました。
彼女のライフヒストリーは公に語られていますので、カフェトークの「外部では話さない」ルールの適用外だと判断して、ちょっとだけエピソードを記させて下さい。
●
カフェトークは基本的に途中参加・途中退出OKのシステムなので、遅刻とか中座という概念がありません。
前日に「早く出てゆっくり向かいます」と連絡があったので、当日も「きっと江口さんはスタートと同時には来ないだろうな」とフジノは考えていました。
けれども、スタートから1時間過ぎてもいらっしゃらなかったので、少し焦りました。
何故なら会場は横須賀が地元の人にとってもすぐには分からない場所なのです。昨年も、埼玉県から参加した方がグーグルマップを観ても1時間迷ってしまったということがありました。
「これはもしかしたら江口さんも迷っているのかもしれない」
とフジノはドキドキしはじめました。
スタート1時間半が経過した頃、江口さんは無事に到着しました。
江口さんはニコニコしながら
「今日は、JR衣笠駅から歩いてきました」
「横須賀は坂が多い街ですね」
と話しました。
みんなビックリして「!!」という表情になりました。
そう、横須賀市民ならば江口さんが歩いてきた距離の長さや坂の激しさはイメージがわきますよね。
地図を貼ってみますが、実際の坂道の多さはたぶん市外の方には伝わらないだろうなあと思います。
江口さんのツイートから写真を引用させていただきますが、道のりにはこんな坂がたくさんあります。
フジノは江口さんと出会って16年目になります。
その中で、彼女がガンにかかってしまい、激しい闘病生活の末にとても厳しい時期を過ごした日々をリアルタイムで知っています。
命を落としていた可能性もあった訳です。
あの日々から時が流れて、そうして今日につながっているのです。
今年に入って江口さんの体調はかなり良いようで福島や神戸や県外に積極的に移動しておられるのは知っていました。
それでも改めて衣笠から不入斗まで坂道をずっと歩いて上がって来てくれたのかと思うと、彼女の元気さがリアルに伝わって、胸に迫るものがありました。
●
カフェトークを続けていると、いろいろな想いを感じます。
ある人は、ある時期にはとてもつらく厳しく、死に直面していることもしばしばあります。本人だけでなくご家族の死であったり、生きづらさに身動きも取れなくなっている方もおられます。
けれども人はいつも変化する存在です。
別の時期には穏やかな日々を過ごし、カフェトークで最近あったうれしかったことや楽しかったことを話してくれます。
こうした人々のあらゆる物語を追体験できるのがカフェトークなのだと感じています。
今年もカフェトーク参加者のみなさま、ありがとうございました
途中、9ヶ月もあいだが空きましたが、本日もカフェトークに参加して下さったみなさま、ありがとうございました。
初参加の方も、お久しぶりにお会いした方も、またいつかカフェトークが再開できた時にはお会いできますように・・・
そして、会場としてお借りした『コトノハ』スタッフのみなさま、今年もありがとうございました。温かで過ごしやすい雰囲気とおいしいごはんでカフェトークがより豊かな時間に広がったと思います。ありがとうございました。
●
来年、もしも定期開催が復活できたら、今ブログを読んでおられるあなたもいつかお会いできますように。