「リリー賞」14回目を迎えました
今年度も『精神障害者自立支援活動賞(リリー賞)』の募集が行なわれました。
『リリー賞』は、精神保健福祉の世界に関わりのある方々にはとてもなじみ深い歴史のある賞です。
フジノは『人生を変える賞』と呼んでいます。
まさか将来自分が選考委員メンバーに加わることになるとは、かつてのフジノは夢にも思いませんでした。
ご存知ないみなさまにもぜひ知っていただきたいのですが、このような趣旨で設立されたものです。
設立主旨
- 困難な状況を克服して社会参加を果たされた精神障がいの方々の中から、特に優れた活動をなさっている方を表彰し支援します。また支援者部門では、支援者の方、グループ・団体も表彰します。
- この賞をとおして、精神保健福祉に貢献されている方々の姿を社会に広く紹介することで医療と社会の環境整備や充実に寄与し、精神障がい(特に統合失調症)に関する理解を深める一助となることを目的にしています。
応募の資格などは以下の通りです。
応募資格
- 当事者部門
精神障がい者の社会参加や自立を進める活動を、1年以上にわたって行なっている方、グループ・団体。 - 支援者部門
精神障がい者の社会参加、自立を支援する活動を、1年以上にわたって行なっている方、グループ、団体。
選考基準
応募期間
2017年9月1日〜12月31日
表 彰
- 各部門2組の個人またはグループ
- 表彰状・副賞授与
・当事者部門 100万円
・支援者部門 50万円 - 表彰式
・3月23日13時〜 東京国際フォーラム
主催
認定非営利活動法人地域精神保健福祉機構
共催
日本イーライリリー株式会社
後援
日本精神保健福祉連盟、全国精神保健福祉連絡協議会、全国精神保健福祉相談員会、日本精神科看護協会、日本精神保健福祉士協会、精神科作業療法協会、日本うつ病センター、全国精神障害者社会福祉事業者ネットワーク、日本精神神経科診療所協会、全国精神障害者地域生活支援協議会、全国精神障害者就労支援事業所連合会、全国精神保健福祉会連合会、全国精神障害者団体連合会、日本精神保健福祉事業連合
一次選考を終えた20候補が選考委員メンバーに届きました
昨年末に締め切られたのですが、応募は92件もありました。
たくさんのご応募をありがとうございます!
さて、事務局では年末年始を返上して、92件の一次選考を行ないました。
そして、当事者部門・支援者部門それぞれに10候補ずつ、合計20候補をまず選びました。
1月19日、フジノのもとに、この20候補の資料が送られてきました。
応募して下さったみなさまの想い、確かに受け止めました。
ずっしりと重い資料が届くたびに、毎年とても身が引き締まります。
フジノは、人生そのものだと受け止めて毎回読み込んでいます。
フジノたち選考委員メンバーは1週間かけて採点を行ないます。今まさにじっくり読み込んで、何度も何度も読み返して、採点をしているところです。
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ただ、この採点はあくまでも基準をもとにして点数化しただけです。
最終的には、1月28日に行なわれる『選考会』の場で選考委員メンバーで議論して決定します。
昨年の受賞者のみなさんをご紹介します
ちなみに、昨年(第13回)に受賞したみなさんは、こちらです。
- 北海道 NPO法人 精神障害者回復者クラブすみれ会
精神障がいの当事者のみで運営する日本初の共同作業所を30年間運営。ピアスタッフの草分け
(詳しくはこちら) - 大阪府 一般社団法人 UnBalance (アンバランス)
発達障がいの当事者によるピアサポートグループとしてユニークで多面的な活動を展開
(詳しくはこちら)
●支援者部門 副賞50万円
何度も何度も読み返して採点をして、選考会で議論を重ねた上での決定でした。
どの受賞者の方々のことも、とても印象に残っています。
さて、今回はどなたが受賞するのでしょうか。
決定は、1月28日。
発表(プレスリリース)は、2月23日。
豪華なプレゼンターをお招きしての表彰式は、3月23日です。
どうかお楽しみに!