「自殺対策強化月間」の街頭キャンペーンを行ないました
毎年3月は『自殺対策強化月間』です。
1年間で最も自殺の犠牲になる方々が多いのが、3月です。
そこで官民をあげて様々な取り組みを特に強く実施することにしています。
わずか1か月間の取り組みとはいえ、とても大切な取り組みだと思います。
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さて、横須賀市では毎年3月に啓発活動として街頭キャンペーンを行なっています(昨年の様子はこちら)。
お昼の部は、久里浜です。
久里浜商店街さんの全面的なご協力を頂き、なんと『はろーど通り』での開催となりました。
京急久里浜駅前から久里浜自動車学校につながる大通りです!
かつて横須賀市では特別集計という過去の犠牲者の方々の特徴をもとに分析をした結果、主婦層の自殺犠牲者が多いという傾向が分かりました。
そこで数年間にわたって午前中からお昼にかけて街頭キャンペーンを実施し、開催場所もイオン(旧ダイエー)などで集中的に実施してきました。
その結果、主婦層の犠牲者数は減少傾向となっています。
減少傾向とはいえ気を緩めることはできませんので、日中の時間帯に主婦層の方々にアプローチできる場所での実施を継続しています。
それにしても、こんな素晴らしい場所で大々的に開催できるとは思いませんでした。
保健所のみなさんと久里浜商店街のみなさんには心から感謝しています。
市民&県立保健福祉大ボランティア、総勢20名超!
加えて、毎年活動を続けてきてフジノが最もうれしいと感じるのは、『参加して下さるみなさまの存在』です。
けさは10時45分集合でした。
しかし、フジノが10時半頃に集合場所である内川町内会館に向かって歩いていると、すでに歩道にはのぼりが設置され終わっていました。
ゲートキーパー養成研修を終えた市民ボランティアのみなさん、県立保健福祉大学のリハビリテーション学科の学生さんが、集合時刻よりもかなり早くから集まって、準備を始めて下さってました。
熱意あるボランティアのみなさんの存在に、フジノはとても勇気づけられます。本当にありがとうございます。
今日はスカリンも参加してくれました(親子連れに大人気でした。そしてワンコにも愛されていました)。
森下守久理事長のご厚意で商店街にアナウンスさせていただきました
横須賀市の自殺対策シンボルマークであるカタバミの印刷されたビブスと帽子を着けて、準備完了です。
さっそく11時から街頭キャンペーンをスタートしました。
いつものようにフジノが大声をはりあげて街頭キャンペーンの趣旨を訴えていると・・・
ひとりの男性がゆっくりと近づいてきて
「私はこの商店会の理事長をしているものだけど、このマイクを使っていいから。これで話せば通り全体にアナウンスが流れるから」
とマイクを渡して下さいました。
森下守久さん(久里浜商店会協同組合理事長)でした!
「本当によろしいのでしょうか!?」
と尋ねるフジノに
「良いことをやってるんだから、もちろん大丈夫だよ」
と笑顔の理事長。
事務局である保健所からもOKが出たので、なんとそのままフジノがマイクでアナウンスを行なうことになりました。
初めてのことでドキドキしましたが、終了後にボランティアのみなさんが
「マイクがあったおかげで配りやすくなったわよ!」
と褒めていただき、ホッとしました。
お天気にも恵まれて、たくさんの配布物を受け取っていただくことができました。
本日の配布物は
- 相談先が記されたポケットティッシュ
- 相談窓口が網羅された冊子『横須賀こころのホットライン』
- ゲートキーパー養成研修会の日程が記されたチラシ
でした。
全てが終了してのぼりを片付けていた時に、若い男性がフジノに近づいてきて
「一部ください」
と声をかけてくれました。
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森下理事長のもとにマイクを返しに伺ってお礼をお伝えすると、
「おつかれさまでした」
と笑顔で逆にねぎらわれてしまいました。
森下理事長、本当にありがとうございました。
ゲートキーパー養成研修を終えた市民ボランティアのみなさま、ありがとうございました。
県立保健福祉大学の学生ボランティアのみなさま、春休み中にもかかわらず、熱心に参加して下さって本当にありがとうございました。
森下理事長をはじめ、久里浜商店街のみなさま、お昼時にお騒がせして申し訳ございませんでした。
そして、配布物を受け取って下さった全てのみなさまに、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。
なんと1133セットも受け取っていただきました!ありがとうございます!
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さあ、夜は追浜駅です!
がんばります。