「通年議会」導入のおかげで、初めて年度末に「臨時議会」を開くことができました
本日は、議会期間1日だけの臨時議会を開きました。
国会で新年度予算案が成立し、税法などが改正されたことを受けて、横須賀市でも条例を改正する必要があった為です。
本会議、複数の常任委員会、そして本会議が開かれて2つの議案の審査が行ないました。
実は、横須賀市議会にとって『臨時議会』導入後に初めて『年度末に開かれる臨時議会』となります。
専門的な話で分かりづらいのですが、これにはとても重要な意味があります。
これまで『通年議会』を導入する前は、毎年、年度末のこうした条例改正の為の議論が正式な市議会の場で一切行なわれてきませんでした。
それではどうしてきたかというと、本会議も委員会も開かれずに、『市長の専決処分』という形で決定されてしまっていたのです。
そして、議会には後日『報告』だけされます。
これでは議会のチェック機能が働いていません。本来在るべき『二元代表制』の姿ではありません。
●
これは横須賀市議会だけの問題では無く、『通年議会』を採用していない全国の議会で年度末は毎年この問題が起こっています。
地方自治の観点からはとても異常な状態なのですが、当たり前になってしまっています。
このおかしな状況を正す為に、横須賀市議会では1年を通じていつでも議会を再開できるように『通年議会』をスタートしました。
本音を言えば、心身の疲労はとても大きいです。
長期にわたる予算議会が2日前に終わったばかりで、またすぐに臨時議会ですから・・・。
けれども、かねてから望んでいた『議会改革』の実現です。
在るべき二元代表制の姿に近づくことができました。
ですから、今日は横須賀市議会にとって『初めて年度末に臨時議会が開かれた記念すべき日』なのです。
「横須賀市議会は本来在るべき地方議会の姿にまた一歩近づいたのだ」
という強い充実感を感じた1日でした。
(議会改革として何故『通年議会』を導入したか、より詳しく過去のブログ記事に記してあります。よろしければぜひこちらの記事をご覧下さい)