第2回のゲスト講師は藤沢市副市長・宮治正志さんでした
先週4月9日に開講した、牧瀬稔先生の『かながわ学(行政)』。
第2回の本日は、藤沢市の副市長である宮治正志さんがゲスト講師を務めて下さいました。
宮治さんは、早稲田大学政治経済学部を卒業された後、神奈川県庁に入職しました。
湘南地域県政総合センター企画調整部長、政策局知事室長、神奈川県総務局参事監兼財政部長などを歴任されました。
県庁ではとにかく長く財政畑で予算策定に関わっておられたそうです。
こうして神奈川県庁では知事のすぐそばで予算策定に携わり、現在は藤沢市長の片腕として市の予算策定をしておられます。
県と藤沢市の予算を事例に、自治体予算の仕組みを学びました
このように、宮治副市長は、公務員生活の大半を財政畑で送ってこられました。
したがいまして、今日の講義のテーマも『地方自治体の予算の仕組み』でした。
事前にご挨拶に伺うと
「いやあ、議員の藤野さんには知っていることばかりで物足りないと思います」
と言われてしまいました。いえいえ、とんでもありません!
会社員時代こそ、フジノは財政部に2年間在籍していましたので、民間企業の会計の仕組みは実務経験があります。
けれども地方自治体の会計は、全て独学で文献から学びました。実務の経験もありません。
あやふやな知識やまちがった理解もたくさんあると思います。
今回、30年もの実務経験に基づいて宮治副市長に予算の仕組みを分かりやすくご説明していただいたことは、とても貴重な機会でした。
さらに、神奈川県の予算と藤沢市の予算をもとに解説をして下さいました。
フジノは他都市の予算書をみたのは初めてでした。
講義形式で自治体予算の仕組みを学んだのは初めてでしたし、フジノにとってはさらなる理解につながり、講義を受けて良かったと感じました。
・・・ただ、入学したばかりの18歳の学生のみなさんにとっては初めて聴く内容ばかりで難しかったことと思います。
学生のみなさん、がんばってくださいね!
市議会と大学とのパートナーシップ協定を活かしていきたいです
宮治副市長は、お忙しい中にもかかわらず、もう1度(7月)講師をして下さいます。楽しみです。
さらに次回は、海老名市のシティプロモーションについて現場の職員の方をゲスト講師に学ぶ予定です。
今後の授業計画をみても、学ぶことがたくさんあります。
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横須賀市議会と関東学院大学とのパートナーシップ協定をもとに、フジノは聴講をさせていただいています。
地域創生・自治体政策の専門家として高く評価されている牧瀬稔先生と、さらに出石稔副学長と、毎回講義のたびに意見交換をさせていただく機会もあり、とても有意義です。
パートナーシップ協定を有名無実化させずに、積極的に両者が行き来することで顔と名前の一致する関係になりたいと思います。
そして、横須賀市議会にとっても関東学院大学にとっても、ともに良い成果をもたらせるようになりたいです。