発言通告書を提出しました
6月6日からスタートする6月定例議会。
市長へ一般質問を行なう議員は11名で、6月6日~7日の2日間にわたって本会議が開かれます。
もちろんフジノも市長へ一般質問を行ないます。
そこで、質問の要旨を記した『発言通告書』を提出しました。
けさが締切だったのですが、今回も忙しいスケジュールの中で原稿を書くのは本当に大変でした(汗)。
フジノは「多文化共生のまち」へ横須賀を変えたいです
つい先日も、人口減少を外国の方々の労働力に頼る為に、2025年頃までに新たに50万人超の方々を招き入れたいとの政府原案が報じられました。
フジノは、もう日本社会は変わらねばならないと考えています。
政府は移民受け入れを拒否しておきながら、実際には外国人留学生と技能実習生のみなさんがいなければあらゆる職業が成り立たない社会になっています。
これからは、外国の方々と共に暮らしていく社会へと名実ともに変わっていくべきです。
そもそも横須賀は県内で2番目に外国の方々が多く暮らしており、基地関係も含めれば、市内人口の4.4%が外国の方々です。
このまちは、外国人市民も日本人市民もともに『地域の担い手』として暮らしていただく『多文化共生社会』へ進化していかねばなりません。
まだまだ外国の方々が暮らしづらい現状を改善したいです
こうした想いから、前回の一般質問(2018年予算議会)でも、外国人市民の方々が安心して暮らしていかれる体制づくりについて質問を行ないました。
安心して医療にアクセスできることは、暮らしていく上での最低条件ともいえる大切なことです。
現在抜け落ちている、日本語で119番通報できない外国の方々への対応について提案します。
1.日本語での119番通報が困難な外国の方に、多言語で24時間対応できる「三者間同時通訳システム」を導入する必要性について
今後さらに日常的に外国の方々が増えていく本市は、横須賀再興のためにも『多文化共生のまち』へ進化していかねばならない。
従来の日本人市民中心の対応では不十分で、外国の方々も地域の担い手として安心して安全に本市で暮らしていかれるように、行政の在り方も変わっていく必要がある。
現在、本市と米海軍横須賀基地は『急派センター』に通訳を依頼し、また救急隊による翻訳アプリ『救急ボイストラ』の使用によって、英語圏の方々の通報と、救急隊にアクセスできた後の15カ国語対応は可能だが、英語以外で119番通報を行う方々への対応が抜け落ちている。
(1) 日本語での119番通報が困難な外国の方が緊急時にも安心して医療へアクセスできるようにするために、多言語で24時間対応できる「三者間同時通報システム」を早急に導入すべきではないか。
以上が1問目です。
次のブログ記事で2問目以降をご紹介しますね。
「救急ボイストラ」をご存知ですか?
ところで今回の質問の中にでてきた『救急ボイストラ』ですが、ご存知でしょうか?
昨年2017年4月に消防庁が出したプレスリリースをご紹介します。
平成29年4月18日
総務省
消防庁
情報通信国際戦略局
「救急ボイストラ」の全国の消防本部への提供開始
消防研究センター及び総務省所管の国立研究開発法人 情報通信研究機構(以下「NICT」という)では、外国人来訪者の増加を踏まえ、『情報難民ゼロプロジェクト』の一環として、救急隊用の多言語音声翻訳アプリ『救急ボイストラ』を開発し、全国の消防本部に対して提供を開始することとしましたので、お知らせします。
- 救急ボイストラの概要
NICTが開発した多言語音声翻訳アプリ『VoiceTra(ボイストラ)』をベースとして、救急現場で使用頻度が高い会話内容を『定型文』として登録し、外国語による音声と画面の文字により円滑なコミュニケーションを図ることが可能なものです(資料1参照)。
また、定型文以外の会話でも、音声翻訳が可能となっています。
さらに、話した言葉が、日本語文字としても表記されることから、聴覚障害者などとのコミュニケーションにも活用が可能です。
対応言語は15言語
(1)英語
(2)中国語
(3)韓国語
(4)スペイン語
(5)フランス語
(6)タイ語
(7)インドネシア語
(8)ベトナム語
(9)ミャンマー語
(10)台湾華語
(11)マレー語
(12)ロシア語
(13)ドイツ語
(14)ネパール語
(15)ブラジルポルトガル語 - 今後の予定
本日、消防庁より、都道府県を通じて全国の消防本部に対して活用促進を通知し、要望に基づき順次提供を開始します(Android版を先行的に提供し、iOS版は29年度中に対応する予定)。
『ボイストラ』は誰でもふつうにスマホにダウンロードできる無料のアプリです。
フジノもiPhoneに入れてあります。
短い文章はほぼ完ぺきに翻訳してくれるのでおススメです。
『救急ボイストラ』は、この『ボイストラ』の救急専門バージョンなのですよー。