関東学院大学「かながわ学(行政)」の聴講へ
今日は、質問作成と議案書の読み込みの合間をぬって、関東学院大学金沢文庫キャンパスにお邪魔しました。
横須賀市議会と関東学院大学との包括的パートナーシップ協定に基づいて、聴講制度が設けられています。
そこで、4月から牧瀬稔先生の『かながわ学(行政)』を聴講させていただいています。
「文書主義」は民主主義の根幹であることを改めて学びました
本日のゲスト講師は、東大和市役所の文書課長である下村和郎さんでした。
文書課の仕事はまさに縁の下の力持ちで、民主主義の根幹を支えているといっても良いと思います。
下村さんは、行政の仕事が『文書主義』であることについて、丁寧に学生のみなさんにお話して下さいました。
世間では文書主義のことを『お役所仕事』と揶揄することもありますが、フジノは体験を通じてそれは違いますとハッキリとお伝えしたいです。
これはフジノが政治家に転職してからも常に意識していることなのですが、
- 意思決定とそのプロセスをいつでもさかのぼれる為
- 情報の伝達と公開の為
- 説明責任を果たす為
にも、どんなささやかな事柄でもひたすら文書として残すようにしています。
(*実際はパソコンのメモを使用しています。作成時間、更新時間など全てが記録されていますので)
「そもそも行政が扱っている文書は誰のものか?」
という、根本的でとても大切な事柄についてもお話して下さいました。
公文書等の管理に関する法律
第1条
健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用しうるものである。
活動を現在及び将来の国民に対する責務が全うされるようにすることが目的
法律にも明確に位置付けられているように、行政の文書は全て主権者である国民のみなさまのものなのですよね。
国民のみなさまの『知る権利』を守ることが何よりも大切です。
そして同時に、政治・行政にとっては
ことで、より良い行政運営を進めることができます。
牧瀬先生やフジノらにとっては、こうしたお話は改めて納得というか、うなずきながら聴かせていただきました。
ただ、学生のみなさまに同じように理解してもらうことは当然ながら難しい訳です。
(これは政治・行政に関わっていなければ、大人でも同じだと思います)
そこで、昨今のニュースから4つの話題を取り上げて、具体的な事例にからめてお話して下さいました。
逗子ストーカー殺人事件において、加害者が雇った探偵に情報を提供してしまった逗子市役所の対応は、今も絶対にあってはならない悪い手本として心に刻んでいます。
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毎回「学生のみなさんにとってはやや難しいかな?」と感じるのですが、議員であるフジノにとっては行政の取り組みを再学習するすごく良い機会です。
下村課長、本日はありがとうございました。
そして牧瀬先生、本日もありがとうございました。
東大和市はとても素敵なまちですね
ところで、東大和市は『出生率が都内ナンバーワンのまち』です。
さらに『共働き子育てしやすい街ランキング第3位』(2017年)のまちでもあります。
日本の総人口が減少する中でも年々人口が増えている珍しいまちのひとつです。
多摩湖のほとりをいつか訪れてみたいなと感じました。
関東学院大学金沢文庫キャンパスに学びに訪れた時の、自分へのご褒美は学食での食事です。
今日は、500円でおすすめプレートを頂きました。
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さあ、学びの後は横須賀へ戻ってひたすら仕事です!
6月議会はあさって6日(水)スタートです。
一般質問の順番も明日5日(火)の議会運営委員会で決まります。
まさに直前の忙しい時期まっただなか。
がんばりますよー!