関東学院大学でゲストスピーカーを務めました
今日は、関東学院大学の金沢八景キャンパスへ向かいました。
草間剛さん(横浜市会議員)が講師の『かながわ学(政治)』でゲストスピーカーを務めました。
貴重な機会を頂いた草間先生、ありがとうございます。
「性的な多様性の保障」を語ってきました
実は今年2018年1月22日にもこの講義でお話する機会を頂きました。テーマは、フジノのメインの政策である『自殺対策』についてでした。
今回はテーマを変えて、フジノが取り組んできた『性的な多様性の保障』についてお話しました。
セクシュアリティについて何も知らないという設定で草間先生が様々な質問を投げかけてフジノがそれに答える、というスタイルで進めました。
「そもそも『LGBT』という言葉を聴いたことが無い人は手を挙げて下さい」
と草間先生が呼びかけると、約60名程の学生の中でひとり手を挙げてくれた学生さんがいました。
教室で挙手をするのはかなり勇気の要る行動ですから、きっとその学生さん以外にも、LGBTという言葉を聴いたことが無い方は居たはずです。
そこでフジノは、改めてゼロから基礎知識をお話することができました。
生まれた時に指定された性別、性的指向、性自認、性表現など、そもそも論からお話をすることができたのはありがたかったです。
その上で、いわゆる性的マイノリティとされる方々が置かれている現状と、その現状を変える為にフジノがこの11年間で取り組んできたことをお話しました。
今年5月に横須賀市はLGBTs関連施策で全国自治体トップと評価していただいたのですが、どうして政党にも会派にも所属しないフジノがひとりきりでこれを実現することができたのか、などもじっくりと語ってきました。
「新潮45」問題と、今日の講義と同時刻に開催されていた「Tokyo Love Parade」
草間先生が「新潮45の問題についてどう思いますか?」と質問して下さったので、改めてフジノの考えをお話しするとともに
そして今日この講義と同じ時間帯に東京では『Tokyo Love Parade』というパレードが行われていることをお伝えすることができました。
講義を受けている学生のみなさんと同世代の若者たちが今この瞬間に、社会に対して自らの想いを訴える為にパレードをしていることをリアルにイメージしてほしかったのです。
今この瞬間の目の前の社会は、とても生きづらいかもしれません。
けれども、アクションを起こし続けることによって、必ず社会は変えることができることを知ってほしいとフジノは願っています。
特に、講義を受けているみなさんのような若い世代がアクションを起こし続けること、決して諦めずに訴え続けることは、とても大切なことです。
フジノは、目の前に理不尽な困難がある時はどうかみなさんにアクションを起こしてほしいといつも願っています。
社会を変えるのは、政治家ではありません。ひとりひとりの市民によって世界は変わるのです。
その想いが今日の講義を通じてほんの少しだけでも届くといいなと願っています。
学内のカウンセリングセンターの取り組み
ところで、学内の掲示板に関東学院大学カウンセリングセンターがこちらのポスターを貼り出してくれているのを見つけました。
関東学院大学に通っている学生の多さを考えれば、ヘテロセクシュアルでは無い方も当然たくさんいらっしゃると思います。
同性を愛する人も居れば、性別を問わずに愛する人も居れば、誰のことも愛さない人も居ます。
生まれた時に指定された性別(戸籍に記された性別)とは違う性別こそ本来の自分だと感じる人も居ます。
人の数だけ、セクシュアリティは様々です。
もしも友達や家族や社会から、自らのセクシュアリティのことで不当な扱いを受けたり悩みごとがあれば、関東学院大学にはカウンセリングセンターがあって相談にのってくれます。
大学がこうしてしっかりと取り組みを進めてくれることはとても良いことですね。
この講義の仕掛け人=出石稔副学長もいらっしゃいました
講義の途中から、副学長である出石稔教授(法学部地域創生学科)が教室に入ってこられて、草間先生とフジノとのやりとりを聴いておられました。
最後に、出石副学長もマイクを通して学生のみなさんに
「現実に起こっていることを講師のみなさんの生の声を通じて学んでほしい」
と激励して下さいました。
他大学の講義を調べたことは無いのですが、この講義のように政党を超えて様々な現役の政治家が自らの取り組みや想いを語るのは、とても珍しい取り組みだと思います。
『学問の自由』や『大学の独立』という価値観から、政治の介入を避ける風潮があるイメージがあります。
しかし、この『かながわ学(政治)』は、講師とゲストスピーカーに現役の地方議員を招きながらも様々な観点を学生のみなさんに提供するバランスの取れたパッケージになっていると思います。
実は、この講義の仕掛け人がまさに出石副学長なのですね。思い切った講義を設定したなあとフジノは感心しています。
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今日この機会を提供していただいた草間剛先生、そして受講している学生のみなさん、ありがとうございました。