DELI議員の市政報告に行ってきました!
今日は、松戸市議会議員のDELI議員の市政報告に向かいました。
会場は、松戸市内のJR北小金駅前です。
DELI議員は、千葉県松戸市で再び市政にチャレンジします。
フジノは4年前に続いて、もう1度DELI議員に市議会議員になってほしいと心から願っています。
横須賀から遠く離れた松戸市。
それなのに何故フジノはDELI議員が必要だと訴えているのか?
4年前はこんな理由を書きました。
(2014年8月28日のブログより)
東日本大震災による東京電力福島第一原発事故以降、フジノは、山本太郎さんと三宅洋平さんのお2人を応援してきました。
『脱原発』『脱被曝』を国政で訴えてくれる新しい力が必要だからと信じたからです。
そして今、DELIさんを応援する理由は、『脱原発』『脱被曝』を身近な地方議会で訴えてくれる新しい力が必要だからです。
3.11から3年が経過したにもかかわらず、『脱原発』が明確な国の方針にならないのは、やはり政治(国会・地方議会)のしくみの中に『脱原発』を訴える政治家が少ないからです。
もっとそうした想いを政治の場で訴える存在が必要です。
国政には、山本太郎参議院議員が存在してくれています。
地方議会には、もっともっと多くの同じ想いを持つ政治家が必要です。
フジノは地方議員の立場で、『脱被曝』の取り組みを行なってきました(例えば全国に知られた給食食材の事前事後の測定を行なう『横須賀方式』はフジノの提案で実現しました)。
フジノはただの無所属議員で、どんな政党も組織もカンケーありません。でもやればできるのです。
本気の政治家がもっと増えれば、必ず現実を変えることができます。
DELIさんは、必ず本気の政治家になってくれるはずです。
4年間が経った今、DELI議員に政治家を続けてほしいもっと大きな理由があります。
今日はその理由ををぜひみなさまにお伝えしたいと思います。
彼の実現したことは、全国に広がっていきます!
地方議員には、2種類のタイプがいます。
- 地域の課題を解決するタイプ
- 地域の課題を解決することで、その取り組みが全国の自治体に波及していくタイプ
断言します。DELI議員は後者です。
DELI議員が様々な取り組みを実現すると全国に広がっていくのです!
そんな大きな影響力を持つ議員は、極めて少ないです。
DELI議員の存在は『地方議員の宝』だとフジノは考えています。
フジノは自分が政治家を引退したとしても『脱原発』『脱被曝』についてはDELI議員が政治家として存在してくれる限りは安心だと考えています。
原子力発電所から数百キロ離れている松戸市で安定ヨウ素剤の流通備蓄に成功しました!
DELI議員の訴えてきたことが成果を結んでいます。
例えば、『安定ヨウ素剤の供給に関する協定』についてです。
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まず、横須賀市の状況をお伝えします。
『GNF-J』(全国の原子力発電所の燃料を作っている会社です)があり、原子力空母の母港になっています。
『GNF-J』は、三浦半島の中心部にあり、人口密集地域にあります。
だから、毎年のように地域では事故を想定しての原子力防災訓練を行なっています。
放射能が放出するような事故に備えて、内部被曝を防ぐ為の『安定ヨウ素剤』も横須賀市には備蓄されています。
(安定ヨウ素剤については『日本医師会』のパンフレットがとても分かりやすいのでをぜひご覧下さい)
横須賀市では、市民全員分の『安定ヨウ素剤』を市内15ヶ所に分散して備蓄しています(行政センターや保健所等です)
災害時には、配布場所である28校の市立小学校に市職員が運んで、住民の皆さまに配布する計画です。
『安定ヨウ素剤』は3年しか保存ができないので、定期的に買い換える必要があります。
さらに、年齢によってのむ量やその形状が異なります。
例えば、錠剤のままのむのが難しい方の為に『水薬』(液体)が必要ですが、これは専門家による調剤が必要です。
そこで横須賀市では、横須賀市薬剤師会のご協力をいただき、薬剤師会の薬剤師、市立2病院(市民病院・うわまち病院)・保健所の薬剤師による調剤訓練も行なっています。
(市立2病院は初期被ばく医療機関に指定されており、安定ヨウ素剤の備蓄場所でもあります)
さらに横須賀にはもう1つの存在があります。
もしも原子炉が事故を起こせば、放射能による深刻な被害が想定されています。
横須賀市は、全国的にも極めて特異な存在なのです。
したがって、安定ヨウ素剤を市内に備蓄しています。
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一方、松戸市の状況は横須賀市とは全く異なります。
松戸市は東京電力福島第一原子力発電所から200km離れています。
東海第二原発からも90km以上離れています。
国の定めた『安定ヨウ素剤』の備蓄対象地域ではありません。
原発から30km圏内は備蓄、5km以内は住民に事前配布する。これが国のルールだからです。
けれども、DELI議員の計測によって松戸市内には多くのホットスポットが発見されました(DELI議員は約200ヶ所を発見し、除染してもらいました)。
つまり、放射能が降ってくるのは原発からの距離だけが要素なのではありません。風向きなどによって大きな影響を受けるのです。
どこが安全かということは、距離なんかでは決まりません。
つまり、国による原発からの距離で一律に安定ヨウ素剤の備蓄を定めているルールは現実とはかけ離れています。
そこでDELI議員は「もしも再び原発事故が起これば、人々の命を守る為には安定ヨウ素剤の備蓄が必要だ」と訴えてきました。
そして今年ついに実現したのが、『流通備蓄』です。
市内11カ所の薬局と松戸市は協定締結を完了しました。
これは常に備蓄しているというのとは異なりますが、とても有効な方法です(予算措置的にも実務的にも)。
*あくまで災害発生時の薬局の在庫に応じて対応してもらうもので、状況によっては十分な数量が確保できない可能性もあります。
しかし、原子力発電所等の原子力施設からここまで距離が離れている自治体での『(流通)備蓄』は初めてではないか、と思います。
つまり、全国に向けて前例を作ったのです。
地方自治体は前例をつくれば、とても動きやすくなります。
あるまちがすでに実現していることは、他のまちも前例があることによって導入しやすくなるのです。
このDELI議員の成果によって、全国の『安定ヨウ素剤』備蓄を目指している市民団体や地方議員によって
「自分たちのまちでも実現できるはず」
という『新たな希望』が生まれました。
これがフジノの言っている、
地域の課題を解決することで、その取り組みが全国の自治体に波及していくタイプ
の政治家なのです。
例として挙げたのは、DELI議員が実現してきたいくつもの成果のうちの1つをご紹介したに過ぎません。
その他にも、全国に大きな影響を与える取り組みを松戸から実現してきたのがDELI議員なのです。
DELI議員の存在は『地方議員の宝』とフジノが言うのはこうした理由からです。
DELI議員の市政報告を配り、クロストークをしました
北小金駅前では、DELI議員の市政報告を配りました。
DELI議員は4年間をかけて、公約通り、市内にある公園・緑地の『空間放射線量』と、遊具周りやホットスポットの『土壌』を採取して『放射線量』を計測し、土壌の汚染状況を把握しマッピングしました。
市内外の市民のみなさんにご協力いただきながら、なんと428ヶ所の公園・緑地の計測を終了したのです(2018年7月24日現在)。
放射線量をマッピングした情報は、DELI議員のホームページに全部アップされています。
そのホームページもとても素晴らしくて、お住まいの住所を入れれば近くの公園の線量がすぐ分かるようになっています。
こんなに大変な作業を専門家ではなく、市民のみなさまと市議ひとりが最後までやり遂げただけでも素晴らしいのですが、本当に見やすくて分かりやすいです。
おこさんのいらっしゃる方々は安心してこどもたちを公園で遊ばせることができます。
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今日は、市政報告を配布した後でDELI議員とクロストークをしました。その一部を動画でアップします。
『脱被曝』だけしか取り組まないのか、と批判されることがあるDELI議員。
『自殺対策』だけしか取り組まないのか、と批判されてきたフジノ。
1つの政策をずっと訴え続けることがいかに大切なことかをお話しました。
ちなみにDELI議員は『脱被曝』だけでなく、保育の問題や在宅療養(地域包括ケア)などフジノと共通のテーマも議会質疑で取り組んでいます。
シングルイッシューしか取り組んでないという批判は的はずれなのです。
そんなDELI議員の仕事ぶりが大好きです。
だからこそ、アサノ先生の『地方自治論』でゲストスピーカーを依頼された時には必ずDELI議員にも一緒に出演していただいています。
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まもなく11月には松戸市議会議員選挙がやってきます。
フジノはその時には必ず松戸へ向かいます。
それはDELI議員の闘いであると同時に、フジノ自身の闘いなのです。
フジノは応援をするのではありません。脱被曝の為の闘いを一緒に闘うのです。
DELI議員、これからもともに全力で頑張っていきましょうね!