「地域福祉計画」の「分科会案」が完成しました
今日は、『社会福祉審議会』の下部組織である『福祉専門分科会』が開かれました。
今年2018年6月14日、上地市長が「地域福祉計画の策定について」を正式に諮問しました。
それから5ヶ月にわたって、実際の議論を担当する『福祉専門分科会』において積極的な議論が続けられてきました。
そして今日、ついに『地域福祉計画(福祉専門分科会案)』が完成しました。
分科会の上部組織である社会副審議会・全体会での今日の議論が終わると、正式にパブリックコメント案となります。
ぜひ分科会案をご覧下さい!
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『地域福祉計画』が冊子となる時の表紙には、小中学生のみなさんから募集した絵が使われる予定です。
今日はその表紙に採用する絵をどれにするか、分科会メンバーみなさんで投票しました。
さて、どなたの作品が選ばれるでしょうか。
今後のスケジュール
『地域福祉計画』についての今後の予定は、下の表のとおりです。
来年2019年1月7日からパブリックコメント手続きがスタートします。
月 | 内容 |
---|---|
12月 | 市議会へ12月定例議会において一般報告 |
1月 | 広報よこすか・市HPでパブリックコメント手続開始を予告 計画素案のパブリックコメント手続きスタート(1月7日~31日) |
2月 | 2月7日 第6回福祉専門分科会 (パブリックコメント手続き結果報告案・最終案提示) 2月14日 第7階福祉専門分科会 (パブリックコメント手続き結果報告・答申案提示) |
3月 | 計画完成! 市議会へ3月定例議会において一般報告 |
ぜひパブリックコメント手続きの際は、市民のみなさまからもたくさんのご意見をお寄せくださいね。
これまでの経緯
改めて、これまでの経緯をご紹介します。
昨年2017年9月議会の本会議・一般質問で、フジノは『地域福祉計画』の策定を提案しました。
これまでは
- 障がい福祉
- 高齢福祉
- こども家庭福祉
- 自殺対策計画
- 健康増進・食育推進
- データヘルス
のように、テーマごとの行政計画は存在していました。
しかし経済社会状況が複雑化していく中で、もはや縦割り行政で対応ができなくなりました。
第1に、新たな課題がどんどん顕在化してきました。
- 生活困窮
- こどもの貧困
- 外国につながりのある人々
第2に、個別の課題ごとに法律や制度を新たに作っても、そうした法制度の谷間に落ち込んでしまい、何の救済も支援も受けられない方々がたくさん存在しています。
そこで、国は社会福祉法を改正して、複合・多問題に苦しむ人々や制度の狭間でSOSを発信できない人々などをまるごと支援することとしました。
その為に、全国の市町村に対して、そうした地域まるごとケアの仕組みを新たに『地域福祉計画』として位置づけるよう求めました。
しかし前市長は動きが鈍く、情けないことにフジノが一般質問した時点で全国の中核市で未策定は2市のみでその1つが横須賀市というありさまでした。
そこで、上地市長に交代した直後にフジノが地域福祉計画づくりを提案しました。
もちろん地域福祉の重要性を訴える上地市長は「計画策定は不可欠だと考えており、ぜひ策定したい」と答弁して下さったのでした。
そして、今年2018年6月14日に上地市長は社会福祉審議会に対して「地域福祉計画の策定について」を正式に諮問したのです。
『地域福祉計画』は、保健・医療・福祉・教育のあらゆる個別の計画の根っこに位置づけられるものです。
フジノは、今回の分科会案をとても良いものができたと高く評価しています。
『地域福祉計画』を武器にして、これまでサポートされることの無かった多くの方々への新たな事業をどんどん提案していかれると感じています。
フジノは提案して本当に良かったと提案者ながら痛感しています!
市長が交代したおかげでやっと『地域福祉計画』づくりが実現します。
本当に良かったです。
(次の記事に続きます)