教育福祉常任委員会(2日目)が開かれました
昨日に続いて、教育福祉常任委員会が開かれました。
今日は『報告事項』からスタートしました。
たくさんの『報告事項』の中から、今日のブログでは『市立2病院の病床数及び機能について』を紹介したいと思います。
うわまち病院を建て替えて新たに作る病院(以下、『新病院』と省略しますね)と市民病院の2つについて、ベッド数(病床数)と機能が健康部内で決定されました。
新病院と市民病院の「新たなベッド数」を報告します
2025年度の『新たなベッド数』です。
まず、うわまち病院の現在のベッド数と、2025年スタートの新病院のベッド数です。
病床機能 | 2018年現在 (うわまち病院) |
→ | 2025年度 (新病院) |
増減 |
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高度急性期 | 118床 | → | 142床 | +24床 |
急性期 | 169床 | → | 199床 | +30床 |
回復期 | 100床 | → | 109床 | +9床 |
慢性期 | 0床 | → | 0床 | |
感染症 | なし | → | なし | |
合計 | 387床 | → | 450床 | +63床 |
*上は実際に稼働しているベッド数です。設置が許可されているベッド数とは異なります。
『新病院』では、現在のうわまち病院よりも63ベッド増えることになります。
特に、『高度急性期』『急性期』のベッドを大幅に増やすのは、より症状の重い、命の危険にある方々に、より適切なタイミングでしっかり対応できる体制になることを意味しています(*)。
2025年にかけて入院が必要な方のニーズがぐっと増加してピークとなり、2040年頃までその高止まりは続きます。
フジノが建て替えを提案した理由の1つである『2025年〜2040年の医療ニーズの圧倒的な増加』について、これによって対応できることになります。
(*)医療関係者のみなさまからすると違和感のある表現なのは承知しております。あくまでも広く市民のみなさまにご説明する上での表現なのだとご理解下さい。
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次に、市民病院の現在のベッド数と、2025年スタートのベッド数です。
病床機能 | 2018年現在 | → | 2025年度 | 増減 |
---|---|---|---|---|
高度急性期 | 66床 | → | 69床 | +3床 |
急性期 | 222床 | → | 247床 | +25床 |
回復期 | 68床 | → | 68床 | |
慢性期 | 0床 | → | 0床 | |
感染症 | 6床 | → | 6床 | |
合計 | 362床 | → | 390床 | +28床 |
*上は実際に稼働しているベッド数です。設置が許可されているベッド数とは異なります。
市民病院は2025年度までに28ベッド増えることになります。
こちらも『高度急性期』『急性期』が28ベッド増える訳ですが、理由は『新病院』と同じく、『2025年〜2040年の医療ニーズの圧倒的な増加』に対応できるようにする為です。
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一方、これまでうわまち病院には慢性期(50ベッド)が『新病院』ではゼロになっています。
後ほど改めてご説明したいのですが、この点は『慢性期ゼロ』についてはフジノもかなり質疑を行ないました。
健康部としては、
- 横須賀市が力を入れてきた在宅療養(病院中心ではなくてご自宅で療養する方向性)の流れはさらに進んでいくこと
- 横須賀市内の民間3病院(パシフィック・ホスピタル、湘南病院、聖ヨゼフ病院)に慢性期のベッドが合計356ベッドあること
から、十分対応できる、市立2病院には慢性期を(現時点では)設ける必要は無い、との考えを取っています。
(次の記事に続きます)