9月スタートの「高齢者のごみ出し支援」の実績は3件のみ
本日の教育福祉常任委員会では『高齢者のごみ出し支援』について質問しました。
このブログでも9月26日に発表しましたが、横須賀市ではご高齢の方でごみ出しが困難な方のお宅に直接訪れてごみの個別収集をスタートしました。
高齢化率が高く、地形の高低差の激しい土地の多い横須賀市では、ご高齢の方でなくともごみ出しが難しい方がたくさんいらっしゃいます。
しかしスタートにあたっては、どれだけニーズがあるかという推計ができなかい為に、とても厳しい条件で対象を絞らざるをえませんでした。
スタートから2ヶ月半が経過した今、フジノは委員会質疑でその取り組み状況を尋ねました。
Q.フジノの質問
現在、市役所の所管課の名称は、人権・男女共同参画課です。
そして、条例やプランに関して、諮問に基づいて議論や答申を行っている機関は、男女共同参画審議会です。
性的な多様性が自明の理である現在において、これらの名称や目的も現実に沿ったものではありません。
そこで市長に伺います。
性的な多様性を前提とする現実に合ったものに変えていくべきではないでしょうか。お答え下さい。
A.市長の答弁
人権・男女共同参画課及び男女共同参画審議会の名称や目的を性的な多様性を前提としたものに変更すべきではないかという御質問をいただきました。
所管課名や審議会の名称は、その目的とともに市民の方にわかりやすいことが大切であると考えています。
人権・男女共同参画課及び男女共同参画審議会の名称や目的の変更については、第5次男女共同参画プランや事業の方向性などを踏まえ、考えていきたいと思います。
ということで、実績は3件のみとなりました。
対象を拡大するよう提案しました
この取り組みのスタート前に担当課から説明を受けた時には「50~60世帯は申し込みがあるのではないか」とのことでした。
実績が3件だった理由は、条件を厳しく設定しすぎたことが原因だとフジノは考えています。
そこで、対象の拡大を提案しました。
Q.フジノの質問
3件ということなのですが、まだスタートアップの段階だからということかと思うのですけれども、説明の時には50~60世帯を見込んでおられるとのことでした。
これからさらに増えていくのか、あるいはここでいったん3件で止まっていく状況なのか、今のところどう分析をしておられますか。
A.高齢福祉課長の答弁
実際に始めたところ、相談は多数こちらに寄せられています。
これ以上の相談はございますので、今、対象としている条件が、本当に来年度以降これで対応できるものなのか、今年度の実数等推移を見ながら、より適正な規模に対応できる形で対応を考えていきたいと考えております。
Q.フジノの質問
まさに次の質問で申し上げたかったことなのですが、条件である65歳以上、自力でごみを出せず、かつ支援者がない、要介護2以上で福祉事務所が必要と認める世帯、かつ住民税非課税世帯という条件が、ずっとこのままいくべきなのかというのを感じていました。
当初、50~60世帯まで見込んでいたということもあり、もしこの条件のままで3件とかひと桁台で推移するのであれば、もう少し条件を緩和しても良いのではないかと思いました。
改めて御答弁をいただけたらと思います。
A.福祉部長の答弁
現在のところ、14件ほど相談がございまして、そのうち3件が実際にごみ出しの支援という形になっております。
その中で、やはり当初の条件で当てはまらないものというのがあります。
今後もう少し、まだ始めて時間がたっておりませんので、3月まで様子を見まして、3月の委員会の中で御報告させていただいて、今後の対応について考えたいと思います。
ということで、福祉部長から「年度末まで実績の推移をみて今後の対応を検討したい」との答弁をえました。
実際に、高齢福祉課長は現場にとても詳しくニーズもしっかり把握しておられるのですが、この取り組みは高齢福祉課だけで決定できる訳では無いのです。
資源循環推進課、資源循環久里浜事務所との3つの課が連携して実施しているという性格上、即答できない。
でもフジノの体感としては明らかにこの条件は厳しすぎるが故に実績が3件のみと少なかったのだと確信しています。
また、ご高齢の方々だけに対象を限定する必要性もありません。
対象を拡大していくべきです。
まずは3月までの実績の推移をみて、その上でより強く対象の拡大を求めていきます。
引き続き、大切なテーマとしてご報告していきますね。