今年も「ひとり自殺対策街頭キャンペーン」をスタートしました
毎年12月23日から翌年1月3日まで、フジノは『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』を市内各地で行なっています。
昼に降っていた雨も夕方にはやみましたので、例年どおり本日12月23日から今年もスタートしました。
早いもので、今年で13回目になりました。
全国各地で年末年始をのりこえられる為の活動がスタートしています
毎年のことですが、この季節は本当に寒くて大変なのに官公庁は御用納めで休暇に入ってしまいます。とても生きづらい季節なのに行政の支援が途絶えてしまうのです。
そこで全国各地ではNPOや市民団体の仲間たちが越年越冬の様々な活動をスタートしています。
そしてフジノの持ち場は『このまち』です。このまちで自殺対策に全力を尽くしていきます。
『横須賀こころの電話』の周知とともに、街角でおひとりおひとりのご相談をしっかり聴かせていただきます。
「横須賀こころの電話」は365日年中無休です
毎年のことですが、改めて『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』について説明しますね。
12月29日から市役所は御用納めに入ってしまい、三が日が明けるまで、あらゆる相談支援業務が機能を停止してしまいます。
今年はあと4日間しか市役所はオープンしません。
毎年フジノはこれが悔しくてなりません。
警察・消防・救急・自衛隊、医療・介護・障がい福祉サービスをはじめ、命を守る為の他のあらゆる職種は、年末年始もいつもどおり動いています。
電車・バス・タクシーなど公共交通機関、そして民間のサービス業のみなさんも働いて下さっています。
働き方改革を正しく進めて我が国はもっと人々がたくさんお休みを取るべきだと思います。
しかし、命を守るあらゆる仕事は全てシフト勤務でまわしています。おひとりおひとりはお休みを取っても、仕事そのものはオープンしています。
命を守らねばならない責任があるからです。
それなのに市役所や保健所をはじめ、行政機関はみな年末年始に閉じてしまいます。全く理解できません。おかしいです。
御用納めに入ったからといって、市民のみなさまのお困りごとやお悩みごとが消えて無くなる訳ではありません。
一方、『横須賀こころの電話』だけはいつもどおりオープンしています。
フジノが提案して14年前に横須賀市がスタートさせた『横須賀こころの電話』だけは年中無休です。
「市役所が例え御用納めに入ってしまっても、365日年中無休で市民のみなさまの相談をお聴きしている電話があるんです。
もしもあなたやあなたの大切な人がもしも困っていることや悩んでいることがあれば、どうかお電話をかけて下さい」
と、フジノにはお伝えする責任があります。
人々の孤独感がより深まるこの季節に、365日年中無休の『横須賀こころの電話』の存在をひとりでも多くの方に知ってもらう必要があるのです。
だから、毎年12月23日〜1月3日は市内各駅やワイデッキでこうして『ひとり自殺対策街頭キャンペーン』を行なっています。
今年の街頭キャンペーンは新たに2つの工夫をします
昨年は毎日新聞がこの取り組みを報じて下さったおかげで、『横須賀こころの電話』の認知度がかなりアップしました。
とても強力な援軍でした。
街頭キャンペーンがより効果を上げる為に毎年新たな仕組みを考えているのですが、今年は2つの新たな取り組みにチャレンジしました。
- 音響システムをものすごく聴きやすい設備にしました
- 毎日1分半ほどの動画をアップしていきます
まず音響システムです。
いわゆるメガフォン(トラメガとも呼ばれます)はやめました。大きな音は出るのですが、聴き取りづらいからです。
プロが路上ライブでも使うボーカルアンプを導入しました。
DELI議員(松戸市議会議員・アーティスト)に相談にのっていただいて、マイクも『ゴッパチ』にしました。
これでボリュームを上げなくとも聴き取りやすくなり、周囲への騒音での迷惑も減らすことができると同時に、通行人のみなさまにはより明瞭で聴き取りやすい音で言葉がお届けできるようになりました。
毎日動画をアップしていきます
そしてもう1つ。
この街頭キャンペーンは、街角に出てくることができる人やそのご近所の方々にしかフジノの声は届きません。
そこで過去にもインターネットで動画を配信したことが何度かありましたが、今年は毎日動画を必ずアップすることにしました。
1分半ほどの動画を複数のSNS(例えばツイッターやFacebookなど)に掲載していきます。
これによって必要な情報が必要な方に少しでも多く届くことを目指したいと思います。
下の動画が今日12月23日にアップしたものです。
市民のみなさま、ワイデッキを通行中にフジノの演説に耳を傾けて下さるみなさま、毎年本当にありがとうございます。
どうか、年中無休でご相談をお聴きし続けている『横須賀こころの電話』の存在を知って下さいね。
そして、どうかお電話をかけてくださいませんか。
心からお電話をお待ちしております。