「よこすかひとり親サポーターズひまわり」の定期総会とお花見会へ
体調のことでみなさまにご心配をおかけしてしまい、申し訳ございません。
復職をした当初はメールで頂いていたご相談へのお返事を書くことから徐々に時間を増やして、ついに昨日からは外出しての仕事も再開しました。
今日は、久里浜の神明公園に向かいました。
昨年に続いて『よこすかひとり親サポーターズひまわり』の定期総会とお花見会に参加する為です。
「ひまわり」はひとり親家庭のこどもたちとシングルペアレントを全力で支えてきました
昨年の活動報告と今年の年間計画案が承認されました。
横須賀市が『ひまわり』に事業を委託しています。
なかでも、下の4つの取り組みは実績も良く、フジノとしても嬉しい結果となりました。
名前 | 参加者数 |
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親子キャンプ(宿泊) | 22組 |
父子家庭交流会 | 3組 |
親子アウトドア講座 | 19組 |
外国人との離別・法律講座 | 6組 |
どれもフジノにとっては思い入れの深い取り組みばかりです。
「なかなか旅行やアウトドア体験をする機会が無い」という声からスタートした親子キャンプ・アウトドア講座。
以前はフジノもキャンプに参加したものです(カレーがおいしかった!夜のキャンプファイヤーも楽しかったです)。
今年度(2018年度)は、キャンプに22組・アウトドア講座に19組も参加して下さってすごく嬉しいです。
『外国人との離別・法律講座』は、全国的にも誇れる取り組みです。
沖縄と同じく、横須賀も米軍基地がありますので、当然ながら国際的な恋愛・結婚もたくさんあります。そして、結婚があれば、離婚もあります。
日本人同士の離婚もいろいろな困難がたくさんありますが、国際離婚はさらに大変です。
日本の法律での『離婚』は、養育費などの面で本当に不利になることばかりなので、しっかりと情報をお伝えして、プロの弁護士の方にご協力いただいています(こちらが過去の様子です)。
例えば、配偶者が米軍人の方の場合、アメリカはチャイルドサポートがしっかりしているので配偶者の給与から養育費を天引きされます。
一方、日本では養育費の支払いが滞り、やがては支払われなくなることが本当に多いです。そこで、アメリカの法律に基づく離婚を優先的におすすめするなど情報提供と具体的手続きなどの支援をすすめてきました。
『ひまわり』の活動とフジノの議会質疑を連動させて、2015年と2016年には米軍人との離婚による困難を解消をめざして市との協議も行われました。
2016年の開催後、残念ながら横須賀市側の動きがストップしてしまいました。
そこで市長交代を好機に、この取り組みをしっかり再開させていこうという活動も進めています。
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父子家庭(シングルファーザー)のこどもたちへの支援は、市議になる前から続けてきました。
2003年に市議になった当初、父子家庭支援に取り組む政治家があまりにもいなかった為、本当によくフジノはメディアの取材を受けました(例えばこちら)。
それから10年が経って状況が改善されたかといえば、残念ながら違います。
離婚が増えた分だけシングルファーザーは増えたのですが、相談や支援は依然としていきとどいていないもどかしさを感じています。
そこで2017年予算議会で、改めて「見えづらい存在となってしまっている父子家庭」になんとか情報提供や支援をしたいという願いから提案をしました。
フジノの質問
続いて、ひとり親家庭への支援について伺います。
『母子家庭等指導講座事業等委託料』についてです(注:『ひまわり』が受託している事業の名前です)。
かねてから、
「父子家庭は数が少なく、集まりを開催してもなかなか定着をしない。1度来ても、交流会は母子家庭ばかりで参加しづらい、ということで、2度と来ない方がほとんどだ」
ということを申し上げてきました。
そこで、父子家庭を対象とした、あるいは父子家庭に限定した取り組みを行なってほしいと申し上げてきましたが、2017年度予算には反映されているのでしょうか。
こども青少年給付課長の答弁
確かに、委員のおっしゃるとおり、父子家庭の参加しにくい状況があるというのは、承知しております。
委託先(『ひまわり』のことです)に、今年度講座をしているものがありましたので、私も実際行ってみたのですが、ある講座で母子家庭が10何世帯参加している中に、父子家庭の方も1世帯おられました。
委託先に話を聞いたところ、
「以前は父子家庭に限って企画したこともあるのだけれども、そのときは参加が無かった。だけれども、相談の結果、父子家庭のこういう参加も当然あるべきだ」
と話し合いしまして、2017年度には父子家庭も対象とした講座も開催できると考えております。
フジノの質問
大変感謝しております。
その取り組みは1回だけでは、もしかしたらまた参加者ゼロかもしれないのですが、息の長い取り組みにしていただきたいです。
父子家庭には『見えない貧困』がさらに母子家庭以上の可能性もある。そういう方もおられる、と聞いていますので、継続をした取り組みを進めていただきたいと思います。
ということで、『ひまわり』には父子家庭を強く意識した『父子家庭交流会』を改めて毎年開催していただくことになったのです。
もちろん提案者として、フジノは昨年2018年の父子家庭交流会にも伺いました。
3組という数字だけみると「少ない」という評価があるでしょう。
けれども、母子家庭の方々も「そもそも『ひまわり』に電話する気力も時間も無かった」「参加するまで勇気がとても必要だった」というのが離婚・離別の際の心理的な状況なのです。
父子家庭の方々が3組も来て下さったことはフジノにとって望外の幸せでした。
余談ですが、1度出会った方のことは永遠に忘れません。お住まいの地区の担当保健師さんをご紹介したり、その後の保育園に入れたかどうかを伺ったり、機会を捉えてはお声がけさせていただいています。
成長していくお子さんを見られるのは本当にうれしくてたまりません。お父さんが少しずつ元気を回復して下さっていく姿にも。
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離婚・離別は、特別なことではありません。
責められることでは全くありません。
僕は、こどもたちを守る為にも全力で親御さんたちを支援していきます。
『ひまわり』の2019年度年間計画も充実しています。
日頃の相談(メール・電話・面談)に加えて、市から受託した事業と独自の活動(年間19回プラスアルファのイベント)にもとても期待しています。
もしもこのブログをご覧になっておられる、これから離婚を考えておられる方々、なかなか離婚してもらえずに苦しんでおられる方々、離婚の精神的なダメージからなかなか立ち直れない方々など、『ひまわり』の活動に興味を持った方がおられたら、ぜひご連絡くださいね!
『よこすかひとり親サポーターズひまわり』のホームページはこちらです。
総会の後はみんなでお花見です
総会の後は、恒例のお花見です。
会場の神明公園は、うわまち病院の移転先に決まってしまったこともあり、あと数年間でお別れになってしまいます。
フジノは『ひまわり』ではもっぱらこどもたちの保育担当というか遊び役なのですが、今日は体調が戻っていなくて走ることはできず。
たくさんの親御さんたちと会話をして、ときに相談を聞かせていただいて、本当にありがとうございました。
加えて、フジノはしばらく休職していたのですが、かれこれ12年以上ともにがんばってきた3人のリーダーと再会できたのは大きな励みになりました。
みなさんが居てくれる限り、僕もがんばれる。
そう感じました。
元気をいただきました。ありがとうございます!
「神奈川フードバンク・プラス」とのコラボも実現しています
そして、最後にもう1つ。
フジノにとってフードバンク活動の支援は大切な取り組みの1つです。
なかでも、『NPO法人神奈川フードバンク・プラス』は横須賀での活動スタート前からのおつきあいで、事務局にもスタッフにも長年の戦友(とあえて呼ばせて下さい)がいらっしゃいます。
今日はその『神奈川フードバンク・プラス』から、たくさんの飲み物と食べ物とお菓子を『ひまわり』に提供していただきました。
両方の活動に大切な想いを持つフジノとしては、両団体の協力関係がこの上なくうれしくてたまりません。
みなさま、『神奈川フードバンク・プラス』の活動にもどうかご賛同くださいね。